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2021-02-23

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』レビュー:心もお腹も(?)満たしてくれるハッピーで素敵な映画

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■橋本淳の「おこがまシネマ」

どうも、橋本淳です。

75回目の更新、今回もどうぞよろしくお願い致します。

わたしはいま、、(『PRIDE』を歌いはじめたわけでなく)撮影のため東京を離れて、西の方に来ております。撮影や舞台の公演などで、様々な土地に行けるのはとても幸せで、何が楽しいかと言ったら、言わずもがな各土地の美味しいものを食べに行けるから!と騒音一歩手前の大声で、高かーく宣誓するかのごとく挙手しながら主張します。

が、しかし、、、

世に蔓延る感染症のために、外に食べに行くことが出来ず、ホテル〜現場の往復で、辛酸を舐めている毎日なのです。

これでは、東京での、自宅〜現場〜スーパー〜自宅、となんら変わらんではないか、とホテルのベッドの上で足をバタバタしています。(仕事で来てるのよアナタ)

今回ばかりは心だけでなく、、お腹も満たしてほしい、、(映画でお腹を満たす??何を言ってるのアナタ)

そんな作品なんて、、、

あるんです。気持ちが落ち込んだ時に、活力をもらえて、さらには満腹感まで感じさせてくれる一作が!

これまでも、何回も見返していますが、毎度エンドロールの頃には、気持ちが暖かくなり、何かが湧き上がるのを実感します。

万能気付け薬的な映画をご紹介!

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』



新進気鋭と言われその道を期待されていたシェフ、キャスパー(ジョン・ファブロー)は、ロサンゼルスにある一流レストランの料理長を任せられていた。

ある日、批評家が来店することを知ったキャスパーは、ずっと固定していたメニューではなく、新作のメニューで勝負しようとしていた。しかし、店のオーナーからは、「そんなもの出すな、今までのメニューを出すんだ。それが嫌なら出て行け」と対立してしまう。

キャスパーはオーナーに従い、従来通りのコースを出すことに。しかし、その料理に批評家が、こてんぱんに酷評の記事を書き、落ち込んでしまうキャスパー。さらにキャスパーは慣れないSNSで、web上で批評家との喧嘩になり、さらには大炎上してしまう。そして、オーナーとも揉め、店を出て行ってしまったキャスパー。

キャスパーには、関係がそこまで悪くない元妻との間の息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)がおり、ときおり一緒に過ごしていた。仕事がなくなったキャスパーは、元妻にマイアミに行くから子守でついてきてくれる、と頼まれ、しぶしぶ付いていくことに。

元妻にはある思惑があり、キャスパーを上手く促すために仕向けた作戦でもあった。気持ちを持ち直し始めたキャスパーは、元妻の元夫の助けを借りて(複雑)、フードトラックを始めることになる。どん底に落ちた一流シェフが、原点に返り、そして再生していくのだった。



隠れた名作と言われている作品ですが、僕としては「果たして隠れているのか?」と思ってしまうほど、大好きな作品です。ご覧になっている方は分かるかと思いますが、まさに何度も観たくなるポップなテイスト。

監督、主演、製作総指揮は、「アイアンマン」シリーズ、「アベンジャーズ」シリーズ、ディズニー+『マンダロリアン』(ここ最近では、No. 1ドラマ)などを手掛けるジョン・ファブロー。

本当に多彩な方ですね。。。この人の手に掛かると、どんなテイスト作品も名作になってしまうのではないでしょうか。構成、音楽、小ネタなど、そのセンスある造りに気持ちを高めさせてくれます。

ある大作を撮る前に、低予算でラフに撮りたかったと語る監督が、きっと心から楽しんで撮っているんだろうというのが、実によく分かります。

出てくる料理や食材が本当に美味しそうで、手を伸ばせば取れるのではないかと思うほどの臨場感。鉄板の熱さ、湯気、香り、画面から溢れんばかりにこちらに伝わってきます。

そして、フードトラックのキューバサンド、、、

あーーー!食べたい!

口一杯に頬張りたい。

一度でいいから本場で食べてみたい。

というかキャスパーが焼いた、あの瞬間のサンドを!

あんなにも食べたいと思わせることが出来るでしょうか?バターをたっぷり塗ったパンが焼け、その中から流れ出るチーズと肉汁、もう堪りません。

ジブリ映画のご飯も「うわっ美味しそう」となる代表格ですが、「シェフ〜」以上のものは、いまパッと考えるとすぐには出てきません。

あの屋台で、食べるB級グルメ感がたまらんのです。

あぁ食べたい、
あぁ食べたい。

ん。
お腹を満たすどころか、、
逆に減っている感があります、、が、、、

シェフとしての再生。
家族の再生。

忙しい毎日を過ごしていると、本当に大切なものを忘れてしまうものです。

原点に返り、自分に一番必要な"もの"や"こと"に、立ち返ることの重要性を気づかせてくれます。

それは、人間関係にしても仕事にしても。

そういった心の満足感のおかげか、お腹も満たされます。(個人差があります)

身も心もハッピーにしてくれる、素敵な作品をぜひご覧になってみてください。

それでは今回も、おこがましくも紹介させていただきました。

(文:橋本淳)

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