生田斗真は僕の息子⁉『グラスホッパー』ティーチイン試写会



巻き込まれ型エンタテイメント!となっていますが、巻き込ませるためにこだわった演出は?

瀧本監督:「まず冒頭の事件の部分がハロウィンのスクランブル交差点での事件という設定で、原作とは違います。フィクショナルな世界を描く上で、最初にバーンとお客様に「嘘の世界へようこそ!」といった感じを出したかったので、ああいう設定に変えました。あれ結構お金かかってるんですよ(笑)」

あの渋谷のシーンは、実際に渋谷で...?

瀧本監督:「そうですね、警察と追いかけっこしながら...と言いたいところですが(笑)日本の警察はそんなに甘くないので、当然出来ないんですが、去年のハロウィンの日の状況は実際にいっぱい撮って織り交ぜています。
芝居が絡んでいるシーンに関しては全て、千葉の市原にある潰れたショッピングモールの駐車場にスクランブル交差点を再現しました。
実寸大で交差点を作って、TSUTAYAの2階までを建てて、地下鉄に降りる入り口を作って、反対側は交番とその隣のカレー屋さんを建てて。
で、観光バスで何百人もの雑踏(笑)を呼んで、車でご協力いただける方を集めて。
でもやっぱり地元の人が多いから、軽自動車が多いんですよね。渋谷で軽はあんまり見かけないんですけど(笑)
だからよく見ると走ってる車、軽ばっかりなんです(笑)実は山田君の前を通る一番目立つ車は僕の車です(笑)」

瀧本監督:「去年のハロウィンも渋谷は凄くて、ハチ公がハロウィンの恰好してるんですけど、実はあれウチのスタッフが着せて撮影したものです(笑)
そしたら隣に日テレのスッキリ!が取材に来てて、それを映しながら「今日はハチ公も扮装しています!」って撮影していて(笑)」
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さらに、サンジャポさんにもエキストラを少し貸したりしたんだそうです。

観客からはこんな質問も


さらにこの日は試写上映後、いらっしゃったお客様からアンケートで質問を募集。その中から質問をピックアップしていきます。
観客の皆さまから、率直な意見や質問が飛び出しました。

Q:『脳男』に引き続き、キャラがまた違った鈴木役に生田さんを起用した理由は?

瀧本監督:「普段の彼って、本当にナイスガイなんですよ。本当に良いやつで。鈴木という役は、どんどん巻き込まれていくので、素顔というのは波留ちゃんとの回想シーンくらいでしか出てこないんだけれども、巻き込まれてゆく中でもフッと素顔が出るとき、素の生田斗真の魅力というものがそのまま出ればいいな、というのがありました。」

Q:蝉が透明のレインコートを着ている理由は?

瀧本監督:「汚れないためです。現実的な問題で(笑)きっとあの黄色いシャツを気に入っているんでしょうね。途中、あまりにアクションが激しくてボタンが取れてしまい汚れてしまったので、急遽シャツを洗うシーンを足しました(笑)次のシーンでは(シャツが)まだ濡れているので、タンクトップ姿になっているという設定に変えたという、実に現実的な理由です(笑)」

でも、思わぬサービスカットになったんじゃないでしょうか?

瀧本監督:「えっ!そうなの?タンクトップが嬉しいの?」

水上プロデューサー:「みなさん、どうですか?」

(会場うなづく)

瀧本監督:「ファン心理はわからないねぇ(笑)」
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Q:浅野さんが汗一つかいていませんが、撮影時期はいつ頃ですか?

瀧本監督:「時期は去年の真夏です。暑い中やっていたんですが、鯨だけは汗をかかせたくなくて。
唯一雨のバスの中、汗がツーっと落ちるシーンがあったと思いますが、あそこで流して欲しかったので他は汗かかない人にしちゃおうと。」

メイクさんは大変だったんじゃないですか?

瀧本監督:「汗隊というのが常に何人もいましたよ。」

Q:伊坂ファンという大きな存在をどう思いますか?色々言われるのをわかった上で、どう思っていますか?

水上プロデューサー:「手厳しいなぁ(笑)」

瀧本監督:「そういうもんだと割り切らないとしょうがないというか、実際に撮る上では自分に寄せないと撮れないわけですから。その結果、今流行りの言葉でいう「原作レイプ」とか言われちゃう。

僕ね、「進撃の巨人」のネット評価とか凄い見て予習してるんです(笑)だから今もう鉄の心臓になっていますから大丈夫です(笑)」

この後の懇親会は大丈夫ですか?

瀧本監督:「酔っぱらったらどういうリアクションになるかわかりませんよ(笑)」

グラスホッパー


【STORY】
ハロウィンの夜、事件は渋谷のスクランブル交差点で起きた──。愛する女性をその事件で失った元教師【鈴木】は、殺された恋人の復讐のため裏組織に潜入し“その時”を窺っていた。一方、別の目的でその事件と関わる2人の殺し屋がいた。ひとりは人の心を狂わせる眼力を持つ“自殺屋”と呼ばれる自殺専門の殺し屋【鯨】。もうひとりは人を殺すことで生を感じる、孤独な若きナイフ使い【蝉】。接点のなかった3人の男たちが引き寄せられ1つに繋がったとき、それぞれが抱える闇の出口が見えてくる。

映画『グラスホッパー』は、2015年11月7日(土)全国ロードショー!
公式サイト http://grasshopper-movie.jp/

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