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映画コラム

<大傑作>『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』新しい“古さ”のある魅力

いきなり個人的な話で恐縮だが……2023年のポップカルチャー事件簿で、筆者が最も衝撃を受けたのは、紅白歌合戦におけるYOASOBIのパフォーマンスだった。アニメ【推しの子】の主題歌「アイドル」をテレビ初披露した際に、櫻坂46・乃木坂46・J...
映画コラム

『碁盤斬り』草彅剛という稀有な俳優

▶︎『碁盤斬り』画像を全て見る草彅剛という稀有な俳優を、どう言い表せばいいのか。彼の演じる役柄を見ていると、「この人は本来こういう人ではなく、これは演技である」ということを忘れてしまう。トーク番組やバラエティ番組で見る彼は、明るく無邪気で時...
映画コラム

【第77回カンヌ国際映画祭】映画ライター注目作“11選“

5月14日(火)から開催される第77回カンヌ国際映画祭。日本からは、スタジオジブリが名誉パルムドールを受賞。『あみこ』『魚座どうし』の山中瑶子監督新作『ナミビアの砂漠』や森山未來が声優を担当し話題となった『化け猫あんずちゃん』が監督週間に選...
映画コラム

『トラペジウム』を支えた“声の表現” 元乃木坂メンバーもゲスト声優に

▶︎『トラペジウム』画像を全て見る夢を叶えるということは簡単なことではない。挫折や失敗、周りからの反対など、乗り越えなければならない障害は数多くある。しかし、それでも諦められない夢がある。私たちを駆り立てる情熱や、目標に向かって突き進む力は...
映画コラム

『猿の惑星/キングダム』を観て『ゼルダの伝説』の実写も任せられると思った「10」の理由

▶︎『猿の惑星/キングダム』画像を全て見る2024年5月10日(金)より『猿の惑星/キングダム』が劇場公開されている。本作はSF映画『猿の惑星』シリーズの最新作。初代映画が公開されたのは1968年。あの『スター・ウォーズ』よりも長い歴史を誇...
映画コラム

『不死身ラヴァーズ』見上愛と佐藤寛太が生み出す“究極のラブストーリー”

▶︎『不死身ラヴァーズ』を観る松居大悟監督の、「恋愛暴走機関車童貞編」シリーズが帰ってきた。もちろんそんなシリーズはない。筆者が勝手に命名した。だが松居監督は、しばしば恋に暴走して荒れ狂う童貞たちを描いてきた。デビュー作の『アフロ田中』(2...
俳優・映画人コラム

鈴木亮平の“演りぬく力”——『シティーハンター』から『エゴイスト』まで

Netflix映画『シティーハンター』Netflixにて独占配信中 ©北条司/コアミックス 1985▶︎『シティーハンター』画像を全て見る日本では初の実写化となった映画『シティーハンター』が、Netflixで配信されている。鈴木亮平が演じた...
映画コラム

『バジーノイズ』奇跡と呼んでも大げさじゃない、映画のマジックが起こっていた「3つ」の理由

▶︎『バジーノイズ』画像を全て見るむつき潤による同名コミックを映画化した『バジーノイズ』が2024年5月3日(金)より公開中。テレビドラマ「silent」の風間太樹が監督を、人気ボーイズグループ「JO1」の川西拓実と桜田ひよりがW主演を務め...
映画コラム

語りたい、素晴らしき映画ポスター“5選”

紙媒体が少なくなった今でも、映画ポスターやチラシの力は顕在で、映画館ではポスターが貼られ、チラシがずらりと並べてある。以前なら持ち帰って一人で眺めたり、誰かに見せて話のネタにしたりするくらいだったが、現在はネットでもチェックや保存ができるの...
映画コラム

<比類なき傑作>『悪は存在しない』 濱口竜介が紡ぐ、現代の“風の谷のナウシカ”

▶︎『悪は存在しない』画像を全て見る黒い背景に赤と青のフォントで映し出される、“EVIL DOES NOT EXIST”の文字。まるで『女は女である』(1961)のような、もしくは『気狂いピエロ』(1965)のような、スタイリッシュなタイト...