阿部寛&松嶋菜々子、初共演!映画『祈りの幕が下りる時』制作決定

東野圭吾の小説を原作にした、ドラマ「新参者」シリーズの完結編となる映画『祈りの幕が下りる時』の制作が発表され、阿部寛と松嶋菜々子が、本作で初共演を果たすことが明らかとなった。

ドラマ「新参者」シリーズ、映画で完結!


東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。被害者は、ハウスクリーニングの会社で働く滋賀県在住の押谷道子。殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていた。松宮(溝端淳平)たち警視庁捜査一課の刑事たちが捜査にあたるが、押谷道子と越川睦夫の接点がまったく見つからず、捜査は難航する。滋賀在住の押谷が何故東京で殺されたのか。やがて捜査線上に浮かびあがる女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)。押谷道子は学生時代の同級生である浅居博美を訪ねて東京に来たことが分かるが、浅居博美と越川睦夫の間にも接点がなく、捜査は進展しない。松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、捜査を進めるうちにその遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。その事実を知った加賀恭一郎(阿部寛)は激しく動揺する。それは孤独死した加賀の母に繋がっていた――

日本橋署に異動してきた鋭い洞察眼を持つ凄腕の刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというサスペンス要素と、様々な人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が特徴の、東野圭吾原作のドラマ「新参者」シリーズ。2010年4月に連続ドラマとしてスタートし、2本のスペシャルドラマ、2012年には『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』が公開された人気シリーズだ。

このたび制作が決定した映画『祈りの幕が下りる時』は、同シリーズの完結編となる作品で、これまで何度も触れられていながらも解き明かされなかった最大の謎、“加賀の母の失踪”が明らかとなる。原作は、東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」10作目となる同名小説。

祈りの幕が下りる時 阿部寛 松嶋菜々子



これまで同様に加賀恭一郎役を阿部寛をつとめるほか、加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役を溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役を田中麗奈、加賀と確執のある亡き父・隆正役を山﨑努らレギュラーキャストが続投で演じる。

さらに、本作では女優で演出家の浅居博美役を松嶋菜々子がつとめる。阿部寛と松嶋菜々子は、本作で初共演を果たす。そのほか、新キャストとして小日向文世、伊藤蘭ら実力派俳優が脇を固める。メガホンをとるのは、『私は貝になりたい』や、ドラマ「華麗なる一族」「半沢直樹」「下町ロケット」の演出をした福澤克雄監督。

今回の情報解禁に併せて、阿部寛、松嶋菜々子、伊與田英徳プロデューサーならびに原作者・東野圭吾からのコメントがシネマズに到着している。

阿部寛/加賀恭一郎役


3年ぶりに加賀恭一郎を演じることになりました。このシリーズは人形町から始まりました。今回は人形町でも撮影をしているのですが、ここに帰ってくると気持ちが引き締まり、「新参者」をやっていた当時の思いがよみがえります。加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です。また松嶋菜々子さんが事件の鍵を握る人物・博美を演じますが、共演は初めてです。どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています。映画『祈りの幕が下りる時』は来年公開です。是非お楽しみに。

松嶋菜々子/浅居博美役


阿部さんとは初めてご一緒させて頂きますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております。私が演じる浅居博美という役は、悲しい過去を背負った陰のある女性という印象です。撮影にはこれから合流となりますが、レギュラーの出演者の皆さんと共に素敵な作品にできたらと思っております。

伊與田英徳プロデューサー


阿部寛さん演じる・加賀恭一郎が新参者として人形町にやってきてから、早いもので7年が経ちました。「新参者」の原作を読んだとき、加賀恭一郎のクールなように見えながらも、人の気持ちの裏を読み、人の心の闇を解いていく、人間味溢れた人間性に引き込まれ、一刻も早くドラマ化したいと思い立ったことを昨日のことのように覚えています。そして、ファーストインプレッションでイメージが沸いた阿部寛さんにオファーし演じていただいて、第1話を見たときに、自分で言うのも何ですが、武者震いするような感動を覚えました。私にとってかけがえのない作品です。松宮役の溝端くん、父の隆正役の山﨑努さんをはじめとした素晴らしいキャストに恵まれて、連ドラ、スペシャルドラマを2本、映画と多くの時間を一緒に過ごしてきました。大げさに聞こえるかもしれませんが、加賀恭一郎と一緒に人生を歩んできた感じがします。その、加賀が今回で、人形町を去ることになります。大変寂しいように思えますが、加賀がなぜこの街に来たのか、優秀な刑事なのにも関わらず、所轄刑事としてい続けた謎が、この映画で分かることになります。謎が解決したからこそ、彼は、ここにいる必要がなくなった訳です。そのキーマンとなるのが、松嶋奈々子さん演じる浅居博美です。この人形町ファイナルにふさわしい感動巨編になっています。阿部さんと松嶋さんの初共演というところも見どころです。とにかく、加賀が「新参者」でなくなるこの映画を是非楽しみにお待ちいただけたらと思います。

東野圭吾/原作


ついにこの小説が映像化されるのかと思うと、感慨深く、そして末娘を嫁に出すような寂しさがあります。
とはいえ阿部さんはもちろんのこと、この役者さんたち、このスタッフならば何の心配もないと
確信しております。良き作品に仕上がることを祈っています。




映画『祈りの幕が下りる時』は2018年公開。

(C)2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会








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