俳優・映画人コラム

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2021年02月18日

女優・綾瀬はるか、「進化と深化」の20年を辿る

女優・綾瀬はるか、「進化と深化」の20年を辿る


3年ぶりの映画、最新作は日本版『Mr.&Mrs. スミス』?


(C)2020映画「奥様は、取り扱い注意」製作委員会


映画の綾瀬はるかの最新作は『劇場版 奥様は取り扱い注意』です。

これまで年に一本は新作映画を提供してくれた綾瀬はるかですが、なんと映画は3年ぶりとなります。コロナ禍で延期になった部分を差し引いてもこれだけ作品がなかったのはちょっとなかったことなので否が応でも期待が高まります。

綾瀬はるか演じる元特殊工作員の“奥様”と実は彼女を監視していた公安部のエリートの夫・西島秀俊との危なっかしい夫婦生活が今回も展開されます。



(C)2020映画「奥様は、取り扱い注意」製作委員会

2017年のドラマ版の最終回のラストシーンは、強烈なクリフハンガーのまま終わり、続編か?映画化か?と憶測が飛び交いましたが、ついにスクリーンに帰ってきます。しかも、奥様こと菜美はある事情から記憶を失っているという驚きの展開から物語をスタート、引き続き夫として公安エリートとして監視と愛情の間で苦悩する夫と名前を変えて地方都市に引っ越し、新たな生活を始めますが、そこにもまた問題があって…。

見どころはなんと言っても綾瀬はるかのアクション。元々岡田准一の「SP」シリーズや小栗旬主演で西島秀俊も出演している「CRISIS」の企画、脚本を手掛けた直木賞作家の金城一紀が“綾瀬はるかの身体能力”ありきで企画したドラマ作品でしたが、映画でもその部分は健在。綾瀬はるかが、清野菜名などと並んでジャパンアクションアワードの常連女優であることを再認識させてくれます。



(C)2020映画「奥様は、取り扱い注意」製作委員会


一方でタイトル『奥様は取り扱い注意』という言葉が指し示す通り“夫婦の絆”のあり方についてもドラマ以上に描かれ、アクションという名のラブシーンもたっぷり描かれ、まさに日本版『Mr.&Mrs. スミス』といった趣の作品に仕上がりました。
 

ドラマ、映画、双方で毎回違った顔を見せてくれる綾瀬はるか、次の一手は何になるのか?ドラマではNHKの「あなたのそばで明日が笑う」というタイトルがアナウンスされています、果たして?

(文:村松健太郎)

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