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『クワイエット・プレイス』公開記念、全米が絶賛した高評価ホラー映画特集
『クワイエット・プレイス』公開記念、全米が絶賛した高評価ホラー映画特集
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全米でホラー映画史に残る社会現象級の大ヒット作『クワイエット・プレイス』が2018年9月28日(金)に公開される。アメリカの映画批評サイト「ロッテン・トマト」で95%“Fresh”という高評価を得ている本作にちなみ、同サイトにて高評価を得た、ホラー映画を紹介する。
全米公開後、低予算ながら初登場No.1でオープニング成績5000万ドルという数字を叩き出し、累計興行収入も『ドント・ブリーズ』『ゲット・アウト』など近年のホラー話題作を軽々超え、更には『レディ・プレイヤー1』『グレイテスト・ショーマン』などをも超える成績を記録している映画『クワイエット・プレイス』。2018年度のオリジナル作品全米No.1(※2018/6/13 BOX OFFICE MOJO調べ)の大ヒットとなっている。
「絶対に音を立ててはいけない世界」というオリジナリティ溢れる設定や、「ポップコーンを食べる音さえ躊躇するような静まり返った劇場」という、90分間“呼吸の音さえ恐怖に変わる”映画館の静けさが緊張感に変わる、劇場で初めて体験する現象にSNS上では口コミが殺到。スティーヴン・キングやクリス・プラット、ライアン・レイノルズら著名人も続々とSNSで絶賛コメントを投稿するなど「今一番みなくてはいけない映画」として、社会現象に近い口コミが拡がり話題を集めている。主演エヴリン役は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のハリウッドきっての実力派女優、エミリー・ブラント。その夫・リー役には、実生活でも彼女の夫である『プロミスト・ランド』のジョン・クラシンスキーが監督も務め、初のホラー作品ながらもこの大ヒットを飛ばし、新作のオファーが押し寄せている。
この作品は、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)」で“95% Fresh”と絶賛されている。
サイト名にちなみ、作品をFresh(新鮮)/Rotten(腐っている)で評価することで知られている「Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)」で、本作同様に“Fresh”な恐怖体験で同サイトにて高評価を獲得したホラー映画は、以下の3作品となっている。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017) [85% Fresh]
原作は『シャイニング』、『ミスト』など多くの映画化原作の著者であるスティーヴン・キングの同名小説で、1990年にアメリカで全2回のテレビドラマとして放送された『IT』のリメイク作。失踪事件が相次ぐ町で、少年ビルの弟も大雨の日に遊びに出かけたきり、行方不明となってしまった。ビルや彼の友人たちは弟の捜索を進めるうちに、得体の知れない「それ」の恐怖に悩まされるようになる。
1990年のオリジナル版では「それ」こと恐怖のピエロ、ペニーワイズが多くの視聴者を震え上がらせ、ピエロ=怖いものというイメージを植え付けることとなったが、リメイク版では同役をビル・スカルスガルドが怪演!素顔の美形な容姿からは想像もつかない姿で、観客を恐怖のどん底に陥れている。一方、ペニーワイズと対峙することになるビルら「ルーザーズクラブ」の子供たちが、助け合いながら自身の恐怖を克服しようと奮闘する姿に感動する人も多数出現。ホラー×青春映画の組み合わせにより、ホラー好きにとどまらない人気を博し、「ロッテン・トマト」で85% Fresh、全世界興収約7憶ドルを記録。日本でも興収20億円を突破するなど、R指定ホラー映画としては異例の特大ヒットとなった。なお、今作はオリジナル版同様に2部構成となっており、続編が2019年に公開予定となっている。後編では大人になった「ルーザーズクラブ」が再集結し、ペニーワイズと対決する姿が描かれる予定で、「ルーザーズクラブ」のメンバーをジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャスティンら豪華キャストが演じることで話題になっている。
『ドント・ブリーズ』(2016) [88% Fresh]
『死霊のはらわた』、『スパイダーマン』シリーズの監督、サム・ライミが製作を担当。泥棒の常習犯である不良たちは、郊外に一人で暮らす盲目の老人が自宅に大金を蓄えているとの噂を聞きつけ、侵入を試みる。しかし、そこに住む老人は盲目であるかわりに、超人的な聴覚を持つ退役軍人だった。
不良たちがいかに盲目の老人に見つからずに屋敷から脱出するか、というシンプルながら、緊張感あふれる展開が話題を呼んだ一作。不良たちが怒れる老人を間一髪で回避する場面の連続には、息もできなくなること間違いなし!また、真っ暗闇の地下室を老人が追跡する場面は、暗視カメラで撮影されたような映像で、迷いなくターゲットを追い詰める老人と、一寸先もわからずに逃げ惑う不良たちの様を見事に描写しており、本作の設定が最大限に活かされた必見のシーンとなっている。
この“不良vs盲目老人の恐怖の鬼ごっこ”は、シチュエーションを巧みに活用したシナリオと最後まで緩むことのない緊張感が支持され、「ロッテン・トマト」では88% Freshの高評価を得ている。
『ゲット・アウト』(2017) [99% Fresh]
『パラノーマル・アクティビティ』シリーズや、M・ナイト・シャマラン監督『スプリット』など、低予算ながら大ヒットを記録したホラー映画を数多く手がけてきた「ブラムハウス・プロダクション」の最大ヒット作。黒人のクリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家に招待される。彼女の両親の異様な歓待や屋敷の黒人使用人の様子に違和感を覚えた彼は、ローズに予定を変更して帰宅することを提案するが―。
「ロッテン・トマト」で99% Freshの最大級の評価を得た本作は、同サイト内での評価を基に選定したオールタイムベストで第三位にランクイン。巧妙かつ不穏に張りめぐらされていく伏線を終盤に見事に回収する構成力や、黒人の人種差別問題を意外なアプローチで痛烈に提起することに成功したことから、ホラーの枠を越えて絶賛され、第90回アカデミー賞で4部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞)にノミネート、うち脚本賞を受賞している。不審な出来事の連続で高まるスリルが最高潮に達したときに訪れる、まさかのサプライズな展開は必見!
このように、近年の大ヒットホラー作品はいずれも独自の視点や設定による<未体験>且つ新鮮な映画体験が、観客の支持を集める要因となっており、“音を立てると即死”という無理難題を課した『クワイエット・プレイス』はそれら作品群の最新作と呼べるだろう。『ドント・ブリーズ』『ゲット・アウト』を超える興行収入と『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を超える「ロッテン・トマト」の評価を獲得した、本作の最旬“Fresh”な恐怖体験をぜひ劇場で体感してほしい。
ストーリー概要
音を立てると“何か”がやってくる。
音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界で、生き残った1組の家族がいた。その“何か”は、呼吸の音さえ逃がさない。誰かが一瞬でも音を立てると、即死する。手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らすエヴリン&リーの夫婦と子供たちだが、なんとエヴリンは出産を目前に控えているのであった。果たして彼らは、最後まで沈黙を貫けるのか―――?
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