オダギリの声、蒼井のダンス―『オーバー・フェンス』30秒特報解禁
オダギリジョー主演、山下敦弘監督の映画『オーバー・フェンス』の公開日が決定、特報映像ならびにティザービジュアルが解禁となった。
映画『オーバー・フェンス』特報映像＆ティザービジュアル解禁
家庭をかえりみなかった男・白岩（オダギリジョー）は、妻に見限られ、東京から故郷の函館に戻りつつも実家には顔を出さず、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしていた。訓練校とアパートの往復、２本の缶ビールとコンビニ弁当の惰性の日々。白岩は、なんの楽しみもなく、ただ働いて死ぬだけ、そう思っていた。ある日、同じ職業訓練校に通う仲間の代島（松田翔太）にキャバクラへ連れて行かれ、そこで鳥の動きを真似る風変りな若いホステスと出会う―。名前は聡（さとし／蒼井優）。「名前で苦労したけど親のこと悪く言わないで、頭悪いだけだから」そんな風に話す、どこか危うさを持つ美しい聡に、白岩は急速に強く惹かれていくが――
映画『オーバー・フェンス』は、原作者の佐藤泰志自身が執筆活動を諦めかけた頃、函館の職業訓練校にて送った自身の経験を基に執筆し、氏の生涯最後の芥川賞候補作品となった同名小説を原作に描く、壊れかけた男と女の愛の物語。『海炭市叙景』（2010年／熊切和嘉監督）『そこのみにて光輝く』（2014年／呉美保監督）に続く、佐藤泰志原作の函館三部作最終章となる。
主人公・白岩役にオダギリジョー、白岩と恋に落ちる女性・聡役に蒼井優、白岩と同じ職業訓練校の生徒・代島役に松田翔太など、実力派キャストが集結。メガホンをとるのは『マイ・バック・ページ』『味園ユニバース』などの山下敦弘監督。さらに、脚本に高田亮、音楽に田中拓人、撮影に近藤龍人、照明に藤井勇と『そこのみにて光輝く』のスタッフ陣が再集結する。
この度、本作の公開日が2016年9月17日に決定し、特報とティザービジュアルが解禁となった。
ティザービジュアルは、自転車に2人乗りする白岩（オダギリジョー）＆聡（蒼井優）の写真が使われたものと、オダギリジョー、蒼井優、松田翔太の3人が何かを見つめている写真が使われたものの、異なる2つのタイプが用意された“両Ａ面”ティザービジュアルとなっている。
そして特報映像では、人生を諦めかけ職業訓練校に通う白岩(オダギリジョー)と、愛を求め続けるホステス・聡(蒼井優)が、自転車に2人乗りをして函館の夜を駆け抜けるところから始まり、聡(蒼井優)の美しく儚いダンスシーン、そして最後にはオダギリジョーの声で「こんな空っぽな俺だけど愛させてくれないか」とのナレーションがはいる。全編にわたって、バグパイプの音色が印象的な映像となっている。
映画『オーバー・フェンス』は2016年9月17日(土)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー。
(C)2016「オーバー・フェンス」製作委員会
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