故郷の清瀬で撮影―阿部寛×是枝裕和監督『海よりもまだ深く』情報解禁!

是枝裕和監督の最新作となる映画『海よりもまだ深く』が2016年5月21日に公開されることが発表され、あわせて主演の阿部寛をはじめとしたキャスト陣も解禁となった。阿部寛と是枝監督がタッグを組むのは、映画では『歩いても 歩いても』『奇跡』に続き3作目となる。

阿部寛×是枝裕和監督の強力タッグで『海よりもまだ深く』


団地に一人住まいの母・淑子(樹木希林)。苦労させられた夫を突然の病で亡くしてからは、気楽な独り暮らしを送っている。長男の良多(阿部寛)は、15年前に文学賞を一度とったきりの売れない作家。今は探偵事務所に勤めているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳している。そんな良多に愛想を尽かして離婚した元嫁、響子(真木よう子)。11歳の息子・真悟(吉澤太陽)の養育費も満足に払えないくせに未練たらたらの良多は、探偵技で響子を“張り込み”し、彼女に新しい恋人ができたことに一人ショックを受けている……。そんなある日、たまたま母・淑子の家に集まった良多と響子と真悟は、台風のため翌朝まで帰れなくなり、一つ屋根の下で一晩を過ごすことに。こうして、偶然取り戻した、夜が明けるまでの束の間の“家族”が始まるが――

海よりもまだ深く



是枝裕和監督の最新作となる映画『海よりもまだ深く』は、いくつになっても大人になりきれない男と、そんな息子を深い愛で包み込む母の姿を中心とし、夢見た未来と少し違う今を生きる家族を描く感動ストーリーだ。主演に「下町ロケット」でも話題沸騰の阿部寛を迎える。

海よりもまだ深く



今回阿部寛が演じるのは、小説家を目指すも一向に才能が開花せず、生活費のために探偵事務所に勤める男。バツイチでギャンブル好き、夢ばかり追いかけ続けるダメ中年なのに、憎めないキャラクターを演じる。そして主人公の母親役を樹木希林、阿部の別れた元妻役を真木よう子が演じるほか、探偵業務の相棒役に池松壮亮、探偵事務所社長役にリリー・フランキー、阿部の姉役に小林聡美、樹木の憧れのクラシックの先生役に橋爪功など、豪華キャストらが脇を固める。

今回、樹木希林が演じる母親が暮らす団地のシーンは、実際に是枝裕和監督が9歳から28歳までの19年間住んでいた東京都清瀬市・旭が丘団地で撮影されており、是枝裕和監督にとって思い入れが強い作品となっている。

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