瀬々敬久監督『なりゆきな魂、』福岡でのワールドプレミアが決定
瀬々敬久監督の最新作『なりゆきな魂、』が、9月に開催される「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2016」で招待上映されることが明らかとなった。
瀬々敬久監督、最新作『なりゆきな魂、』福岡でワールドプレミア
映画『なりゆきな魂、』は、兄・つげ義春の影響で漫画を書き始め、沈黙の時代をはさみながら断続的に作品を発表している孤高の漫画家・つげ忠男の「成り行き」「つげ忠男のシュールレアリズム」からの4篇に、バス事故に運命を翻弄される被害者遺族たちの顛末を描いた瀬々敬久監督のオリジナルストーリーを加えて、1つの物語として創りあげた作品。
瀬々敬久監督
つげ忠男の長年のファンだったという瀬々敬久監督が、『ヘヴンズ ストーリー』『64-ロクヨン-』と同様に、「人が生きていく」という意味を問いかける。
キャストは、『ゲンセンカン主人』(1993年・石井輝男監督)で兄のつげ義春役を演じ、『無頼平野』(1995年・石井輝男監督)ではつげ忠男役を演じた佐野史郎が、再びつげ忠男役に挑む。
共演には、殺人に巻き込まれる老人役として柄本明、さらに映画監督であり俳優の足立正生が参加するほか、山田真歩、三浦誠己、町田マリー、栁俊太郎、中田絢千、川瀬陽太ら個性俳優たちが集結する。
9月より開催される「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2016」で招待上映されることが決定した本作。この上映が全世界初の御披露目上映となる。
映画『なりゆきな魂、』は2017年陽春、ユーロスペースにて公開。
(C)ワイズ出版
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