歴史的な作戦決行までの96時間!『チャーチル ノルマンディーの決断』公開決定



© SALON CHURCHILL LIMITED 2016



ウィンストン・チャーチルの“ノルマンディー上陸作戦”決行までの96時間を追ったヒューマンドラマ『Churchill』(原題)が、『チャーチル ノルマンディーの決断』の邦題で2018年晩夏に公開されることが決定した。

本作の舞台は、今年3月に公開された『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』の4年後。第一次世界大戦時に、自ら計画・遂行した“ガリポリの戦い”で約50万人もの死傷者を出したことが心の棘になっていたチャーチルは、ノルマンディー上陸作戦を遂行しようとする連合国軍と対立。チャーチルを支える最愛の妻クレメンティーンとのすれ違い、唯一の友と呼べる英国王ジョージ6世との確執、作戦直前に直面する最大の困難、歴史に残る大きな決断を下す様など、チャーチルの人間らしい真実の姿と、“ノルマンディー上陸作戦”決行までの96時間が描かれる。



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ウィンストン・チャーチルを演じるのは、名優ブライアン・コックス。ゲイリー・オールドマンとは違ったメイクアップなしの演技で、苦渋の決断を迫られるチャーチルの内面を繊細に表現しながら、猫背で杖を突く立ち姿や葉巻を吸う仕草などの外見も体現している。また、チャーチルの妻にミランダ・リチャードソンが、チャーチルに怯えながらも認められていく秘書にエラ・パーネルが、チャーチルと対立するアイゼンハワー連合国軍最高司令官にジョン・スラッテリーが扮している。メガホンをとるのは、『レイルウェイ 運命の旅路』のジョナサン・テプリツキー監督。丁寧な人物描写と映像美で、歴史の裏に隠された人間ドラマに光を当てている。

『チャーチル ノルマンディーの決断』は、2018年晩夏に有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー。

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ストーリー


1944年6月、第二次世界大戦中のイギリス“ダンケルク救出作戦”から4年、英国首相ウィンストン・チャーチルは、ナチス・ドイツ占領下の北西ヨーロッパに侵攻する“ノルマンディー上陸作戦”の遂行に反対していた。第一次世界大戦中の1915年、自らの計画で遂行した“ガリポリ上陸作戦”で50万人もの死傷者を出した惨敗が繰り返されることを恐れていたからだった。チャーチルは英国王ジョージ6世が同席する前で、この作戦を率先して推し進める連合国軍最高司令官であるアイゼンハワーに真っ向から反対意見を述べる。しかし意見は却下され、チャーチルは遂行阻止のために奔走することになるが、すでに連合国軍はイギリス南岸に100万人もの兵士を配備していた。守るべき、国の勝利と若い兵士たちの命。首相としての使命と戦争の重責に苦悩するチャーチル。秘書に八つ当たりをするなど、チャーチルの行動に心が離れそうになりながらも懸命に支え続けていた妻クレメンティーンの愛情あふれる行動が、チャーチルの心に深く刺さる。1944年6月6日午前6時。チャーチルの国民を勇気づける演説が始まる。

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