海老蔵が提灯をプレゼント!『ハドソン川の奇跡』ジャパンプレミアレポート

クリント・イーストウッド監督の最新作『ハドソン川の奇跡』のジャパンプレミアが15日行われ、主演のトム・ハンクスとアーロン・エッカートが来日し、ファンと交流を行った。また市川海老蔵も登壇し感想を伝えた。

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3年ぶりのトム・ ハンクスは「日本に戻ってくるのはいつも嬉しい。日本には何度も来てるけど、本当に楽しい。」と笑顔を見せる。

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アーロン・エッカートは「こんにちわ。」と日本語で挨拶すると、トムは思わず驚き顔。そんなトムを気にせず「今日は本当にありがとう。今日は楽しんでください。」とあいさつした。

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スペシャルゲストとして登壇した市川海老蔵の印象について聞かれるとトムは「今日は歌舞伎のメイクじゃないので、誰かわからなかった。ほんと日本のジェームズ・ボンドといっていいくらいかっこいい。」と絶賛。

アーロンは「ものすごくハンサム。あのぱっと一目で才能のある方とわかるのでハリウッドでも通用する。力も強くて我々もやっつけられると思う。だって日本のジェームズ・ボンドだから。」とトムのボケを引き継いで会場を笑わせた。二人から褒められた市川は「恥ずかしい、恥ずかしい。」と恐縮した様子。

市川は二人を前に映画の感想を求められると「トムとアーロンに会えて光栄、外国映画のイベントに呼ばれるのは今日が初めて。」と前置きし、「自分が正しいということを証明することが難しいことか、職務に忠実でいること、自分の正義を信じて戦っている人に勇気を与える映画。一人で戦ってるわけではなく、皆で戦ってるから奇跡が起きるんだなと思った。印象に残ったセリフはトムの『40年間パイロットを務めてきたが、208秒で人生が変わることがある』ほんとに数秒の判断で人生が変わることがある。」と感想を述べた。また人生の大きな決断について聞かれると「海老蔵を襲名したとき。ちょうどそのとき父が倒れたときだったので大きな決断だった。」と語った。

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また映画の見どころを聞かれたトムは「この映画を通して、プロが自分の仕事をきちんとやるかがいかに大事か伝わると思う。この奇跡はひとりで起こした奇跡ではなく、警察や消防隊などが協力しあってできたこと。日本でも被災などあったけど、助け合うこと、その精神を描いた映画。」と一人ではなく皆で協力しあうことで奇跡が起きること、協調性の重要さを語った。

アーロンは「トムが言いたいことをほとんど言ってしまったけど、イーストウッドの映画。イーストウッド大好きだよね?アメリカを代表する俳優であり、監督。イーストウッドの情熱をこめた作品で、英雄について語ってるけど、誰でも英雄になれる。勇気とは何か。娯楽作品としても楽しめるので是非見て欲しい。」と英雄についての映画であり、誰でも英雄になれると説明。

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また、来日を記念して市川から二人に名前が入った提灯がプレゼントされた。提灯を見て二人は「ビューティフル」と嬉しげ。さらにトムはアーロンの提灯に方が名前が長いことをうらやましがった。アーロンは日本語で「ありがとう。」とお礼。

同作は2009年にニューヨーク上空850メートルで155人を乗せた航空機を突如襲った全エンジン停止事故で、管制官から近くの空港に着陸するよう指示がある中、機長のサリーはそれを不可能と判断しハドソン川への不時着を決断する。この偉業を「ハドソン川の奇跡」と呼ばれ、サリーは英雄として賞賛されるはずだったが、機長の究極の判断に疑惑がかけられ……。

『ハドソン川の奇跡』は9月24日から全国公開。

(取材・文:波江智)

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