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2021-08-06

公開情報

菅田将暉『キネマの神様』公開記念舞台挨拶|沢田研二からのメッセージも!



『キネマの神様』の公開記念舞台挨拶が8 月5 日(木)に行われ、菅田将暉、野田洋次郎、北川景子、宮本信子の豪華キャスト陣と山田監督が登壇した。

キャストやスタッフ、監督たちが想いを一つにし駆け抜けてきたこれまでの日々を振り返りながら、公開を明日に迎えた胸の内をそれぞれに語り、さらに今回、ダブル主演として出演予定だった故・志村けんさんの代役を務めた沢田研二から、本作が公開を迎えることへの想いを綴ったコメントも発表され、様々な困難に見舞われながらも、その分奇跡を重ねてきた本作の公開を告げるにふさわしい映画への愛と情熱にあふれる舞台挨拶となった。

本作は1950 年代ごろの日本映画の黄金期と現代を舞台に、夢を追いかけ、夢に挫折しながらも“映画の神様”を信じ続けた主人公・ゴウが時代を超えて織り成す“夢”と“愛”と“奇跡”に満ちた感動の物語が描かれる。キャスト、製作陣と同じ思いで公開の日が来ることを信じ待ち続けた観客の前に立った山田監督は「去年3月にクランクインしたんですけど、何度も中断して、苦労しながら出来上がったという感じです。そしてようやくこうして封切の日を、コロナのことが解決しないままに迎えて、とても感慨無量です」と挨拶し、舞台挨拶はスタート。

主人公ゴウの若き日を演じた菅田も「50%ですけど、お客さんがいる状態での舞台挨拶は本当に貴重な時間なので感慨深いです」と、この時間をかみしめるように客席に向けて語りかけた。若き日のテラシンを演じた野田は「映画を観た皆さんの前でお話できることが嬉しい」と挨拶し、山田組に参加したことへの感謝の気持ちを込めて、のちの主題歌である「うたかた歌」を作った経緯を尋ねられると「志村さんが倒れられたと聞いて、コロナで撮影もストップして、あんな素敵な撮影の思い出や経験がなかったことになっちゃうのかなという恐怖心で自粛期間を過ごしていて、だったら音楽にするしかないなって。僕なりの貢献がしたかったというのが入口なんです。」と、楽曲ができあがるまでのエピソードを披露した。

そんな野田の想いに共鳴するかのように、共に「うたかた歌」を歌うこととなった菅田は「感謝の気持ちを込めたお手紙ですって曲をいただいて、本当に感動しましたし、山田組や世の中全体みんなが動けない中でなんとか動き出そうという気持ちにさせてくださって。」と楽曲を受け取ったときの気持ちを振り返り、この作品への感謝が込められた楽曲が菅田の心を前へと動かしたことを明かした。「うたかた歌」を聴いて撮影中に感じたノスタルジックな感情が蘇ったという北川は銀幕女優役として『東京物語』を再現したシーンに挑んだことについて「冷や汗です(笑)世界中にファンがいる映画の有名なシーンのオマージュを演じるということで、原節子さんを超えることは絶対できないんですけど、なるべくお芝居を近づけてやりたいなと。あとは真似するだけではなくキャスティングしていただいたんだから、自分らしさも残せたらなと思ったんですけど、パニックになりながら終わりました」と明かし、山田監督と共に役作りに励んだ日々を振り返った。

楽曲から淑子への大きな愛を感じたという現代の淑子を演じた宮本は「ゴウちゃんはどうしようもない男なんですけど、淑子にとってはそういう人でも生涯愛する人に巡りあったという幸せがあったと思います。」と淑子が歩んだ人生への想いを語った。

本作ではもう一曲印象的な楽曲として、志村けんの「東村山音頭」を沢田研二演じる現代のゴウが歌うシーンがある。志村けんの代役としてこれまで多くを語らずにいた沢田からは公開にあたって想いを綴ったコメントが届けられ、大勢が見守る中で発表された。【『志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です。』 あの日から新型コロナと共に歩んだ72 歳精一杯の姿です。詮ないですが、志村さんのゴウが観たかった。わたしはこの作品を封切り館で“初めて”観ようと思っています。】と語った沢田の言葉に、山田監督は「初めてコメントを聞きましたが、やはりこの仕事を引き受けるのは沢田さんは相当な覚悟だったんだろうなと、改めて感じます。」と沢田とともに撮影に挑んだ撮影時を振り返り、菅田も「一度現場に行かせていただいて、ちょうど「東村山音頭」を歌うシーンの直前だったのかな、ものすごく集中されていて、沢田さんのこの作品へ臨む思いがあふれ出ていたので、完成を楽しみにしていました。同じ人物を演じられたというのはすごく光栄です。」と語り、亡き志村さんへの想い、そして沢田と志村さんを繋ぐ絆、そして本作へ結びついた奇跡へ想いをはせた。

語りつくせない想いが交わされながらもイベントは終盤を迎え、最後に山田監督は「この『キネマの神様』は僕の青春時代の思い出が中心になっているんですが、1930~40 年代は世界中がびっくりしていたんですね、日本の映画がすごいと。今、日本の映画は沈んでいるのは問題だと思っています。劇場が閉鎖されたり、人が入れなくなっている。僕たちにとっても大問題で、一日でも早くこの状況が回復するように願っております。そういう必死な想いでの興行なんですよね。映画館に足を運ぶことを躊躇する人も多いですが、ぜひ映画館に足を運んでこの映画を観ていただきたい、味わっていただきたいと日本の映画ファンにお願いしたい」と語った。

菅田は「映画は公開するとお客さんのものという感覚があるのですが、公開するまでどれだけ映画に携われるかというのが楽しみだったりするのですが、そういう意味では今までで最長の長さ一緒にいれたなと思うし、十分に愛でる時間をいただけたと解釈すれば、すごく感謝だなと思いました。色んな事を知っていく中で今の自分の仕事である映画というものが、どれだけかっこよくて、自分のしんどかったり大変だったりする日々に誇りを持てるようになりました。そんな映画です。ぜひ楽しんでいただけますと幸いです。」と、公開を待つファンと映画を愛するすべての人へのメッセージを送り、鳴りやまない拍手の中で、数々の困難を数々の奇跡に変えて完成された本作の明日からの公開に向けて舞台挨拶は幕を閉じた。

ストーリー

無類のギャンブル好きなゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。 そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは「映画」 一 。行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて映画の撮影所で働く仲間だった。若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、 時代を代表する名監督やスター女優の園子(北川景子)、 また撮影所近くの食堂の看板娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。そして、ゴウとテラシンは淑子にそれぞれ想いを寄せていた。しかしゴウは初監督作品の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。ゴウは撮影所を辞めて田舎に帰り、淑子は周囲の反対を押し切ってゴウを追いかけて行った・・・。あれから約50 年。ゴウの孫・勇太(前田旺志郎)が、古びた映画の脚本を手に取る。その作品のタイトルは、『キネマの神様』。それはゴウが初監督の時、撮影を放棄した作品だった。勇太はその脚本の面白さに感動し、現代版に書き直して脚本賞に応募しようとゴウに提案する。最初は半信半疑で始めたゴウであったが、再び自身の作品に向き合う中で、 忘れかけていた夢や青春を取り戻してゆく――。これは、“映画の神様”を信じ続けた男の人生とともに紡がれる 愛と友情、そして家族の物語。

作品情報

■監督 :山田洋次
■脚本 :山田洋次 朝原雄三
■原作 :原田マハ「キネマの神様」(文春文庫刊)
■出演 :沢田研二 菅田将暉
永野芽郁 野田洋次郎 / 北川景子 寺島しのぶ 小林稔侍 宮本信子
■主題歌 :「うたかた歌」RADWIMPS feat.菅田将暉(Muzinto Records/EMI)
■配給 :松竹 
■公式サイト :https://movies.shochiku.co.jp/kinema-kamisama
■公式Twitter:https://twitter.com/kinema_kamisama 
■公式Instagram:https://www.instagram.com/kinema_kamisama
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