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自閉症の少年・オーウェンが描いた物語をアニメ化
自閉症の少年・オーウェンが描いた物語をアニメ化
2歳で自閉症と診断されたオーウェン・サスカインドが描いた物語が、『怪盗グルーの月泥棒』のVFX制作会社であるマック・ガフのアニメーターたちによって短編アニメ化された映像がシネマズに到着した。
マック・ガフ、オーウェンが描いた物語をアニメ化
今回公開されたアニメ映像は、、2歳で自閉症と診断されたオーウェン・サスカインドが、ディズニー・アニメーションと家族の愛に支えられて言葉を取り戻し、自立していく過程を追ったドキュメンタリー映画『ぼくと魔法の言葉たち』に関連して公開されたもの。
映画『ぼくと魔法の言葉たち』は、アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートに続き、アニメ映画賞であるアニー賞にて特別業績賞を受賞、日本でも文部科学省特別選定作品(一般非劇映画・青年&成人向き)に選出されている話題作となっている。
今回公開された物語のタイトルは「迷子の脇役たちの国」。森で迷子になった男の子と、ディズニーの脇役たちが悪者に立ち向かう冒険ファンタジー作品となっており、『怪盗グルーの月泥棒』のVFX制作会社であるマック・ガフのアニメーターたちがアニメ化を手がけ、温もりのあるタッチのイラストが、従来の線画アニメーションやCGアニメーションとは違った味わいを感じさせるものに仕上がっている。
ロジャー・ロス・ウィリアムズ監督は、本アニメーションについて「私とオーウェンと、フランスのMUC GUFF社のアニメーターたちと一緒に、オーウェンのファンタジー世界に命を吹き込みました」とコメント。
さらに「彼が作ったオリジナルの敵役のキャラクターは彼自身が生活の中で直面している困難を反映しているようでした。彼にとって“迷子の脇役たちの国”は自分自身の物語を描いた伝記、あるいはドラマを書いているようなものだったので、私はぜひこれをアニメにしてスクリーンに描きたいと強く思ったのです。パリのアニメーターたちは高畑勲監督の大ファンで多大な影響を受けたそうです」と明かしている。
映画『ぼくと魔法の言葉たち』は、2017年4月8日(土)よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開。
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