スター猫・あなご登場に北村一輝さんもデレデレ!?『猫侍 南の島へ行く』完成披露舞台挨拶
LiLiCoさんのライバル(?)あなご登場!
北村さんは今作で出演のみならず原案・脚本も手がけていますが、「チケットなどに原案・脚本と書いてあるのを見て、僕もびっくりしたんです」と北村さん。
「最初の脚本もいい話だったんですが猫があんまり入っていなくて、”これは猫侍じゃないぞ”と。プロデューサーとも話して、1作目で賞を頂いた帰りに話していたことをあのままやろうよ、ということになったんです。でも、書く人が僕かプロデューサーしか居なかったので、ドラマを撮りながら夜な夜な書いたんです」と脚本を執筆することになった経緯を語ります。
LiLiCoさんが「現場でも北村さんはアイディアをどんどん出してました!」と現場での様子を紹介すると、台湾や韓国でも公開されることが前提だったとのことで、北村さんは「言葉がわからなくても伝わるように、ギャグや細かいところを振り切ったり、いろいろ考えました。だからちょっと行き過ぎた映画と言っているんですけれども、現場ではみんなで話し合いながら作ったので、その代表として名前が載っているようなものです」と謙遜。
「見る人に楽しんでいただきたいな、と。どうやって観る人に楽しんでもらおうかということばかり考えて作った作品なので、親しみやすくなっていると思います。気楽に観ていただきたいというか、そっとそばに置いてね、という感じです」と話していました。
独特なヒロインを演じたということで、役作りについて尋ねられたLiLiCoさんは「最初の登場シーンの一行目に”男みたいな女が座っている”って書いてあったんですよ。普段、この役はあの女優さんだなってイメージが浮かんでくるけど、それが今回はやっぱり自分の顔だったもんね!この役は自分にしかできないかな、と思って、役のために髪を切ったんです!」と役を演じる上でのこだわりを垣間見せるコメントをしていました。
また、久太郎にアタックするもなかなかうまくいかない役どころということで、「プライベートに似てるので、見たことあるシチュエーションだなぁって思ったら普段の自分ってこんな感じだなぁ!」と自虐するLiLiCoさん。北村さんが壁ドンを取り入れたいと話した時には、心の中でガッツポーズをしていたそうです。
この作品への思いを尋ねられた渡辺監督は「思いは大してないんですけど」と即答し、会場に笑いが起こります。
「映画コメンテーターとしては困りますよ!」とLiLiCoさんから厳しく言われるものの、「何となくできちゃった」とあくまでスタンスを崩さずひょうひょうとしていた監督ですが、玉之丞を演じたあなごについて「非常に優秀な猫で、彼女が居なければ映画もドラマもできなかったので、感謝しています」とあなごへの思いを語ります。
ここで、あなごとジャックが登場。
北村さんは、コワモテ侍という役どころを感じさせないほど顔をゆるませながら「ここにいるキャストの中で、一番安心して一緒のシーンを演じられました」と話します。
また、ジャックとは初対面というLiLiCoさんでしたが、あなごについて「ジェラシーを感じているのか、壁ドンのシーンで耳が真後ろにいってて、私のことをガン見してたんです」と北村さんをめぐる、あなごとのライバル関係を明かしていました。
イベントの最後には、登壇者を代表して北村さんから挨拶が。
「プロが集まって心で届けようとしている作品です。たまにアラなどもあると思いますが、僕たちは気にしていないので(笑)、終わったあとに楽しかったな、と言っていただけたらうれしいです。今日、この場に来ていただいて本当に申し訳ないと思いますが、ぜひ楽しんでください」と、主演が謝り倒す異例の舞台挨拶は幕を降ろしました。
『猫侍 南の島へ行く』は9月5日(土)より、全国ロードショーとなります。
公式サイト http://nekozamurai.info/
(文・写真:大谷和美)
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