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『ロスト・バケーション』は新たなサメ映画の傑作!全映画ファンが観るべき10の理由

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6.エンタメ&サスペンスの名手、ジャウマ・コレット=セラ監督最新作!


本作の監督は、『エスター』『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』のジャウマ・コレット=セラ。エンターテインメント性に優れたサスペンス映画を得意とする実力派です。
本作でもその手腕はいかんなく発揮。穏やかな展開が続くと思いきや、“いつ急に襲って来るかわからない恐怖”もあり、始終緊張感が保たれた画作りは、娯楽性抜群です。

『フライト・ゲーム』にあった、“スマートフォンの画面を空間に表示させる”編集も、展開のスピーディーさとスタイリッシュさに一役買っています。退屈になりがちなドラマ部分を手早くまとめるのも、セラ監督らしさです。

7.撮影現場は超過酷! ブレイク・ライヴリーの熱演を見逃すな!


本作の主演を務めるのは、テレビシリーズ『ゴシップガール』で人気を博し、『アデライン、100年目の恋』で100年以上の時を29歳の姿のままを生き続ける女性を演じたブレイク・ライヴリー。彼女は、『デッドプール』で主役を演じた俳優ライアン・レイノルズの妻でもあります。

その撮影環境はとにかく過酷! スタジオ内の水槽で、ライヴリーはほぼすべてのアクションを自分でこなすばかりか、ときには週に6日、1日最大12時間を水中で過ごすこともあったのだそうです。しかも撮影中に鼻を強打したため、そのときの鼻血が本編に使われ“メイクいらず”の状態にもなったのだとか。

セラ監督やスタッフの努力も尋常ではありません。スタッフがライヴリーと同様に1日中水槽の中にいたことや、単なる会話シーンであってもカメラと人物を固定するためにボード9隻と70人のスタッフとダイバーが必要としたこともあったのだそうです。

一見して、登場人物は少なく、撮影場所も限定されているため、労力とお金のかかっていない映画に見えるところですが、実はそうではないのです。映画を観れば、スタッフたちがいかに努力して、妥協のない画作りをしていたかがわかるでしょう。

ロスト・バケーション サブ1

8.上映時間は90分未満!


本作はその上映時間も魅力的です。なんと最近の映画にしては珍しく、86分と1時間半を切っているのです。

このランタイムだからといって、内容が薄いなんてことはありません。短い時間にギュッと情報が圧縮、緩急をつけた展開がたっぷり、見どころ満載なので、満足度はかなり高いでしょう。

9.主人公が“医学生”であることも重要だった!


主人公が医学生という設定が、物語にうまく機能しています。その医学知識のおかげで自身のケガの“応急措置”ができることはもちろん、彼女自身の人間としての成長に深く関わってくるのですから。
なぜ彼女が医者を志したのか、今どのような心境にいるかは、父親との電話での会話でわかるでしょう。

また、主人公がスペイン語をあまりしゃべれないというのも、サスペンスに見事に活かしています。
この映画は、こうした“会話がしにくくなっている”設定を通して、コミュニケーションの大切さを訴えているのかもしれません。

10.原題『THE SHALLOWS』の意味も奥深い!


本作『ロスト・バケーション』の原題は『THE SHALLOWS』。Shallowの意味は、“浅い”ほかに、“浅はかな(浅薄な)”とあります。

この原題は、主人公が“狭い”岩肌でじっと過ごさないといけなくなるというシチュエーションのほかにも、彼女の“見識の狭さ”を表現しているのではないでしょうか。
家族や自分の未来に対して、彼女がどのような見識を広げ、成長していくかも、本作の見どころとなっています。

まとめ:ここに注目して観てほしい!


本作はこれまで書いたように、単純なサメ映画というだけでなく、サバイバルもの、主人公が成長する人間ドラマの側面も、格調高く、魅力的に仕上がっています。

登場人物がサーフィンをする様子も、音楽の魅力もあいまって迫力のある画になっています。サーファーにとっても必見でしょう。

注目してほしいのは、主人公が海岸に着いたときに口にした“島の形”です。これも観終わってみれば、奥深いものになるのではないでしょうか。

もうひとつ注目してほしいのは、主人公の心強いパートナーとなる“カモメ”です。このカモメはCGではなく本物で、その一挙一動はかわいらしく、見事な“演技”をしています。主演男優(女優?)賞ものの、カモメの素晴らしい演技も堪能してください!

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(文:ヒナタカ)
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