「福士蒼汰」と「映画」と「関西」の関わり
「福士蒼汰」と「映画」と「関西」の関わり
上映中映画『無限の住人』出演、そして27日(土)に公開される映画『ちょっと今から仕事やめてくる』に主演している俳優・福士蒼汰。昨年末に公開された『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』と合わせると、3作品連続で、何かしら”関西”に関係しているんです。
今回は、すでに公開されている(終了した)『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(略:ぼく明日)と『無限の住人』での福士蒼汰さんの魅力をたっぷりと語ります。
(C)2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会
こんなキリっとした福士蒼汰観たことない!
(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会
まずは、上映中の『無限の住人』から。
公開から約1ヶ月が経っていますが、開催中のカンヌ国際映画祭で上映されたことで、この数日は再びニュースにも取り上げられています。
「”ぶった斬り”エンタテイメント」と表しているだけあって、たしかに、ストーリーが深掘りされているというよりは、斬りまくり、斬りまくり、斬りまくり・・・という、非常に殺陣のシーンが多かった作品です。
主人公の万次(木村拓哉)が満島真之介、北村一輝、市川海老蔵など主役級の俳優さんをぶった斬っていくわけで、1場面しか登場しない方々も多かった中で、天津影久(福士蒼汰)は序盤から登場しクライマックスでもかなり活躍する、ストーリーの要を握っていた存在でした。
万次と、万次を用心棒として雇った凛(杉咲花)とは、簡単に言えば敵です。
関西との関わりですが、この作品は、京都にある東映スタジオ他、関西にある寺社をロケ地として撮影したようです。(※劇中の設定は江戸です)
さて、「福士蒼汰」と言えばどんな作品を思い浮かべるでしょうか。
2年近く携わっていた仮面ライダーシリーズや、映画『好きっていいなよ。』(2014)、『ストロボ・エッジ』、このあと紹介する『ぼく明日』といった漫画や小説が原作の青春恋愛映画をイメージする方が多いのではないでしょうか。
華奢で、くしゅっと笑った笑顔が可愛らしく、バラエティ番組などで見せる表情には純真さがあって好感のもてる方だと思っていました。
でも、笑顔ない!(1カットもない...)
(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会
出演していると知っていたので天津影久が福士蒼汰だとわかりましたが、知らなかったら確証が持てなかったのでは?と思うほどです。
笑顔を封印しただけでなく、顔つきや目つきで感情を殺し、立ち居振る舞いで揺るぎない信念を表現していて、これまで観たどの役とも違っていました。それにかなり艶っぽい色気もあって、ファンにとってはたまらないキャラクターのはず。
絵面でいうと、<キムタクを魅せる映画>なのですが、悪役ながら天津影久に惹かれてしまう部分があります。クライマックスのシーンも、万次や凛の視点に立つと死んで欲しい存在なのに、いち観客としては「いや、死ぬな!戦え!」と思ってしまったり。
すでに2018年公開予定作品が4本も決定していて、これからも新しいお芝居が観られるだろうと期待できますが、天津影久は『無限の住人』だけ。
主演の木村拓哉さんに注目しつつも、いつの間にか天津影久に目線を移してしまう引力がありました。
京都が舞台の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
(C)2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会
昨年12月に公開された京都が舞台の映画です。撮影も京都ロケで行われたようで、京都の名所が数々登場しました。
『無限の住人』と比較すると、どちらかと言えばこれは福士蒼汰「らしい」作品なのではないでしょうか。
穏やかな性格の美大生・南山くんを演じており、ヒロイン・愛美(小松菜奈)に一目惚れするところからストーリーが展開します。
南山と、愛美の時間の動き方が真逆(愛美は未来から過去に向かって時間が進む)という、ファンタジー要素を取り込みながら、時間の尊さや好きな人と一緒に過ごせる幸せが描かれていました。
(C)2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会
京都の風景が楽しめると同時に、福士蒼汰さんの優しくてやわらい表情がたくさん観られる作品です。恋人同士のいわゆる”胸キュン”シーンも素敵でした。
『無限の住人』を観て改めてこの作品を振り返ると、やはり同一人物とは思えないほどの違いです。
『ぼく明日』は6月21日(水)にBlu-rayとDVDの発売も決定していますので、役の違いを比べてみても楽しいかもしれません。
27日(土)より『ちょっと今から仕事やめてくる』公開!
(C)2017 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会
福士蒼汰さんが関西弁に挑戦した『ちょっと今から仕事やめてくる』が27日(土)より公開です。この作品では、これまでになく明るく能天気なキャラクター(過去には事情がありそうですが)を演じているようですので、スクリーンでまた新しい福士蒼汰に出会えるかもしれませんね。
『無限の住人』の上映も続きます。まだご覧になられていない方は、ぜひ2作品続けて福士蒼汰さんを堪能するのもおすすめです。ぜひ劇場まで足を運んでください。
(文:kamito努)
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