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2019年01月10日

月へ行くなら…宇宙飛行の行方を描く映画4選!

月へ行くなら…宇宙飛行の行方を描く映画4選!



©Universal Pictures  


昨年にNASA60周年を迎え、2019年となった今年は月面着陸50周年を迎える。その記念すべき年、壮大な宇宙飛行計画の行方を描く映画を4つ時代とともに紹介していく。

『ドリーム』(2017年)


ドリーム (字幕版)



【舞台は1956年~:アメリカ初の有人宇宙飛行計画“マーキュリー計画”】

人種差別が横行していた時代56年から63年にかけて行われたアメリカ合衆国初の有人宇宙飛行計画“マーキュリー計画”を陰で支えた3人の黒人女性スタッフの知られざる功績を描いた伝記ドラマ。

旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すために「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し無事に帰還させる」というアメリカの威信をかけた一大事業に尽力したキャサリン、ドロシー、メアリーが活躍する姿は感動を呼び、第89回アカデミー賞で作品賞、助演女優賞、脚色賞にノミネートするなど、大注目作となった。

月面着陸を成し遂げたアポロ計画の序章ともいえるマーキュリー計画では一体何が行われたのか、『ファースト・マン』を十二分に楽しむためにも必見の映画!

『ライトスタッフ』(1984年)


ライトスタッフ (字幕版)



【舞台は1950年代:もうひとつのマーキュリー計画】

マーキュリー計画に従事した7人の宇宙飛行士たちの友情や苦悩をドキュメンタリー・タッチで描いたドラマ。

第56回アカデミー賞にて作曲賞、編集賞、音響効果賞、録音賞の4部門を受賞し、そのクオリティの高さが証明されたほか、NASAのマーキュリー計画を背景に、宇宙飛行士の選抜試験に落ちた空軍のパイロットのイェーガーが己にしかない特に優れた資質(ライトスタッフ)に従って孤独な挑戦を続ける姿と、国家の重圧に耐えながら信頼の絆を深め合う宇宙飛行士7人、そしてその姿を心配しながらも支える家族の苦悩それぞれを対比した形で描いており、別々の生き方でも勇気を持って行動する者達を讃えたストーリーに感動必至。

特に後者の宇宙飛行士たちとその家族とのドラマには2019年2月8日に公開される『ファースト・マン』と多くの共通点を見出すことができるはず。

『ファースト・マン』 (2019年2月8日公開)




 ©Universal Pictures



【舞台は1961年~:1969年の月面着陸成功までの挑戦】

まだスマホも携帯電話もなかった時代に、月へと飛び立ったアポロ11号。それは、人類初の月面着陸という、前人未踏の未知なるミッションにして、人類史上最も危険なミッションだった…。

『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングとデイミアン・チャゼル監督が再度タッグを組んで作られた本作は、人類初の月面着陸を成功させたニール・アームストロングの視点で描かれた初めての作品。

IMAXカメラと35ミリカメラ、そして16ミリカメラを駆使して、アポロ11号船長ニール・アームストロングの偉業とその壮絶な人生をいまだかつてないリアリティで描いたダイナミックな映像に、先立って試写会で本作を鑑賞した方々からは“まるで一緒に宇宙空間を旅しているかのような錯覚に陥る”という声が数多く相次いでいる。

50年前に人類史上初めて月に到達したニールは、一体何を経験し何を思ったのか、是非劇場でその行方を確かめたい。

『アポロ13』(1995年)


アポロ13(字幕版)



【舞台は1970年:月面着陸成功後も続行されたアポロ計画】

人類初の月面着陸の翌年、1970年に行われたアポロ計画3度目の有人月飛行アポロ13号の爆発事故に基づいた作品で、第68回アカデミー賞において編集賞、音響賞の2部門を受賞。

『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』など数々の話題作を送り出す名匠ロン・ハワードが監督、急遽アポロ13号を任された船長ジム役にトム・ハンクス、代役搭乗員のジャック役にケヴィン・ベーコンなど、豪華スタッフとキャストが名を連ねた本作は、度重なる事故や困難を乗り越え、アポロ13号が無事に地球へ帰還するまでを緊張感たっぷりに描きだす。

月面に到達することなく、地球へ帰還することになった宇宙飛行士達と、彼らを支えるスタッフや家族とのドラマだけでなく、最大の難関である4分間の大気圏再突入シーンの緊迫感に圧倒される。

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