新米ライター・ナオの突撃レポート 映画『小さいおうち』ティーチイン試写会

1月17日、ぴあカード・シネマズby Shochiku・衛星劇場共催による「小さいおうち」ティーチイン試写会&懇親会を開催。

映画『小さいおうち』ティーチイン試写会を新米ライター・ナオが突撃レポート!

あけましておめでとうございます!
本年も、ぴあカード・シネマズby Shochiku・衛星劇場がコンビを組み、新たな映画の楽しみ方をご提案してまいりますので、よろしくお願いいたします♪

さて、2014年最初のティーチイン試写会となった1月17日。
今回は1月25日公開の山田洋次監督 最新作、映画『小さいおうち』より原作者・中島京子さんと本作の共同脚本・平松恵美子さんをゲストにお招きし開催、今回も私 ナオが「シネマズ」ファンの代表としてイベントに参加させて頂きました!

「小さいおうち」ティーチイン試写会

なんと16回目にして、初めて作品の原作者の方にご参加いただくという事で“どんな裏話が飛び出すのか”と、スタッフ一同とても楽しみにしておりました~!

本作は、2010年に直木賞を受賞した中島京子さん同名小説が原作。
あるお屋敷で女中さんとして働いていた親類が残した自叙伝をもとに、一人の青年が、そこにつづられていた恋愛模様とその裏に秘めた意外な真実を知る姿を、ハートウォーミングかつノスタルジックに描いた作品です。

原作者・中島京子さん&共同脚本・平松恵美子さんによるティーチイン・トークショー!

「小さいおうち」ティーチイン試写会
実は、平松さんはティーチイン試写会のイベントは今回で3回目。これまで『ひまわりと子犬の7日間』では監督として、また『東京家族』では脚本家として、ご参加いただきました。
まずは「作品を観てくださった方々と直に接する事が出来る機会は、私たちにとっても嬉しい」と平松さんからご挨拶。

「小さいおうち」ティーチイン試写会本作は、山田監督ご自身が「これは“僕の物語”といっても過言ではない」と表現するほど原作に惚れ込み、映画化が決まった作品。
中島さんも、山田監督ご本人から届いたオファーの手紙を受けとって「封筒に“山田洋次”って書いてあって、ものすごくビックリしました!何度も、本当に山田監督?って確認しちゃった(笑)」と当時を振りかえり「“Yes”という返事以外は考えられなかった」とおっしゃられていました。

最後の最後まで、悩んで脚本を作り上げたという本作。なんと!クランクアップの前日まで、脚本を修正されていたとの事。

映画は、原作の雰囲気を活かしつつオリジナルのストーリー展開がとられています。
今回、原作者として脚本作りを間近でご覧になった中島さんも、平松さんとの打ち合わせを重ねる中で「小説を映画化する事が、いかに大変かという事が分かった」とおっしゃられ、観客が“観る”だけで分かるように原作をシンプルに組み立て直していく作業が、とても面白かったとお話してくださいました。

中でも原作から変化が加えられている点として、現代の“タキばあちゃんの部屋”をあげられました。
原作では今風の一人住まい用の部屋といった設定でしたが、映画では古いアパートに。中島さんも「昭和モダンな映画全体の雰囲気の中で、突然ピピッと電化された機械なんか出てきたら違和感があったと思う」と、とても納得されたそうです。
この点については、平松さんからも「山田監督らしい発想」とのお話が。部屋を質素にする事で、隠し続けた秘密に対するタキばあちゃんの負い目を表現したのだと思います、とお話くださいました。

ラストシーンに関しては、山田監督ご自身も相当悩まれたそうですが、中島さんも「原作の良さも感じつつ、映画ならではのベストな形で仕上がっていると思います」と原作者として太鼓判!その一言に、平松さんも「そう言っていただけると嬉しい!」と安堵していらっしゃいました。

また、お客さまから中島さんへ「完成した作品を、最初に観たときの感想を教えてください」との質問に対して、初号試写の際には山田監督はじめ、松たか子さん、妻夫木聡さん…など等、錚々たるメンバーが一緒にご覧になっていたそうで「今だから言えるけど、緊張して全然楽しめなかった(笑)後ろばっかり気になって…」「2度目に観た完成披露試写会では、やっと心から作品を楽しめました」と秘密を告白。

「小さいおうち」ティーチイン試写会本作の気になる目玉と言えば、やはり赤い瓦屋根の「小さいおうち」。これは、セットとして実際に家一軒をまるまる建てて撮影されています。
そこで「撮影終了後、セットのおうちはどうなりましたか?」との質問では「残念ながら、撮影終了後アッという間に壊してしまうんです」と平松さん。特に、赤い瓦は製作陣もこだわりのポイントで「名残惜しくて、スタッフが何人かこっそり持って帰りました(笑) …そのうちの一人は私!」とのこと。
中島さんも実際に撮影現場に行かれて、ステキな“昭和モダン”が再現されたセットと素晴らしい小道具の数々をご覧になって「葛飾にある「山田洋次ミュージアム」で公開すればよかったのに~!」と残念そう。
MCの八雲さんも思わず「私も見ました!私、あのセットにそのまま住みたかったです」と告白されると平松さん、中島さんも「そうそう!」と賛同していらっしゃいました。

中島さん・平松さんを中心に懇親会でも大盛り上がり!

「小さいおうち」ティーチイン試写会

さて、トークショー終了後は興奮冷めやらぬまま、毎度おなじみの東劇ビル地下1階「Tsukiji kitchen」さんに移動し、ゲストのお二人もご一緒に懇親会がスタート!
作品に関する感想や原作への質問…等など、ご本人しか答えられない、まさに“ここでしか聞けない”質問が飛び交っていました。

「小さいおうち」ティーチイン試写会そして懇親会ラスト、なんと!トークショーでも話に上がった「小さいおうちの赤い瓦」がプレゼント用に登場。平松さんとのじゃんけん大会で見事1名の方にお持ち帰りいただきました~。

今回もお客様に突撃インタビュー!

「小さいおうち」ティーチイン試写会
今回は、どなたとご参加いただきましたか?
(お客様A) 息子とです。
(お客様B) たまたま私たちも親子で参加していて、今日ここで仲良くなったんです!

なぜこのイベントにご応募いただいたのでしょうか?
(お客様A) ぴあカードさんから応募させていただきまして、ちょうどポイントが貯まったので、こちらの試写会を応募しました!
(お客様B) 私たちも同じなんですが…実は原作も読んでいて気になっていたこともあり応募しました。

作品をご覧になっていかがでしたか?
(お客様A) 面白かったです!
(お客様B) トークショーで中島さんもおっしゃていたんですが、本当に原作と違う部分がけっこうあって、なぜ変えたのかなぁ、って気になっていたりする部分もあったので、お話が聞けて嬉しかったですね。

そうですよね!これまでも色々な方にゲストに来ていただき、ここだけでしか聞けないような話も結構あったりして…。
ぜひ、これからもよろしくお願いします!

イベントに参加してみて

これまでのティーチイン試写会から、さらに一味違ったイベントでした。

今までは、お客さまから撮影の裏話やキャスティングに対するご質問が多かったのですが、今回は「作品の内容」に関する質問がとても活発で、やはり原作者の中島さん・脚本を手掛けられた平松さんだからこそ、お話しいただける物語の裏設定や作品に込めたメッセージ等をたっぷりお聞きする事が出来たのは、お客さまにも大変お楽しみ頂けたと思います。

本作のストーリーでは多くの登場人物の想いが交錯し、作品に対する我々の解釈も様々。
現に、今回インタビューさせていただきました2組のお客様も、お母さんと息子さんとで感じられた視点が全く異なっていました!男性と女性、また舞台となった昭和初期を知っている世代と知らない若い世代…観る人それぞれが自分なりの解釈が楽しめるラストシーンは必見です!
ぜひ劇場でご覧になってください。

作品紹介

「小さいおうち」直木賞受賞のベストセラー小説を映画化!東京郊外の“小さいおうち”で起こった 小さな恋愛事件の真実を、昭和と平成の二つの時代を通して描き出す意欲作。ただいま絶賛公開中!

『小さいおうち』公式サイト

(C)2014「小さいおうち」製作委員会

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