染五郎さんが男としてコレだけは負けないものって…? シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 阿弖流為』完成披露上映会

cinemas_yakumo_vol.62



はじめましての方もそうでない方もこんにちは。

八雲ふみねです。

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青い空に青い海。
この季節はお天気がいいと気持ちいいですね〜。
さて。

八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.62 

今回は…。

ハジける俳優たち!!

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 阿弖流為』完成披露上映会の模様をお届けします。

 




 

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歌舞伎の舞台を映画館で上映する「シネマ歌舞伎」シリーズ第24弾は、市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助主演により、2015年新橋演舞場で上演された『歌舞伎NEXT 阿弖流為』。
ダイナミックな立ち回り、スピーディーな展開、壮大なストーリーと、従来の歌舞伎にはないスケール感で描かれた話題作が早くもシネマ歌舞伎として上映されることになりました。
その完成披露上映会の舞台挨拶に、主演の市川染五郎さん、中村勘九郎さん、中村七之助さんが勢揃い。
八雲ふみねが司会を務めました。

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蝦夷のリーダー、阿弖流為(アテルイ)を演じた、市川染五郎さん。
「劇場に19台のカメラを設置し、シネマ歌舞伎のために撮影したものです!」と、満面の笑み。
その完成度に自信の程を覗かせます。

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蝦夷征伐を朝廷から命じられる武将、坂上田村麻呂を演じた、中村勘九郎さん。
「染五郎さんが発信した新たなスタイルの歌舞伎、『歌舞伎NEXT 阿弖流為』に関われたことが本当に嬉しい」と、爽やかな笑顔。

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阿弖流為を導く謎の女、立烏帽子(たてえぼし)を演じた、中村七之助さん。
「周囲の人から『劇団☆新感線は出るものじゃなくて観るものだよ』と聞いてましたが、本当にそのとおりで、日々ハードでした」と、茶目っ気たっぷりなご挨拶。

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この作品では劇団☆新感線の いのうえひでのり さん、
中島かずき さん がそれぞれ演出、脚本で初めて歌舞伎に挑戦されたことでも話題となった本作。
激しいアクションシーンも多く、体力的にも大変な公演だったとか。
そのあたりを染五郎さんに伺うと…。
「阿弖流為は最強の男なので、とにかく次から次へと何十人も斬らなきゃいけない。たまに、こんなに強くなくてもいいのに…と思うこともありました(笑)。でも立ち回りはこの舞台の肝ですから。カッコイイ殺陣をつけていただいたので、頑張りましたよ」と〜〜。

「稽古場からとても楽しかった」と声を揃えるのは、勘九郎さんと七之助さん。
「これまでにない新しいもの、面白いものを作りたいという思いで、稽古場から熱かったですね。カンパニー全員が同じ方向を向いて突き進んでいく感じが心地良かったです」と勘九郎さんが話すと、七之助さんが「いのうえさんの演出は最初に動きがあって、そこに感情を乗せていくスタイル。歌舞伎と似てるなぁと思いました」と、いのうえさん、中島さんと共に歌舞伎の舞台を作り上げるという試みに刺激を受けた様子でしたよ。

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さて本作では、染五郎さん演じる、北の民・蝦夷の族長 阿弖流為と、勘九郎さん演じる蝦夷制圧を目論む朝廷側の将軍 坂上田村麻呂の二人が、お互いを認め合いながらも戦わなければならない…という、男同士の友情と戦いも物語の大きな見どころとなっています。
男同士の戦いということで、染五郎さんに勘九郎さん、七之助さんに「男として、ココは勘九郎さんと七之助さんに絶対に負けない」というところはありますか?
…と、質問すると。

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