金髪でもイイッ!綾野剛に惚れた!熱い男たちが全力でぶつかり合う映画『新宿スワン』レビュー
大人気コミックを映画化した『新宿スワン』を見てきましたよ!
筆者は原作コミックの大ファンだというのもあるけど、若くして圧倒的な存在感を見せる綾野剛さんと山田孝之さんを軸に、過激な作風ながら引っぱりだこの園子温監督(2015年は5本の監督作品が公開予定!)が、どんな新宿スワンを見せてくれるのかと、ワクワクしながら行ってきました!
日本を代表するイケメンが歌舞伎町に集結!
主人公・龍彦を演じる綾野剛さん、敵役の秀吉を演じる山田孝之さんの他にも、今を代表するイケメン俳優たちがこぞって集結。
歌舞伎町のスカウトマンたちの物語なので、アウトローがよく似合う男気の役者さんが多く、女性はもちろん男性も男惚れしてしまうような面々です。
伊勢谷友介さんが演じた真虎は、ルックスといい静かに秘めた野望といい、原作にとっても近くて、かつ実写ならではの迫力も抜群。
個人的にビックリして腰が抜けそうになったのは、「バーストの狂犬・関」を演じた深水元基さん!
後で気づいたんですけど、この方、染谷将太さん主演・園子温監督の「みんな!エスパーだよ!」では、全裸シーンばかりのおバカな露出狂エスパーをやってたんですよ(笑)。
そんな深水さんが、新宿スワンでは、どんなヤバイ場面に陥ってもまったく動じない不死身のアブなすぎる男を超自然体で熱演。こんな人絶対近づきたくない!って感じ。
他にも金子ノブアキさんや安田顕さんなど、ハマリ役の多い絶妙なキャスティングも本作の魅力ですが、深水さんのカメレオンっぷりには脱帽です!
新宿の街を疾走する沢尻エリカさんが美しすぎる!
舞台は新宿歌舞伎町。水商売で働く美しい夜の蝶たちがたくさん出てきます。
その中でもやはり沢尻エリカさんの凜とした顔立ちと存在感はずば抜けていて、ランジェリー姿にもどこか品があります。
人生は切なくて、ときに痛い。けれど必ず希望がある。
沢尻さん演じるアゲハを見ていると、そんな勇気をもらいます。
歌舞伎町の強き女・クラブのママを演じた山田優さんもカッコよかったですよ!
原作と同じじゃない、良さがある。
原作に熱心なファンが多いと、「あそこが違う」とか「こんなんじゃない」とかいう声をよく聞きますが、新宿スワンはとてもバランスよく映画化されていると感じました。
そもそも小説やコミックと映画では、表現の伝え方・伝わり方、時間の流れが違うので、まったく同じ世界観とキャラクターを期待するのには無理があると、筆者は常々思っています。
むしろ原作を軸にしながらも、映画としてのまったく新しい表現を作ることにこそ、原作のある作品の映画化に大きな意味があるのかもしれませんね。
そういう意味でも、コミックのファンの方も、一度も読んだことない方も、とことん楽しめるエンタメ作品じゃないでしょうか。
園子温監督のブラックな過激さはちょっとなりをひそめていますが、爆発的なエネルギーは全開です。
次に続きそうな気配があったけど、続編もあるのかなあ。楽しみです。
(文:りゅう)
画像:(C) 2015「新宿スワン」製作委員会
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