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2019年05月21日

『パリ、嘘つきな恋』アレキサンドラ・ラミー インタビュー独占解禁!

『パリ、嘘つきな恋』アレキサンドラ・ラミー インタビュー独占解禁!

【インタビュー】
『パリ、嘘つきな恋』
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5月24日(金)新宿ピカデリーほか全国公開




本国フランスで動員250万人超の大ヒット(※2019年5月調べ)『パリ、嘘つきな恋』より、フランスの国民的女優アレキサンドラ・ラミーのインタビューがシネマズ独占で到着した。

本作は “イケメンでお金持ちだが女性に求めるのは一時的な関係だけ”という軽薄な男・ジョスラン(フランク・デュボスク)が、自分がついてしまったトンデモナイ嘘をきっかけに、最高で本物の恋に目覚めていく姿を描いた、大人のための極上のフレンチ・ラブストーリー。




『グレート デイズ! ―夢に挑んだ父と子―』では、車椅子で日々過ごす息子を見守る母親を演じたアレキサンドラ・ラミーが、本作では自身が車椅子生活を送るという役柄。車椅子生活でありながらプロのヴァイオリニストでもあり、同時にテニスプレーヤーでもある快活で包容力のある魅力的な女性・フロランスを熱演し、フランスの優れた芸術作品に贈られるクリスタル・グローブ賞主演女優賞(コメディ部門)を受賞した。

アレキサンドラ・ラミー インタビュー


Q:この映画のためにフランク・デュボスクと初めて会った時のことを覚えていますか?
フランクが仕事に厳しく、自分に対して妥協しないのを知っていて尊敬していましたから、彼が私に役を打診してくれたのは、本当に嬉しい驚きでした!

私たちはすぐに役について打ち合わせを始めたのですが、私が演じるのはハンディキャップを持っている女性で、真実を知っていることを匂わせなければならないけれど、それをあからさまに分からせてはいけない。そして、バイオリンも習う必要があるし、さらに過酷なことに車いすでテニスまでしなければなりませんでした。

テニスの試合はこの映画の鍵となるシーンです。ジョスランは彼女のプレーを見て恋に落ちるので、見ている人も彼と同じように「彼女はファイターだ、生命そのものだ」と感じられなければなりません。本物らしく見せようと吹き替え役を検討していたフランクに私は反対しました。それだけは譲れない、と思ったのです。こうして、私たちは仕事に取り掛かりました。

──車いすで演技をすることで、演じ方は変わりましたか?それとも、他の役と変わりはなかったのでしょうか?
ヘアスタイリストとメイクのスタッフには、上半身に力を入れるようにお願いしました。なぜなら、この役はそこですべてが起こるからです。

私は笑顔の作りこみに時間をかけました。表情だけで男性の目を引けるくらい、彼女が輝いて見えるようにしたいと思いました。それから、脚を動かさないことに慣れ、かつて立って歩いていたのが嘘であるかのように、その存在を忘れるように心がけました。正直に言って容易ではなかったです。難しいことでした。




──「彼と一緒にいると自分が五体満足になったみたいだ、彼は女性を見るような目で私を見る」とフロランスは言います。その視線が存在しない場合、どれほどの問題になり得るかを理解していますか?
もちろん、それは私が最初に考えたことです。ハンディキャップを抱えていると、人に会うことがとても難しいのです。でも不可能ではありません。見られることは重要です。彼女にはセクシーな気分を感じてほしかった。『グレート デイズ!-夢に挑んだ父と子-』で私の息子を演じたファビアンから学んだのは、自分を見る人々の視線の違いは辛辣だということ。哀れみそのものがとても残酷なのです。それとは違う何かが必要です。

──フランクはどのような監督ですか?
彼は、すべての俳優がそうであるように、恐れを知っています。彼は不安を持っていて、それは欠かしてはいけない何かだと私は思います。自分に自信がある人たちは歩く災厄ですから。

フランクは1シーン終えるたび「気に入った?良かった?僕はどうだった?」と確認します。それは理にかなっています。監督として、彼は他人やパートナーをよく気遣っています。彼には見る目があり、すべてに注意しているんです。細かいことまでこだわっていますし、決して運任せにしません。

でも同時に、とても寛大でもあります。時には極端に思えるほど。撮影が始まったばかりの頃、彼は監督の仕事にのめり込んでいて、俳優としての役割がおろそかになっているようでした。私は「フランク、一緒にいる時は2人の演技を見張るのはやめて、あなた自身の役についても考えて。自分のことを考えて」と彼に言いました。もちろん、彼はすぐに分かってくれましたよ。

──本作はどのようなメッセージを伝えていると感じましたか?
望めば、何でもできる。戦え。自分で方法を身につけろ。とても前向きなメッセージだと思います。あえて愛について語らなくても、それこそがすべてに勝るものです。ありきたりに聞こえるかもしれませんが。でも、こんな現在でも、愛は差異を消し去り、境界を壊すことができるのです。

公開情報


『パリ、嘘つきな恋』
5月24日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:フランク・デュボスク 
出演:フランク・デュボスク、アレクサンドラ・ラミー(「グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子-」)
製作国:フランス 制作年:2018年/英題:Rolling to You 原題:Tout le Monde Debout/ 上映時間:108分/
コピーライト:© 2018 Gaumont / La Boétie Films / TF1 Films Production / Pour Toi Public

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