石川直宏:リアルな感じがそこにあった―映画『BAILE TOKYO』初日舞台挨拶
東京都をホームタウンとするJ1サッカークラブ・FC東京の2015年シーズンを追ったドキュメンタリー映画『BAILE TOKYO』(バイリ・トウキョウ)の公開初日舞台挨拶が東京・新宿バルト9にておこなわれ、FC東京・石川直宏選手や榊原有佑監督らが登壇した。
映画『BAILE TOKYO』は東京をホームタウンとするJ1サッカークラブ・FC東京の2015年シーズンに密着したドキュメンタリー作品。チームが誕生して十数年、J1での優勝経験はないものの日本代表に招集される選手を多数抱えるまでに至ったFC東京が、2015年シーズンのリーグ優勝を目指して選手とサポーターがともに走り続ける姿を描いた作品となっている。
公開初日となった2016年2月20日に、東京・新宿バルト9にて初日舞台挨拶がおこなわれ、メガホンをとった榊原有佑監督、ゲストとしてFC東京・石川直宏選手、さらにFC東京の大ファンであるTBS系「日立世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターとしても知られる大杉亜依里が登壇した。さらにこの日のMCは、FC東京の熱狂的サポーターとしても知られる、ちっちゃなことは気にしない芸人・ゆってぃが担当。冒頭から満席の観客は大盛り上がりとなった。
自身のキャラクターが描かれた『BAILE TOKYO』×文原聡(スタジオクロコダイル)コラボTシャツを着て登壇したFC東京・石川直宏選手
MC(ゆってぃ):本作につていの感想を聞かせてください
石川:
一番最初に観た時、泣きそうになりました。選手である自分とチーム、サポーター、ファンが全てリンクする瞬間がなんどもあって、感動しましたし、もっと歴史を積み重ねたいなと思いました。
MC:石川選手のリハビリする姿など、すごくリアルですよねー!
石川:
そのトレーニングルームは、なかなか取材はないところなので恥ずかしかったですが……
MC:すごいリアルな発言もいっぱいありましたよね。それは、監督との距離感が段々縮まってきたということでしょうか?
石川:
最初は撮影するのを意識しましたが、段々慣れてくると本音を伝えたいなという気持ちも出てくるので、いい距離感があったと思いました。
MC:大杉さんはサッカー大好きでFC東京の大ファンと伺ってますが、ファンになったきっかけとは?
大杉:
FC東京の選手が先輩の同級生がいて気になっているクラブでした。そういった時に、昨年、東京ガールズコレクションでFC東京とステージコラボをしたことがきっかけで、プライベートで試合を見に行ったら、それは好きになりますよね(笑)5〜6試合は1人で見にいきました。
MC:1人ですか?
大杉:
なので、仲間を増やしていきたいです!
MC:僕と行っても大丈夫ですよ!その場合は、デートになりますが……笑
撮影しながら、苦労した点
監督:
最初、ドキュメンタリーをやっていく中で、客感的な気持ちを保たなければいけないなと思ってましたが、撮影序盤でファンになってしまいまして…(笑)試合で勝った時は普通に喜んでいて、まわりから「すっかり、ファンになっているよ」と言われたり、客観的な視点を保つことが難しかったです。
MC:この作品は、ファンの人が撮った映画と言っても良いとの事ですね?
監督:
でも、ファンの目線だけだと、自分の好きなところだけになってしまうので、そこは自分を律してなんとか平常心を保ちながらやりました。カメラを持って試合を見ていると、声をあげたいのに、喜びたいのに、声が収録されてしまいますので、我慢するのに必死でした。
MC:本作の魅力についてお聞かせください。
石川:
映画の中で自分がいる時もいない時もあったのですごく客観的に見れました、自分が見ていない視点からも見れたので。新鮮な部分もたくさんあって、例えば、試合に負けているシーンでは、こういうところで撮ってたんだなとか、ああいう表情してたんだなとか、客観的に見れて当時をよみがえらせるとか。リアルな感じがそこにありました。
MC:大杉さんはいかがでしたか?
大杉:
最初は、どういう映画なんだろう、ワクワクという感じで観始めた途端、冒頭でここから始まるんだと、自分の1年が頭の中でばあっと思い出されて、記憶に焼きつく1年というか、映画を観終わった後は、早く試合を見に行きたいな、早く応援したくなるような気持ちになりました。
MC:FC選手たちが、いろいろぶっちゃけトークを交わしたりもしましたが……
大杉:
こういう姿も観られるんだなと驚きました!
MC:個人的には、食事しながらトークしているシーンで「橋本選手の天ぷらおいしそうだな」と思いました。サクサクしてましたね。またぶっちゃけトークも面白かったし。
石川:
天ぷらのシーン、すごく突っ込まれましたね。「ちょっと箸休めて話せよ」とか(笑)
MC:ロッカールームのシーンは、新鮮でしたよね。
監督:
そうですね。あそこはクラブでも限られた人しか入れないところなので貴重でした。
MC:FC東京愛してる!と、自慢できる部分はありますか?
大杉:
今、ネイルを青/赤にしています!それと、夜、東京駅から横浜まで走ったことがあって、すごく苦しいですが、品川あたりの商店街でFC東京の旗を見かけてちょっと元気になれました。
監督:
気づいたら、自然と赤/青の物を身につけた時、おっいいなとか。昨日も赤と青がチェックになった靴を見ていいなーと思って、今度買おうとか。
MC:それ、FC東京ファンあるあるだと思います。石川選手がFC東京愛を感じる瞬間はいつですか?
石川:
選手それぞれ、想いはあると思いますが、FC東京に長くいる自分としては、常にです。もう皆さんにとってFC東京愛が日常になっていること、それは常に伝わります。
映画『BAILE TOKYO』は新宿バルト9ほかにて公開中。
(C)映画「BAILE TOKYO」製作委員会
関連リンク
FC東京のドキュメンタリー映画『BAILE TOKYO』全国公開に拡大
その“いま”が面白い―生きもの・園子温に迫るドキュメンタリー映画の公開決定
謎のストリートアーティスト・BANKSYに迫るドキュメンタリー公開決定!
ヴィム・ヴェンダース製作総指揮!6人の監督による異色のドキュメンタリー
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。