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2018年01月17日

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』巨匠リュック・ベッソンが生み出した超ユニークなエイリアンたち!

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』巨匠リュック・ベッソンが生み出した超ユニークなエイリアンたち!



© 2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION



『レオン』、『フィフス・エレメント』など、数々の名作を世に送り出してきた世界的巨匠リュック・ベッソン監督最新作にして、『スター・ウォーズ』にも多大な影響を与えたSFコミックの金字塔を初の実写化した、映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が3月30日に公開される。

未来の宇宙ステーションを舞台とし、ベッソン監督の集大成といえる本作には、数千種類ものエイリアンたちが登場!今回はそんなエイリアンたちや、彼らがどうやって生まれたかについて紹介する。

本作には、リアーナ扮するエイリアン・バブルのように登場シーンが多い者から、街中の雑踏のシーンで一瞬だけ映るようなエイリアンまで、スクリーンを所狭しと動き回る数千種類ものエイリアンが登場!舞台となるのは西暦2740年、「千の惑星の都市」と呼ばれる宇宙ステーション:アルファで、宇宙中の知識や技術と共に、”千の惑星”に相応しく多種多様なエイリアンたちが集まっている。

エイリアンたちを含め、本作の視覚効果の中心となったのは、『スパイダーマン2』で第77回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したスコット・ストクダイク。エイリアンたちは、リアリティがありながらも不思議な姿になるよう、ゾウやサイといった実際の動物たちをベースにし、デザインされているものも居る。また、早い段階からファンの関心を高めるため、ベッソン監督はクラウドソーシングを活用して、エイリアンのデザイン画を公募するというユニークな手法を取り、そこから実際に採用され、デザインされたエイリアンもいるという。

1:パール人



© 2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION



漁をしながら原始的な生活を送っている平和的な種族で、思わず真似したくなってしまうような挨拶の言葉は「メロイネ」。特徴は、パールのように光り輝く美しい肌と、感情が高まると、頭部の模様が変化すること。

ある大事件により、故郷の星である惑星ミュールを失ってしまう。本作の冒頭では、巨大な宇宙船や隕石が降り注ぎ、ミュールが消えてしまう瞬間が大迫力で描かれている。しかし、この事件の裏は重大な秘密が隠されていた。パール人たちは、ヴァレリアンが巻き込まれる宇宙存亡の危機に関わってくるのだが、彼らの目的とは一体…?



2:ドーガン=ダギーズ




© 2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION




5,000の言語を巧みに操る情報屋トリオ。情報を3人の脳で3分割しているため、1人でも欠けると情報は不完全になってしまうという、ユニークなエイリアンたちだ。かなりのおしゃべりで、特殊な脳の作りから、1人目がしゃべり始めてから2匹目がそれを引き継ぎ、3人目が締めるというしゃべり方をする。鳥とも人類ともつかない見た目で、お金にがめつく、媚びるような話し方をするが、何故か憎めない愛嬌がある。宇宙の危機も商売のチャンスに変えようと、ローレリーヌに情報を売り込んでくる。




3:アイゴン・サイラス



© 2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION




惑星キリアン周辺を縄張りにしている、強欲な宇宙海賊。とある貴重な生き物の取引を、パール人たちに持ち掛けるが、ヴァレリアンとローレリーヌはその生物を保護する任務を受け、アイゴン・サイラスから追われることになる。彼の声を演じているのは、ゴールデングローブ賞受賞歴がある名優ジョン・グッドマン。



そのほかにも、人類が初めて出会った地球外生命体と言われる「コータン・ダフーク」や、縄張りに他種族を決して入れず、王を宮殿で祀り上げている「ブーラン・バソール」など、超ユニークなエイリアンたちが多数登場!例えば、ヴァレリアンとローレリーヌの任務の最初の舞台となる惑星キリアンの名所、異次元につながる強大な市場「ビッグ・マーケット」には、観光や買い物を楽しむ多数のエイリアンがひしめき合っている。そんなエイリアンたちの間をヴァレリアンとローレリーヌがぬっていき、アイゴン・サイラスら宇宙海賊と逃走劇を繰り広げるシーンには、雑踏の中の1体1体のエイリアンたちまで細かく描かれた圧巻の映像となっている。



© 2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION





© 2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION




しかし、ベッソン監督が満足できるような形でエイリアンや、宇宙の鮮やかな色彩や世界観を表現するには、長い歳月がかかった。ベッソン監督は、10歳の頃に原作『ヴァレリアン』に出会ってから、この壮大な宇宙を舞台にした物語の虜に。監督にとして作品を世に送り出し始めてからもそれは変わらず、今なおカルト的な人気を誇るSF映画『フィフス・エレメント』を撮影し始めた頃、『ヴァレリアン』の映画化を考えたが、当時の技術では原作の世界を表現しきれず、一度は映画化を断念したという。

しかし、視覚効果技術に革新的な進歩をもたらしたジェームズ・キャメロン監督作『アバター』のセットを訪問したとき、「この新しいツールのおかげで、限界は自分の想像力の限界だけになった。その時に『ヴァレリアン』を映画化しようと決めたんだ」とベッソン監督は振り返っている。

巨匠リュック・ベッソンが長年の夢を現在の技術の粋を集めて結実し、超ユニークなエイリアンたちを映像化することに成功した本作。その多数のエイリアンたちが宇宙の危機にどうかかわってくるのか、そしてヴァレリアンたちとともにどう活躍するのか注目だ。

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は3月30日全国ロードショー。

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