板尾創路、女たちとの濡れ場…行定勲監督『ジムノペディに乱れる』予告映像

行定勲監督の初ロマンポルノ作品『ジムノペディに乱れる』の予告編映像が解禁となっている。

板尾創路主演!映画『ジムノペディに乱れる』予告映像


行定勲監督 ジムノペディに乱れる 日活ロマンポルノ1



自宅のピアノから流れてくるエリック・サティの「ジムノペディ」の音色。目を覚ました映画監督の古谷慎二(板尾創路)はピアノが置かれた部屋へ足を踏み入れるが、そこにはピアノを弾いていた妻の姿はない――古谷は久々に新作映画の撮影に入っていた。国際映画祭で高い評価を得た名声は過去のものとなり、今では低予算映画の仕事にありつくのがやっとだった。かつては「精神が研ぎ澄まされていれば、金がなくても映画だ」と、どんな条件でもやる気を失わなかったが、今では「こんな現場は映画じゃない」と愚痴っている。撮影直前になって、主演女優の安里(岡村いずみ)がラブシーンで愚図りはじめ撮影が進まない。古谷は強引に説得するが、安里と言い争いとなり、険悪な雰囲気のまま撮影は中断してしまう。その日、古谷は昔から関係がつづく衣裳部スタッフと一夜を共にする。そして翌朝、彼女から安里が降板したことを知らされる……。映画は製作中止となり、時間を持て余した古谷は、街で会った映画専門学校の教え子・結花(芦那すみれ)の部屋に転がり込む。思わせぶりな態度で挑発してくる結花と体を重ねる古谷。雨の音に紛れてどこからかジムノペディが聞こえてくる――

行定勲監督 ジムノペディに乱れる 日活ロマンポルノ4



映画『ジムノペディに乱れる』は、これまで数多くのラブストーリーを手掛けてきた行定勲監督が、初めてロマンポルノに挑んだ作品。2016年で製作開始から45周年を迎え、50周年に向けて始動した「ロマンポルノリブートプロジェクト」の一環で製作された作品。生誕150年を迎えたエリック・サティの名曲「ジムノペディ」の調べにのせ、ラブストーリーの名手・行定勲監督が、切なく不器用な大人の愛を官能的に描く。

「ロマンポルノリブートプロジェクト」は行定勲監督のほか塩田明彦監督、白石和彌監督、園子温監督、中田秀夫監督ら第一線で活躍する監督陣が、完全オリジナルの新作を28年ぶりに撮りおろすことでも話題になっている。

行定勲監督 ジムノペディに乱れる 日活ロマンポルノ3



主演を務めるのは芸人、俳優など様々な顔をもつ板尾創路。映画監督としても2本の作品を残し注目される彼が、全てを失い自暴自棄になっている映画監督の男・古谷を演じる。

また、古谷を惑わすヒロイン・結花には、新進気鋭の女優・芦那すみれ。これまではBOMI名義でミュージシャンとして活動しており、本作が本格的な映画デビュー作となる。さらにもうひとりのヒロイン・安里には、NHK大河ドラマ「真田丸」の出演など、注目の若手女優・岡村いずみ。2人とも本作で、初めて濡れ場に挑戦し、美しく官能的なラブシーンを披露している。

その他の出演者には、田山由起、田嶋真弓、木嶋のりこ、西野翔らが板尾創路と官能的に乱れる姿を披露。さらに、ロマンポルノを代表する女優・風祭ゆきもカメオ出演している。

行定勲監督 ジムノペディに乱れる 日活ロマンポルノ2



このたび解禁となった予告映像では、板尾創路が演じる映画監督の古谷が、女たちの肌のぬくもりに助けられながら、失った何かを探し求める姿が描かれており、古谷をとりまく女たちとの官能的なシーンを想起させる映像がちりばめられている。本作は、中央線沿線が舞台になっており、ロマンポルノにも深い関わりがある映画監督の実話エピソードにもインスパイアされており、終盤に放たれる「感じるんだ」というセリフには、不感症で不寛容な時代へ一石投じるものになっているとのこと。

映画『ジムノペディに乱れる』は、2016年11月26日(土)より新宿武蔵野館ほか順次公開。



(C)2016日活

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