『日本のいちばん長い日』時系列徹底解説!

動画での説明

今回の記事は、動画で説明を行いつつ文字での補足をして参ります。まずはこちらの動画を是非チェックしてみてください。

基本事項

・太平洋戦争において劣勢を余儀なくされていた日本。

・その1945年4月から終戦の8月15日まで、政府・陸軍、そして天皇陛下に何がのあったかを描く映画。

・前半はポツダム宣言受託が決まるまで、後半は8/14-8/15正午までの24時間の激動を描く。

・アンサンブル作品ではあるが、一応の主人公は当時の陸軍大臣である阿南惟幾。

原作
半藤一利「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日」

映画
1967年:岡本喜八監督、三船敏郎主演
2015年:原田眞人監督、役所広司主演
※この板書(動画)は、2015年の映画版を軸に解説

阿南惟幾が主人公である理由
原作者の半藤一利が、執筆に際して「大本営機密日誌」を参考にしたため。
この本は阿南惟幾の自決に立ち会った竹下正彦が執筆している。

時系列

1929年:鈴木貫太郎=当時侍従長、阿南惟幾=侍従武官、天皇陛下へ共に仕えていた

1945年4月7日:鈴木貫太郎内閣成立、陸軍大臣に阿南惟幾を指名、同日に戦艦大和が撃沈される

4月12日:ルーズベルト米大統領死去、トルーマン副大統領が大統領就任

4月30日:アドルフ・ヒトラー自殺→5月8日:ドイツ、連合国に無条件降伏

5月25日:東京大空襲

6月22日:天皇陛下と最高戦争指導会議の6名懇談、終戦へ向けて舵が切られ始める
→天皇陛下「戦争の終結についてもすみやかに具体的な研究を遂げこれの実現に努力するよう希望する」

7月27日:ポツダム宣言発令→静観・黙殺(何も知らずにソ連を介した和平交渉)

8月6日:広島に原爆投下→8月8日:ソ連、日本に宣戦布告

8月9日:聖断を仰ぐため憲法運用上の規範違反することを決断→長崎に原爆投下→最高戦争指導会議→閣議→翌日へ

8月10日:御前会議で鈴木首相が聖断を仰ぐ、聖断によりポツダム宣言の受託へ→国体護持を連合国へ申し入れる
→天皇陛下 「このまま戦争を続け文化を破壊し、世界人類の不幸を招くことは私の望むところではない」

8月12日:連合国から回答における天皇陛下を「subject to」という訳について紛糾(制限の下に置かれるvs隷属する)

8月13日:陸軍にてクーデーター計画が進む、閣議にてポツダム宣言受託の流れ

8月14日:御前会議で改めて聖断が下される
→天皇陛下 「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、将来の回復に期待したいと思う」
終戦詔書を巡り閣議紛糾、天皇陛下が玉音放送の録音・無事終了

■15日早朝にかけ宮城事件(クーデター未遂):陸軍強硬派らが宮城および放送会館を占拠→早朝に鎮圧

8月15日:ポツダム宣言受託→日本無条件降伏、阿南陸相自決、畑中少佐ら自決、正午の玉音放送→終戦

8月17日:鈴木貫太郎内閣総辞職


    ライタープロフィール

    ヤギシタシュウヘイ (柳下修平)

    ヤギシタシュウヘイ (柳下修平)

    シネマズPLUS編集長、1986年生まれ、31歳。個人ブログ「Cinema A La Carte」も運営。幻冬舎女性誌「Ginger」にて映画コラム連載も。

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