“AIさえ欺く”。舞台は世界、武器は知性。阿部寛が挑む前代未聞のマネーゲーム。
7月4日(金)より全国公開となる映画『キャンドルスティック』のジャパンプレミアが6月19日、ヒューリックホール東京にて開催された。

©2025CANDLESTICK PARTNERS
主演の阿部寛をはじめ、菜々緒、アリッサ・チア、サヘル・ローズ、津田健次郎、YOUNG DAIS、そして本作で長編映画監督デビューを果たした米倉強太監督らが登壇し、映画の魅力や国際共同制作ならではの裏話を語った。
本作は、元天才ハッカーの主人公・野原(阿部寛)が、“AIを騙して”大金を手に入れるという型破りな計画に挑むマネーサスペンス。
世界4ヵ国6都市を股にかけた“騙し合い”の頭脳戦を描いた壮大な物語だ。
冒頭、DUALが本作のエンディングテーマ「I need you」を生披露し、プレミアは華やかに開幕。
阿部が「今日初めてこの映画を公開します。皆さんが一番最初の観客です。この世界を楽しんでいってください」と挨拶すると、会場には大きな拍手が沸き起こった。
世界を股にかける“騙し合い”のスリルとスピード感
阿部は「脚本を読んだ時は株やFXというテーマに馴染みがなく不安もあったが、完成した作品は驚くほどスピード感にあふれていて、まったく新しい感覚の合作映画だった」と感想を語った。
野原の恋人でFXトレーダーの杏子を演じた菜々緒も、「とにかく楽しんで観ていただきたいです。キャストの皆さんの目の演技がとても印象的」とコメントし、阿部との恋人役については「大先輩と恋人役ができて嬉しかったです」と笑顔を見せた。
「AIを騙せるか?」というテーマが示す“人間の可能性”
イラン出身のサヘル・ローズは、「AIを騙せるのか?というテーマは現代的で挑戦的。この映画は文化や言語を越えてひとつの平和を描いている。奇跡の映画です」としみじみ語る。英語・日本語・ペルシャ語を駆使した国際色豊かな演出にも注目だ。
台湾からの出演となったアリッサ・チアも「この映画が大好きで、監督とキャスト全員に感謝している」とコメント。国境を越えた信頼とチームワークの結晶であることが、登壇者の言葉からも伝わってきた。
AIも驚く⁉ 豪華キャストの“騙された”エピソードが続々
イベントでは「自分史上最大に騙されたエピソードは?」という質問も飛び出し、阿部は「母を偽のゴキブリで驚かせた子どもの頃の悪戯」を告白し、会場を沸かせた。
菜々緒も「アップルパイを焦がされて2度怒った母との思い出」を披露。
アリッサ・チアや津田健次郎、サヘルらもユーモアたっぷりのエピソードを次々と語り、和やかなムードに包まれた。
阿部寛×米倉強太 初タッグに期待高まる
阿部は「MEN’S NON-NO出身の後輩・米倉監督の才能に惚れ込んで出演を決めた。キャスト一人ひとりのキャラクターが丁寧に描かれていて、監督の手腕に感動した」と語り、初長編を務めた米倉監督も「やっと皆さんと作品を共有できて嬉しい」と感無量の様子で挨拶を締めくくった。
マネー、テクノロジー、そして“人間”を描いた新感覚スリラー。映画『キャンドルスティック』は、7月4日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。

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映画『キャンドルスティック』

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- 公開日:2025年7月4日(金)
- 原作:川村徹彦「損切り:FXシミュレーション・サクセスストーリー」
- 監督:米倉強太
- 出演:阿部寛、菜々緒、アリッサ・チア、津田健次郎、サヘル・ローズ、YOUNG DAIS ほか
- 配給:ティ・ジョイ
- 公式サイト:https://candlestick.jp
- 公式X・TikTok:@candlestick_jp
- ハッシュタグ:#キャンドルスティック
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