アメリカでは『ローグ・ワン』がV4、今週の全米興収ランキング速報![1/6・7・8版]

全米興収ランキング(1/6~1/8)

1位(→)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
2位(↑)『Hidden Figures』
3位(↓)『SING/シング』
4位(NEW)『Underworld : Blood Wars』
5位(↑)『ラ・ラ・ランド』
6位(→)『パッセジャーズ』
7位(↓)『Why Him?』
8位(↓)『モアナと伝説の海』
9位(↓)『Fences』
10位(↓)『アサシン・クリード』
(速報値/Box Office Mojo参照)

新年最初のBoxOffice速報。先週はニューイヤーズデーのため、新たに公開される大作こそなかったが、映画館は賑わいを見せ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』がV3を達成した。その強さは、今週になっても衰えずに、見事にV4達成を成し遂げたのだ。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

(C)Lucasfilm 2016

当初4億ドルほどで落ち着くとの予測もあったが、すでに国内興収だけで5億ドル超えを射程圏内。『エピソードⅠ/ファントム・メナス』を超え、『フォースの覚醒』に次ぐシリーズ歴代2位に上り詰めた。もう間もなく『ファインディング・ドリー』を抜いて2016年公開作の1位に立つこともほぼ確実だ。『スター・ウォーズ』1作目の公開から、今年でちょうど40年を迎えるが、その絶大なブランド力は益々高くなってきているようだ。

そんな中、20世紀フォックスが送り出した『Hidden Figures』の勢いが凄まじい。今週から始まった拡大公開で、先週の17位から2位まで急浮上を果たしたのだ。しかも、金曜日のデイリー興収では、『ローグ・ワン』を押さえるという快挙も達成。一時は週末1位もあるかと思われたが、さすがに土日の伸びしろでは『ローグ・ワン』が一枚上手か。それでも僅差の2位。確定値で逆転する可能性もゼロではない。

昨年のクリスマスシーズンに25館という、限定公開にしてはやや多めのスクリーンで上映を開始した同作は、日曜月曜の初日2日間で1館あたりのアベレージで3万ドルを記録。ニューイヤーズデーの先週末も3万ドルを維持し、拡大公開も成功させたとなれば、スマッシュヒットと呼ぶにふさわしい尋常ではない粘り腰だ。

『ヴィンセントが教えてくれたこと』のヒットが記憶に新しいセオドア・メルフィ監督の最新作である同作は、宇宙飛行士の仕事を支える3人の黒人女性の姿を描く。アカデミー賞レースでの好走も噂される一方で、批評家賞で今ひとつ活躍を見せていないことが懸念されていたが、このタイミングでの興行的な成功は、極めて重要な後押しとなることだろう。タラジ・P.ヘンソン、オクタヴィア・スペンサーに加え、ケヴィン・コスナーのノミネーションも充分射程圏内なのではなかろうか。

今週ベストテン入りを果たした唯一の新作となった『Underworld : Blood Wars』は、5年ぶりとなる『アンダーワールド』シリーズの最新作。公開規模を考えれば物足りない数字ではあるが、すでにマンネリ化が進む同シリーズ的には妥当なスタートだろう。

これまで同シリーズは、大作シーズンを避けて公開されてきた。『モール・コップ』に僅差で敗れた3作目を除き、いずれも首位スタートを切ったとはいえ、最終興収は5000万ドル前後に留まっている。初週は常に2000万ドルを推移していただけに、今回は1300万ドルほどと、今後のシリーズ継続は微妙なところか。

主演のケイト・ベッキンセールは相変わらず続投となったが、監督は『クリミナル・マインド』などで知られるアンナ・フォースターにバトンタッチ。次作にはダンカン・ジョーンズの『ミッション:8ミニッツ』の続編を監督することが決まっているフォースターにとって、実力試しとなるはずの今作だったが、批評的にも決して安泰とはいえない。

来週は、ステイシー・タイトルの10年ぶりの新作スリラー『The Bye Bye Man』、『アイス・エイジ』を手がけたクリス・ウェッジが実写に挑んだアドベンチャー『Monster Trucks』などが公開。また、年末から限定公開が始まっていたベン・アフレックの監督最新作『夜に生きる』やピーター・バーグの『The Patriot Day』、マーティン・スコセッシの『沈黙-サイレンス-』が拡大公開をスタートさせ、ベストテン入りを狙う。

(文:久保田和馬)

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    ライタープロフィール

    久保田和馬

    久保田和馬

    久保田 和馬 1989年生まれ。映画評論家/映画ライター/映像作家。フランス映画とアジア圏の映画をこよなく愛する。大学時代からの自主制作の延長で映像制作を行い、2013年から文筆業を開始。「図書新聞」へ映画評の寄稿、「リアルサウンド映画部」への寄稿など。

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