『バンクシーを盗んだ男』を観る前に。バンクシーに迫るまとめニュース&BBC NEWSレポーターコメント解禁!

© MARCO PROSERPIO 2018

8月4日(土)より正体不明のカリスマグラフィティアーティスト・バンクシーと彼の絵がもたらす影響力に迫るドキュメンタリー『バンクシーを盗んだ男』が公開される。このバンクシーとは何者かがわかる【バンクシーまとめ】を作成した。

『バンクシーを盗んだ男』はバンクシーという人物、そして数千万円~1億円という超高額で取引される彼のアートが紛争地区をはじめ世界の人々にもたらす影響に追ったドキュメンタリー作品。ナレーションはロック界の生ける伝説イギー・ポップが務めている。

本作は「芸術と価値」や「著作権問題」、「ストリートアートの存在意義」について現地のアーティスト、収集家といった人々へのインタビューを通して迫っていくドキュメンタリーだ。バンクシーは反権力的なメッセージをストリートで表現するアーティスト。パレスチナ・ヨルダン川西岸地区にあるベツレヘムの巨大な分離壁に描いた「ロバと兵士」の壁画、この壁画は世界に波紋を呼んだ。本編冒頭ではニュースに取り上げられる様子が抜粋される。

分離壁について英国BBC NEWSのTVレポーターは「その壁はイスラエル人にとっては治安を守る壁。パレスチナ人には分離壁。アーティストにとっては最高のキャンバス。」と説明している。劇中でベツレヘムの市長は「(バンクシーは)ただの落書きではない。我々の信念やメッセージ、存在の根幹を反映したもの」と言い「あなたはパレスチナ人のことを誰よりも正確に表現してくれた、ありがとう」とバンクシーに対して感謝の言葉を贈る。バンクシーのグッズを売るアブー・ヤーメン(ショップオーナー)は「彼は毎回変装してるんだ。マスクを被ったり、ひげを被ったり…」と貴重な目撃情報を語る。

バンクシーの作品は最近でも新たに目撃されており、6月28日にフランス・パリで複数の壁画を「仕掛けた」とバンクシー本人が発表。相次いで出現した壁画を自身の作品であることを認めた。そして7月12日からはイギリス・ロンドンで、これまであまり知られていなかった作品も展示されている「バンクシー、グレイテストヒッツ:2002-2008」が開幕。こちらの展覧会は8月25日まで開催される。

ベツレヘムの壁に描いた壁画がオークションに出品される顛末から、バンクシーと彼の作品が持つ影響力を浮き彫りしている本作。誰にも正体を見られず、未だ謎が多いバンクシーは世界から注目の的となっている。

◆バンクシーとは?

・イギリス・ロンドンを拠点とし、世界の至るところに作品を描き活動している。
・覆面芸術家。正体を明かしておらず、本名や顔など身元を一切明かしていない。
・平和・反権力・反資本主義などメッセージ性の強い作品が共感を呼び、1990年代後半から世界中にその名を轟かせることになる。
・ポップな絵柄と強い政治性を持つ彼の作品は強い存在感を放ち、熱狂的なファンが世界中にいる。
・彼の作品はオークションで数千万円~1億円という高値で取引されることもある。

あの夢の国を皮肉る!「ディズマランド」

バンクシーがプロデュースしたテーマパーク。ディズニーランドを正面から皮肉ったテーマパーク「ディズマランド」を設営したことで有名。

隠れファン!セレブの間でも大人気!

マドンナやBlurのアルバムジャケットを手掛けたことも話題になり、ブラッド・ピットやアンジェリーナ・ジョリー、キアヌ・リーブス、ジュード・ロウ、クリスティーナ・アギレラなど、彼のファンは多い。

大英美術館、ルーブル美術館に勝手に展示⁉

有名美術館に自らの作品を無断で設置するという斬新なアイデアを実行。彼が世界で注目されるきっかけとなったゲリラ展示を行った。

スクープ!バンクシーを盗んだ男!!

2018年6月、カナダのトロントやロシアのモスクワでバンクシー作品を集めた非公式の展覧会を開催。
ロシアで開催されたFIFAワールドカップの熱にも負けないほど、バンクシーファンにはたまらない展覧会となった。
しかし6月14日、カナダの警察当局はトロントで行われているバンクシーの非公式の展覧会で作品1点が盗まれ、捜査中であると発表。盗まれた作品「Trolley Hunters」には、草原で腰巻きをした男たちが先端に石器を付けた槍や斧を手に、ショッピングカートを狩ろうとしている様子が描かれている。警察関係者によれば、作品の推定価値は4万5000カナダドル(約380万円)。
当局はバンクシーの展覧会から作品を持ち去る、顔を覆った人物が映った映像を公開している。

ストーリー概要

正体不明の覆面グラフィティアーティスト・バンクシー。彼はパレスチナ・ヨルダン川西岸地区ベツレヘムの壁に「ロバと兵士」の絵を描いた。これが地元住民の怒りをかい、タクシー運転手のワリドがウォータージェットカッターでその壁を切り取った。ワリドは大手インターネットオークションサイト「eBay」に出品し、最高額の入札者に売ろうと試みるのだ。この巨大なコンクリートの壁画はベツレヘムから海を渡り、美術収集家たちが待つ高級オークションハウスへ送られることになる。バンクシー、そして彼の描いた絵がもたらす影響力をたどっていくと見えてくるものとは…?!

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