ニュース
名曲「ドン・ジョヴァンニ」誕生に秘められた愛憎劇
名曲「ドン・ジョヴァンニ」誕生に秘められた愛憎劇
音楽家・モーツァルトの生誕260年を記念して製作された映画『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』の予告映像が解禁となった。
恋と陰謀のストーリーが交差するスリリングな予告映像
1878年、プラハはオペラ「フィガロの結婚」の話題で持ちきりだった。上流階級の名士たちは、モーツァルトをプラハに招き新作を作曲させようと決める。その頃、モーツァルトは三男を病で亡くし失意のどん底にあり、陰鬱な記憶に満ちたウィーンを逃れるために、喜んでプラハにやってきた。友人ヨゼファ夫人の邸宅に逗留して、「フィガロの結婚」のリハーサルと新作オペラの作曲にいそしむモーツァルト。やがて、彼は、「フィガロの結婚」のケルビーノ役に抜擢された若手オペラ歌手のスザンナと出会い、その美貌と才能に大いに魅了される。一方、スザンナもモーツァルトが妻帯者と知りながら、その天才ぶりに引き付けられずにはいられなかった。急速にその距離を縮める2人。しかし、オペラのパトロンであり、猟色家との噂のあるサロカ男爵もまた、スザンナを狙っていた。三人のトライアングルは愛と嫉妬と陰謀の渦に引き込まれてゆく――
映画『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』は、モーツァルトがプラハで「ドン・ジョヴァンニ」を作曲したという史実に想を得て、猟色家ドン・ファンを主人公にしたオペラ創作の背景に、モーツァルト自身を巻き込んだ愛と嫉妬と陰謀の三角関係があったとする独創的な作品。音楽家モーツァルトの生誕から260年を記念して製作された。
主演のモーツァルトには、『ダンケルク』にも出演するアナイリン・バーナード。そして悲運の歌姫スザンナ役を『高慢と偏見とゾンビ』のモーフィッド・クラーク、悪の男爵サロカを『ハイ・ライズ』のジェームズ・ピュアフォイ、さらにサマンサ・バークスなど多彩な顔ぶれが揃う。
メガホンをとるのはジョン・スティーブンソン監督。そして衣装デザイナーとしてアカデミー賞を受賞し、オペラの舞台美術も手掛けるルチャーナ・アリギが、18世紀の華麗なる衣装と荘厳なるプラハの街並みを余すことなく再現する。さらに映画の鍵となる傑作オペラ「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」をはじめとする音楽を、プラハ市立フィルハーモニー管弦楽団が演奏する。
このたび解禁となった予告映像では、モーツァルトがプラハで実際に楽しんだという仮面舞踏会シーンや、プラハ市立フィルハーモニー管弦楽団演奏による「ドン・ジョヴァンニ」の華麗なオペラも盛り込まれ、壮大な歴史ロマン音楽ドラマの誕生を予感させる仕上がりとなっている。
映画『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』は2017年12月2日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。
(C)TRIO IN PRAGUE 2016
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。