『シン・ゴジラ』テレビ放送で視聴者が最もテレビに釘づけになったのは、蒲田のシーン!
11月12日にテレビ放送された『シン・ゴジラ』での毎分視聴質の計測結果がTVision insightsにて発表された。
このニュースのポイント
・『シン・ゴジラ』テレビ放送でどのシーンが注目されていたかを計測
・最も視聴質が高かったのは蒲田でマンションをなぎ倒すシーン
・登場人物別では尾頭ヒロミが高数値
・その他も注目ポイント多数(後述)
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『シン・ゴジラ』毎分視聴質/個人全体
最も視聴質が高かったのは、蒲田でマンションをなぎ倒すシーン。
最も視聴質(VI値×AI値)が高く、たくさんの人がテレビ画面に釘づけになった(注視された)のは、蒲田に上陸した巨大不明生物が、子どものいる家族がまだ残るマンションをなぎ倒すシーン(番組開始19分)で、視聴質2.30。次いでラストシーンが2.26、3番目は巨大不明生物が呑川新橋を遡上するシーン(開始14分、上記図表①)で2.25となった。
なお、品川で第三形態に進化した際(開始27分、図表②)の視聴質は2.20、鎌倉上陸時(開始56分)は1.86となった。
ヤシオリ作戦の視聴質は圧倒的に高い
ゴジラを凍結させたヤシオリ作戦(開始2時間3分~11分)で最も視聴質が高かったのは、東京駅周辺のビル群を用いたゴジラへの攻撃(開始2時間5分)で2.13。
無人在来線爆弾による攻撃時(開始2時間8分)は1.93、ついに同作戦が成功し、東京駅付近で完全に沈黙した時(開始2時間11分)は2.05であった。
ヤシオリ作戦の直前から視聴質はぐんぐん上がり、この9分間の平均視聴質は1.96 と全体の中でも非常に高い数値となった。
登場人物別では尾頭ヒロミが強かった
インターネット上で大きな話題を呼んだ泉修一(松尾諭)のセリフ「矢口、まずは君が落ち着け」(開始1時間21分、図表③)の視聴質は1.63を記録。
その他、主要登場人物別で最も視聴質が高かったのは、ファンの間で人気の高い尾頭ヒロミ(市川実日子)初登場シーン(開始13分)で、視聴質は1.87を記録。
次いで安田龍彦(高橋一生)が、巨大不明生物と放射性物質の関連を認めたシーン(開始40分)が高く、1.84を記録した。
視聴質を示す数値
VI値(滞在度=Viewability Index)
テレビの前に人が滞在している度合いを示す。数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長い。
AI値(注視度=Attention Index)
テレビ画面に人の顔が向いているかを示す。数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長い。
データの収集方法
TVision insightsが、関東800世帯の一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだKinectセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測。2015年6月より計測スタートし、2017年8月現在、地上波6局7チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測を行っている。
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