激動の6カ月!独立前夜のインドを鮮やかに描く『英国総督 最後の家』8月に公開へ



© PATHE PRODUCTIONS LIMITED, RELIANCE BIG ENTERTAINMENT(US) INC., BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE AND BEND IT FILMS LIMITED, 2016



独立前夜のインドで、歴史に翻弄された人々を描く人間ドラマ『Viceroy’s House』(原題)が、『英国総督 最後の家』の邦題で2018年8月11日(土・祝)より公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルが解禁された。

英国からの独立前夜、混迷を深める1947年のインドを舞台に、歴史に翻弄された人々を描く本作。『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダ監督が、自身の祖父母が分離独立の際に大移動してきたことを知って映画化を熱望し、監督のファミリー・ヒストリーが重なったドラマとなっている。

主権譲渡のため、デリーの屋敷にやって来た新総督のマウントバッテン卿。屋敷は500人もの使用人をかかえ、大広間と迎賓室がそれぞれ34部屋、食堂は10部屋で、映写室も備えた大邸宅だった。そこでは、独立後に統一インドを望む多数派と、分離してパキスタンを建国したいムスリム両派によって連日激論が交わされていた。一方、新総督のもとで働くインド人青年ジートと令嬢の秘書アーリアは、互いに惹かれ合っていたが、宗派が違う上に、アーリアには幼い時に決められた婚約者がいた…。

お披露目されたポスタービジュアルでは、宮殿のように豪華なデリーの総督の屋敷前に並ぶ大勢の使用人たちを背景に、英国総督マウントバッテン卿とその妻が肩を寄せて堂々と立つ姿が描かれている。「二つの国が生まれる時―英国領インド最後の6か月、真実の物語」というキャッチコピーと、両端で離ればなれで見つめ合うインド人の若い恋人たちが、その後のインド分断を予感させるビジュアルに仕上がっている。

威厳をたたえながらも心優しく誠実なマウントバッテン卿を、『パディントン』シリーズやドラマ「ダウントン・アビー」のヒュー・ボネヴィルが、その妻であり、インドへの深い愛情を示すエドウィナ役をジリアン・アンダーソンが演じる。

『英国総督 最後の家』は、2018年8月11日(土・祝)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー。

ストーリー


デリーの総督の屋敷、それはインドのイギリス統治者の家だった。1947年の6か月間、ルイス・マウントバッテンは、インドを返却する為に、最後の総督の役職を引き受けた。彼は妻と娘と共に2階に、下の階には500人のヒンズ―教徒、イスラム、シーク教徒の使用人が住んでいた。2階では政治のエリートたちが、インド独立の論議を行い衝突、世界に多大な影響を与える歴史的な決断がなされようとしていた。彼らはインドを分断し、パキスタンに新しい国を作り出そうという、人類史上もっとも大きな移民政策を打ち出そうとしていたのだ。

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