夏の映画戦線はもう始まっている……これから公開される映画の予告編をチェック!

■「映画音楽の世界」

みなさん、こんにちは。
ハリウッドの大作・話題作は夏休みが始まる7月公開が主流でしたが、近年では春先から公開される映画が多く、今年もすでに『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』等ブロックバスタームービーが登場しています。

それでも、6月から8月にかけてはやはり話題の作品が大挙して公開され、劇場で流れる予告編が夏映画一色となるこの時期、そのタイトルを聞くだけでもわくわくしたり、公開が待ち遠しかったりするのも風物詩と言えるのではないでしょうか。

というわけで、今回の「映画音楽の世界」では、これから夏にかけて公開される作品の予告編とその音楽についてご紹介したいと思います。

いよいよ公開、『デッドプール』!

アメリカでの公開から遅れること約五か月、6月1日よりついに公開がスタートする異色のマーベルヒーロー『デッドプール』。待たされている間に本国では興行収入がR指定映画ながら4億ドルを超える特大ヒットに。主演のライアン・レイノルズがそのキャラクターに惚れ込み、映画化に至るまで長年の紆余曲折を経てのこの成績は驚異的。

音楽を担当するのは、映画音楽界で勢いに乗るジャンキーXL。昨年の『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』に続き、ハンス・ジマーと共作した『バットマン V スーパーマン ジャスティスの誕生』でも話題となった人気コンポーザーのスコアも楽しみなところです。

予告編で使用されているヒップホップ曲は俳優としても活躍するDMXの”X Gon’ Give It To Ya”で、こちらはサウンドトラック盤にも収録されています。

魂のリング。『サウスポー』

『ナイトクローラー』から一転、驚異の肉体改造で鍛え抜かれたボディを披露したジェイク・ギレンホールのファイティングシーンが話題となったボクシング映画。監督が『トレーニング・デイ』や『イコライザー』のアントワン・フークアとあって、「ただのスポーツもの」で終わる筈がありません。自身の感情が原因となって妻を失った男と娘。彼の再起に手を貸すトレーナーらが物語をよりドラマチックに仕立てます。

主題歌”Phenomenal”を担当したのはエミネム。彼はサウンドトラックプロデューサーも務めています。また、劇伴を担当したジェームズ・ホーナー(『タイタニック』『アバタ―』等)は映画完成後、不慮の事故で急逝し、本作が遺作の一本となっています。映画は6月3日から公開。

予想を超える大ヒット! 『ジャングル・ブック』

ディズニーアニメーションの名作を、『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー監督が再実写映画化した本作。アメリカでは初週末だけで1億ドルを突破する成績でデビューしました。ジャングルを舞台に多くの魅力的な動物たちが登場し、ビル・マーレイやイドリス・エルバ、スカーレット・ヨハンソンらフルCGで描かれたキャラクターに息を吹き込んだ豪華声優陣も話題です。

音楽を担当したのはファヴロー監督の盟友、ジョン・デブニー。アクションからコメディ作品まで幅広く作曲するコンポーザーで、まだ音源は披露されていないものの、ヒトの子供と動物たちが暮らす世界をどう彩るか気になるところです。

予告編で使用されている音楽はThe Hit Houseの”The Bare Necessities”。

ディズニー作品らしく陽気な口笛から始まり、大自然を思わせる勇壮でダイナミックなサウンドが鑑賞欲を掻き立てます。8月11日より公開。

あのテーマ曲が帰ってきた! 『ゴースト・バスターズ』

ビル・マーレイをはじめとする本家の足並みがどういうわけか揃わず正規続編の話が出ては消えを繰り返す中、先に登場するのがポール・フェイグ監督の女性版『ゴースト・バスターズ』。

メリッサ・マッカーシー、カースティン・ウィグらを主演に迎え、まさかの雷神クリス・ヘムズワースがヒロイン?を務める本作。オリジナルの要素をふんだんに取り入れ、ニューヨークを蹂躙するゴーストに立ち向かうゴーストバスターズの活躍を描きます。噂ではオリジナル版から多数のゲスト登場もあるようで……?

こちらの音楽を担当するのは『マイ・インターン』『LIFE!』のセオドア・シャピロ。有名すぎる音楽を果たしてどう扱うのか?

ちなみに予告編で使用されている、ゴーストバスターズテーマ曲のリミックスを一足先に披露したのは、前述のThe Hit House。現代的なデジタルアレンジでありながら懐かしさも持ち合わせたリミックスに仕上がっています。日本公開は8月19日。

本来ならご紹介したい作品はこれだけではありませんが、今回はひとまずこのくらいにしておきまして。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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(文:葦見川和哉)

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