『駅までの道をおしえて』ポスター&予告解禁|伊集院静による小説集を映画化
『駅までの道をおしえて』
2019年10月18日(金)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
「大人の流儀」シリーズで知られる、直木賞作家・伊集院静原作の同名小説『駅までの道をおしえて』(講談社文庫)。お互いに大切な存在を亡くした少女と老人の心あたたまる交流を通じ、かけがえのない時間に出会える名作が映画化される。
主人公サヤカ役には、『3月のライオン』のモモ役や、米津玄師がプロデュースした「パプリカ」を歌う音楽ユニット「Foorin」の最年少メンバーとしてもブレイク中の新津ちせが大抜擢。サヤカの友人となる老人・フセ役を演じるのはパリを拠点に俳優・演出家として活躍し、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』でも印象を残した笈田ヨシ。その他、サヤカの両親役に坂井真紀と滝藤賢一、伯父夫婦にマキタスポーツと羽田美智子、祖父母に塩見三省と市毛良枝、さらに医療関係者に柄本明と余貴美子が扮し、あたたかくヒロインを見守る。
この度ポスターと予告編が解禁され、コトリンゴが手掛ける主題歌も初お披露目となった。
予告編では、孤独を感じていたサヤカとルーの出会い、そしてお互いに大事な存在を亡くしたサヤカとフセが心を通わせていく様子が描かれる。心に空いた穴を埋めようとする2人が探し出す“駅”で待っていた奇跡とは――?
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本作の撮影は移りゆく四季とサヤカとルーが共に成長する様子を描くため、1年半の歳月をかけて敢行された。演じた新津は撮影期間の間に髪も身長も伸び、あどけない子供の姿から少し大人びた少女へと成長する様子がそのまま映し出されている。
そこへ「サヤカには将来こんな人になってほしい」という監督の想いからキャスティングが実現した有村架純が、10年後のサヤカに扮しモノローグを担当。
またこの度『この世界の片隅に』の音楽を手掛けたことでも話題となったコトリンゴの参加も発表された。解禁となった主題歌の「ここ」の他に、挿入歌の「また会うときは」の全2曲を本作のために書き下ろした。
音楽を務めるのは、坂本龍一、野田秀樹などから絶賛される注目の音楽家、原 摩利彦。長編映画音楽を手掛けるのは本作が初めてとなる。物語にそっと寄り添う優しいメロディーで登場人物たちの未来を明るく照らしている。
コトリンゴさん コメント
主題歌「ここ」はサヤカの背中をそっと押してあげられるといいなと思い、挿入歌「また会うときは」はルーとサヤカを優しく包んでいた光のように音楽が存在できれば良いなと思い、つくりました。監督さんと何度もやり取りをして出来上がったとても思い出深い2曲になりました。
原 摩利彦さんコメント
誰にでも一度は訪れる冷たい現実を乗り越え、前へと進んでいくサヤカのまなざしにインスピレーションをもらいました。自分が子どもだった頃を思い出したり、大人になった今の視線で映像を見つめたりしながら作曲していきました。特に最後に流れる音楽には、サヤカが(そして映画を観ている人たちも)この先もずっと思い出と希望とともに歩んでいけるように想いを込めています。
ストーリー
8歳になるサヤカ(新津ちせ)は、大好きだった愛犬ルーの帰りを今も待っている。周りの大人たちはもう戻ってこないというけれど、サヤカは信じることができない。ある夏のはじめ、サヤカは1匹の犬に導かれ、喫茶店のマスター・フセ(笈田ヨシ)と出会う。彼もまた、大きな喪失を抱えて一人で生きていた。別れを受け入れられない2人は、互いのさびしさに寄り添ううちに、思いがけない友情で結ばれていく――。
公開情報
出演:新津ちせ 有村架純/坂井真紀 滝藤賢一 マキタスポーツ 羽田美智子/柄本明 余貴美子/市毛良枝 塩見三省/笈田ヨシ
原作:伊集院静「駅までの道をおしえて」(講談社文庫)
脚色・監督:橋本直樹
企画・製作:GUM、ウィルコ
製作プロダクション:ウィルコ
配給・宣伝:キュー・テック
配給協力:GUM WORLD
(c)2019 映画「駅までの道をおしえて」production committee
公式サイト:https://ekimadenomichi.com/
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