© 2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

デンマーク発の新感覚サスペンス『THE GUILTY／ギルティ』が、2019年2月22日（金）全国公開となる。本作が製作されたのはデンマーク。監督のグスタフ・モーラーももちろんデンマーク出身だ。本作をはじめ、スウェーデン、ノルウェー、アイスランドなど、寒く厳しい環境の中で生まれた映画は、他の国とは一味も二味も違った独特の設定や演出で魅力的な作品ばかり。今後公開が控える作品も含め、話題の北欧作品を紹介する。

『蜘蛛の巣を払う女』(2019)

イギリス・ドイツ・スウェーデン・カナダ・アメリカ合作

監督：フェデ・アルバレス
出演： クレア・フォイ、スベリル・グドナソン、ラキース・スタンフィールド、シルビア・フークス、スティーブン・マーチャント

世界的ベストセラーミステリー小説「ミレニアム」のシリーズ４作目。原作となった「ミレニアム」はスウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによる推理小説。天才ハッカーで背中にあるドラゴンのタトゥーが特徴的な主人公リスベットが、アメリカ国家安全保障局の陰謀を探る様を描く。デビッド・フィンチャー監督＆ルーニー・マーラ主演の第１作目に続く物語で、北欧らしい重厚感と緊迫感のあるミステリー。

『特捜部Ｑ　カルテ番号６４』(2019)

デンマーク・ドイツ合作

(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS20, ZENTROPA BERLIN, ZENTROPA HAMBURG

監督：クリストファー・ボー
出演： ニコライ・リー・カース、ファレス・ファレス、ヨハン・ルイズ・シュミット、ソーレン・ピルマーク、アンダース・ホヴ

原作は累計1000万部以上を記録しているデンマークの大ヒットミステリー小説「特捜部Q」。コペンハーゲンを舞台に、未解決事件に挑む警察の新部署「特捜部Ｑ」。80年代に起きた失踪事件を扱うことになったチームが、やがてその壮絶な真実にぶつかることになる。ヒューマントラストシネマ渋谷＆シネ・リーブル梅田で開催された「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。

『ウトヤ島、7月22日』3月8日公開

ノルウェー

監督：エリック・ポッペ
出演：アンドレア・バーンツェンカヤ、エリ・リアノン・ミュラエミリー・オズボーン、ジェニ・スベネビクオーダ、アレクサンデル・ホルメンマグナス　他

ノルウェー出身監督エリック・ボッペによるノンフィクションドラマ。第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。2011年、ノルウェーで実際に起きた、1人の男が77人を殺害した連続テロ事件を描いた作品。若者が多く集まるウトヤ島のサマーキャンプに突如現れたテロリスト、その凄惨な現場を72分ワンカットで描く。

『THE GUILTY／ギルティ』2月22日公開

　

デンマーク

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監督：グスタフ・モーラー
出演：ヤコブ･セーダーグレン、イェシカ･ディナウエ、ヨハン･オルセン、オマール･シャガウィー

2018年にサンダンス観客賞を受賞した本作は、真夜中の緊急指令室を舞台に、“電話からの音と声”だけで誘拐事件を解決するという新感覚サスペンス。映し出されるのは主人公のみという大胆な演出が早くも大きな話題を呼んでいる。歴代受賞作品と同様に長編初監督でありながらも、その緻密な脚本は早くも世界中で絶賛され、既にハリウッドリメイクも決定。主演はジェイク・ギレンホール。

『BORDER』(原題)日本公開未定

　

スウェーデン・デンマーク合作

監督：アリ・アッバシ

カンヌ映画祭の「ある視点部門」で大賞を受賞。イラン系のデンマーク人による長編２作目。
入国管理官である主人公の女性が、不審者を尋問していくうちに、自分自身が人の罪悪感を嗅ぎ分けられることに気づいていくという物語。『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが脚本を担当。

関連イベント情報

2月9日〜2月15日 トーキョーノーザンライツフェスティバル2019　
2019年は東京・ユーロスペースにて今注目を集める北欧映画を存分に味わえる映画祭「トーキョーノーザンライツフェスティバル」が開催される。各国映画祭を賑わせる北欧の話題作から、日本未公開作品まで上映。