ニュース
幻のSF映画、43年の時を経て遂に日本公開!『あやつり糸の世界』
幻のSF映画、43年の時を経て遂に日本公開!『あやつり糸の世界』
ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の幻のSF作品『あやつり糸の世界』が2016年3月に東京・ユーロスペースで公開される。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督による幻のSF映画
未来研究所では、仮想世界を作り出し未来社会を厳密に予測できるシミュラクロンの開発が進められていた。ある日、研究主任のフォルマー教授が謎の死を遂げ、シュティラー博士が後任に就く。やがてシュティラーは研究所で奇妙な事態に遭遇する。保安課長ラウゼが忽然と姿を消すと、エーデルケルンという別の人物が保安課長として存在しているのだ。やがてシュティラーは自らシミュラクロンによって仮想世界に入り込む実験を行う。現実そっくりなコンピューターによる虚構の空間。そこでシュティラーは消えたラウゼの姿を見かける――
(C)1973 WDR (C)2010 Rainer Werner Fassbinder Foundation der restaurierten Fassung
映画『あやつり糸の世界』は、ダニエル・F・ガロイによる小説「模造世界」が原作のSF作品。ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督が1973年に発表したテレビ向け作品で『マトリックス』『インセプション』に先駆けてヴァーチャルリアリティの世界を描いた作品としてSFファンの間では語り継がれている作品だ。日本ではこれまで、特集上映で限定的に上映されたことはあったが、劇場公開としては初で、ファスビンダー幻の作品が、43年の時を経て劇場公開となる。
鏡を多用した画面設計やあふれる電子音など、溢れる電子音とグッド・ミュージックで、コンピューターが構築した多層的な世界の愛と孤独のドラマを描く。
映画『あやつり糸の世界』は、2016年3月、東京・渋谷ユーロスペースにてロードショー!
関連リンク
人間とロボットの共存がやがて…近未来SFスリラー映画『オートマタ』
SF映画の金字塔最新作『スター・トレック ビヨンド』2016年夏に日本公開
火星に残された男の超絶サバイバル!マット・デイモン主演『オデッセイ』
ヴィム・ヴェンダース製作総指揮!6人の監督による異色のドキュメンタリー
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。