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2016年01月17日

乳首が寒さで…ピンク四天王・佐藤寿保監督の最新作『華魂 幻影』完成披露

乳首が寒さで…ピンク四天王・佐藤寿保監督の最新作『華魂 幻影』完成披露

日本のスプラッター映画の草分け的な存在であり、日常にひそむ狂気と倒錯のエロチシズムをハードな映像で描き続け、”ピンク四天王”と称される佐藤寿保監督の最新作『華魂 幻影』の完成披露試写会が、2016年1月15日に東京・新宿K’s Cinemaでおこなわれた。

ゆうばり映画祭、18禁作品のフォービデンゾーン部門正式出品作


華魂 幻影 大西信満 イオリ


(C)華魂プロジェクト

映画『華魂 幻影』は、閉館間近の映画館を舞台にまきおこる哀愁とエロス、狂気と爆発を描いた、佐藤寿保版“ニューシネマパラダイス”とも言える作品。メガホンをとるのは、前作『華魂』につづきピンク四天王と称される佐藤寿保監督。主演に『さよなら渓谷』で真木よう子の相手役を務めた大西信満を迎え、ヒロインを本作で映画初出演となるイオリが演じる。本作は2016年2月25日から始まるゆうばり国際ファンタスティック映画祭の、メディアの自主規制の枠を外した18禁のアダルトな作品を上映する新たな試み“フォービデンゾーン”部門にも正式出品が決まっている。

華魂 幻影 完成披露試写会 舞台挨拶


写真左から川瀬陽太、イオリ、大西信満、愛奏、佐藤寿保監督

このたび行われた完成披露試写会の舞台挨拶には、大西信満、イオリ、川瀬陽太、愛奏、ならびに佐藤寿保監督が登壇。以下、舞台挨拶の様子を書き起しでお届けする。MCは、本作にも出演している川上史津子。

MC:前作『華魂』の待望の続編『華魂 幻影』が完成したわけですが、この映画にかけられた思いと御苦労された点などございますでしょうか?

監督:
『華魂』第2弾になるんですが、『華魂』という企画を立ち上げたのは2年前になるんですけれど、当初は1年間に春夏秋冬4部作を作ろうと始めた企画です。やって初めて気がついたんですけれど、映画っていうのは人とお金がかかるというのを実感しまして、やっと2年越しで第2弾を撮ることができました。これもひとえに場を与えて下さっているケイズシネマさんをはじめ、各地方の良心的な劇場さん、スタッフ・キャストの皆さまに非常に感謝しております。苦労はあんまり言いたくないんで。

MC:主演の大西信満さんは今回初めて佐藤組に参加したわけですが、台本を読まれた感想と現場はいかがでしたでしょうか?

大西:
初めて台本を読んだ時に、ものすごく念がこもっているということを感じまして、実際、寿保監督にお会いして、更に監督のすさまじい勢いと言いますか、力を感じまして、えらい大変なことになるんじゃないかと思いましたけれど、撮影はタイトなスケジュールだったんですけれど、何も迷うことなく、ひたすら時間が早く過ぎて、すごく濃密な現場だったと思っております。

華魂 幻影 完成披露試写会 舞台挨拶



MC:黒ずくめの少女役を演じられました本作が映画初出演のイオリさんにお尋ねしたいと思います。映画初出演だったわけですが、オーディションから参加されて、ハードな役を体当たりで撮影に挑まれましたが、苦労された点などありますか?

イオリ:
オーディションも出演もすべてが初めてで、何もかもが初めての現場だったんですけれど、皆さんがすごく優しく接して下さったので、すごくいい経験ができました。

華魂 幻影 イオリ


映画『華魂 幻影』より(C)華魂プロジェクト

MC:川瀬陽太さんは佐藤組経験者ではありましたが、今回の現場はいかがでしたか?

川瀬:
佐藤監督とは約20年前から、僕もそうなんですが、佐藤監督も“成人映画”というジャンルから出てきた者なんですけれど、そのころから知っていて、ここまでちゃんと組で仕事をしたのは初めてでして、それまで佐藤監督が作られた作品は当然観ているんですけれど、その内容の激しさというか、『おっかねえな。こんな人とやりたくねえな』と思っていたんですよ。ところがですね、ここでやってみたら、いい年になって、なんかいい感じにやれてよかったです。ありがとうございました。

監督;こちらこそ、ありがとうございました。

MC:愛奏さんも今回は佐藤組初参加ということですが、撮影のエピソードなどを教えてください。

愛:
勝手なイメージで、監督はすごく厳しい方で、怒られてしまうんじゃないかと思っていたので、その予想に反して、とても細かく色んなことを教えて下さって、ほっとしました。

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