蔵之介も滝藤も坂口も気持ち悪い―『残穢』スペシャルトークライブ@大阪
2016年1月30日から公開となる『残穢【ざんえ】 ―住んではいけない部屋―』に関して、先日12月17日に大阪なんばパークスにて、主演の竹内結子、橋本愛、中村義洋監督による、スペシャルトークライブが行われた。
映画・残穢スペシャルトークライブ
気温2度の極寒の中に関わらず、700人もの来場者がつめかけたこの日のトークライブ。3人の息の合った掛け合いで、大盛況となったトークショーの模様を冒頭から最後までたっぷりとお届けいたします。
MC:ようこそお越しくださいました!それでは、竹内結子さんお一言いただきましょう。
竹内:みなさん、今日はお越しくださいましてありがとうございます。今日はいつもより風が穏やかだそうで…早くから整理券をお持ちいただいて並んでいただいている方もいらっしゃるそうで。今日は皆さんで楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いします。
MC:そして、赤いマフラーがとてもよくお似合いです。橋本愛さんからもお一言いただきましょう。
橋本:初めまして橋本です。今日はよろしくお願いいたします!
MC:ちょうどクリスマスシーズンにこのなんばパークスにお越しいただいたんですけれど、お二人は、小さい時のクリスマスの思い出や、サンタさんからもらって嬉しかったプレゼントの思い出とか、覚えてらっしゃったらおしえていただいてよろしいでしょうか?
竹内:現実的で申し訳ないのですが、竹内家にはサンタが一度しか来たことが無いんです(笑)小学校5年生の頃に一度来たんですが、その後で箱の大きい小さいで兄妹大喧嘩になり、ちょっとした修羅場だったんですね。以降サンタが登場することが無くなってしまいまして(笑)ただ、今は今で私がお手紙をいっぱい書いて啓蒙活動しています「サンタはいるよ」と(笑)
MC:そうなんですね。今クリスマスプレゼントに欲しいものはありますか?
竹内:家電を買い替えようかな(笑)まぁゆっくりできる時間をいただければな、とは思います。
MC:橋本さんはサンタさんとの思い出、ありますか?
橋本:1月12日が誕生日なので、プレゼントがいっしょくたにされてしまう、という…クリスマスプレゼントというよりは、誕生日に合わせてもらってきたので、あまりサンタさんに思い出が無いですね…(笑)
MC:下手するとお年玉も一緒に渡されたりなんて…
橋本:さすがにそれは無かったです(笑)
MC:大阪に何か思い出はおありでしょうか?
竹内:来年ですが大阪城にゆかりのある人物を演じさせていただきますので、足しげく大阪に通うことになると思います。
MC:大阪で食べて印象に残ってるものはありますか?
竹内:串揚げにお好み焼きでしょう。あとは… いろんなもの食べてますね。どこで食べてもおいしいという印象があります。あと、観覧車!去年、こちらで舞台の公演できまして、その際共演者と一緒に観覧車に乗りました。城と観覧車めぐりがレギュラーメニューになっていて、大阪に行っても名古屋に行っても、お城と観覧車を楽しんでますね。道頓堀のところにも行きました。その時は回っていなかったと思うのですが、前で「ばんざーい」の写真を撮りました。
橋本:美味しいたこ焼きを食べたのと、美味しいおでんを食べたこと、この2点ですね!
残穢(ざんえ)の意味とは?
MC:ありがとうございます。さてここでもうひとかた、お呼びしたいと思います。本日は本作を撮られました監督もお見えになっています。中村義洋監督でございます!
監督:寒いですね!
MC:ありがとうございます(笑)監督にも、サンタさんにまつわる思い出をお伺いしましょうか。
中村監督:私は今、サンタ側ですので…ただ、サンタの格好はしていません。赤い格好をするのは2月3日、節分ですね!
MC:鬼でしょうか。
監督:全身タイツを着ております(笑)
MC:豆投げられるんですね(笑)さてここからは映画『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』について
伺ってまいりましょう。会場の皆様は「残穢」という単語をご存じだったでしょうか?やはりご存じない方が多いということで、この意味から教えていただいてよろしいでしょうか?
監督:ヒントとしては、この「穢」という字を「祟」とかにしなかったということですね。祟りだと、あるマンションに住んでいるとして、前の部屋の住人に何かあったのではないかと、直接怒りや念が襲ってくると思うんですね。ただ「穢れ」なので、静かに、問答無用に横にいられたり、後ろにいられたり、その人にくっついちゃったり。残っている場所を示していますね。
MC:そうなんですね。監督久しぶりのホラーということで、演出面でも凝られたんではないでしょうか?
監督:その工夫が自分で発見できたのが楽しかったですね。例えば「間」です。ホラーは「間」ですよ。あと0.5秒見せないだけでこんなに怖くなるのか、とか、音楽の付け方であるだとか。そういう工夫を凝らしていてとにかく楽しかったです。
「久保さん」は男だと思っていた?!
MC:竹内さんが演じられた「私」は淡々とした役どころだとお見受けしました。
竹内:「私」はホラー小説家でありながら、霊的な現象を信じていないので、ものすごいリアリストなんですね。そこで橋本さん演じる「久保さん」から起きた物事に対して教えられ、調査していくんですが、恐怖するよりもネタを見つけた、ような感覚で淡々と聞いてるんで、ものすごく冷静なんですね。
私自身はすごく怖がりなんですよ。ゾンビのようなスプラッタ、おなかがパカッと開いたりとかは大丈夫なんですけど(笑)じわじわくる日本人ならではという怖い話はからっきしダメで、台本読むのに一か月かかりました。怖くて。中村監督からオファーがあると聞きまして、お受けしまして、その後で「こういうお話です」と言われて、順番間違えたな、と思いました(笑)。だけどお受けした以上読まなきゃ、ということで台本を読んだんです。監督にもお待ちいただきながら(笑)
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