明日は我が身!? 平凡な日常が突如奪われる『BLEACH』ほか“巻き込まれ系”主人公の映画を特集!
©久保帯人/集英社 ©2018 映画「BLEACH」製作委員会
2018年7月20日(金)より公開される映画『BLEACH』。ごく普通の高校生・黒崎一護(福士蒼汰)が、人間の魂を喰らう悪霊:虚<ホロウ>に命を狙われて厄介ごとに巻き込まれるところから物語が始まる本作にちなみ、巻き込まれ系主人公が奮闘する映画をご紹介する。
『BLEACH』(2018年7月20日公開)
「週刊少年ジャンプ」を代表する金字塔作品であり、全世界のシリーズ累計発行部数1億2,000万部を誇る同名コミックを映画化するアクション超大作。
主人公・黒崎一護(福士蒼汰)はごく普通の高校生だったが、ある日、悪霊:虚<ホロウ>に命を狙われる。虚<ホロウ>を倒すため、謎の女・朽木ルキア(杉咲花)から力を譲り受けた一護は、高校生兼死神として生きることに。家族と仲間を守るため、虚<ホロウ>と死闘を繰り広げる一護だったが、さらには死神からも命を狙われるハメになり…。平和な日常が突如崩れ去ってしまった一護の運命は、どうなってしまうのか?死神代行の高校生の壮絶バトルが始まる。
『GANTZ』(2011)
テレビアニメ化やフル3DCGアニメーション映画化、今年の1月には舞台化も行われた、現在もカリスマ的人気を誇る漫画を原作としたSFアクション作品。映像化は不可能だと言われていた作品だったが、『BLEACH』でも監督を務めた佐藤信介のハイレベルなCG技術での再現度も評価されて大ヒットを記録し、監督の代表作にもなっている。
主人公の玄野計(二宮和也)はある日、幼馴染の加藤(松山ケンイチ)を助けようとして電車に轢かれて死んでしまう。しかし、気が付くと危険な星人を倒さなければ元の世界へ帰ることのできない“GANTZ”の世界へ飛ばされていて…。
ごく普通の大学生である主人公に自分自身を重ね合わせ、現実と非現実が交錯する死と隣り合わせの世界へと巻き込まれていく緊張感に、思わず引き込まれてしまう。
『寄生獣』(2015)
1990年代に一世を風靡した岩明均の人気コミックを実写化したSFサスペンス。
舞台は、人間の肉体を支配しながら他の人間を捕食する新種の寄生生物・パラサイトが出現した現代日本。平凡な高校生である主人公の泉新一(染谷将太)は、パラサイトの“ミギー”に襲われるが、寄生に失敗し、代わりに右腕を乗っ取られてしまう。やむを得ずミギーと共生することになるが、人間側とパラサイト側の中間の存在である新一は、両者の激しい対立に複雑に巻き込まれていく。
人間が食い殺される過激な描写もある一方で、環境問題や哲学的な主題、どちらにも属せない新一の葛藤など、深いテーマを軸に物語が進んでいく。平和な日常が奪われたきっかけこそミギーの失敗だが、敵に襲われながらも助け合い共存していくうちに、二人は親友とも呼べる関係に。新一とミギーの絆が描かれるラストには、切ない想いがこみあげてくる。
『ミュージアム』(2016)
漫画の連載当時から話題となっていた、カエル男の残酷な殺害手法が見事に映像化され、話題を呼んだスリラーエンターテインメント。
決まって雨の日だけに発生する連続猟奇的殺人事件を追う刑事・沢村久志(小栗旬)は、捜査を進めていく中である共通点を発見。しかし、次第に通称・カエル男(妻夫木聡)と呼ばれる犯人の罠に誘い込まれていく…。
原作の世界観をそのままに、スピーディーで飽きさせない展開、沢村が真相に近づくほどカエル男の策略に嵌り事件へと巻き込まれていく二人の激闘は、手に汗握り、最後まで目が離せない。妻や息子を盾に追いつめられていく沢村を演じた小栗と、猟奇的な殺人鬼・カエル男を演じた妻夫木の狂気的な演技も必見だ。
ごく普通の主人公が災難に巻き込まれながらも奮闘するこれらの映画は、自分自身と重ね合わせてハラハラする作品ばかり。さらに『BLEACH』では、死神代行という運命を背負うこととなった一護の成長や、家族や仲間への想い、ルキアとの立場を超えた人間ドラマも描かれている。映画『BLEACH』は、2018年7月20日(金)より全国ロードショー。
ストーリー概要
幽霊が見えること以外は普通の高校生、黒崎一護(福士蒼汰)。そんな彼の平和な日常は突然、壊れた。人の魂を喰らう巨大な悪霊・虚<ホロウ>が現れたのだ。自身と家族の命が狙われる中、死神と名乗る謎の女・朽木ルキア(杉咲花)が現れ、一護たち家族を守ろうと必死に虚と抗戦するが重傷を負ってしまう。絶望的な状況下で、ルキアは最後の手段として、本来は人間に分け与えてはいけない死神の力の一部を一護に渡すのだった…突然、高校生兼死神代行という使命を背負うことになった一護。悪霊<ホロウ>との闘いに身を投じるなか、更に命を狙う謎の死神たちが目の前に現れるのだった――。
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。