映画コラム
『ファンタスティック・ビースト』、誰もが楽しめる5つの理由!
『ファンタスティック・ビースト』、誰もが楽しめる5つの理由!
(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
ハリー・ポッターシリーズの新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。新シリーズならでは見どころを紹介します。
1:シリーズをまったく知らなくても楽しめる
同作はハリー・ポッターから数十年前の出来事で、さらに舞台もイギリスではなくアメリカのニューヨーク。ハリー・ポッターのキャラクターはほとんど出てきません。
つまり、これまでのシリーズを知っていても、知らなくてもあまり関係のない作りになっています。
もちろん前シリーズを知っていれば、知っている単語がちょろちょろ出てきますが、ごくわずかでした。最低限、「魔法がある世界」という認識があれば楽しめます。
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2:魔法動物が魅力的
主人公のニュートが魔法動物学者であるため、魔法動物がたくさん登場。これが可愛いもの、かっこいいもの、動きが面白いもの、コミカルなものと種類豊富。魔法生物の造形も見どころです。
特に人気が出そうなのはニフラーという小さいカモノハシみたいな動物です。こいつが外見は可愛いけど光るもの好きで光っていれば集めてしまうという困ったくせがあり、トラブルを招きます。
魔法動物は主人公の持つトランクの中に飼われており、主人公との絆もまた見どころとなっています。
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3:魔法使いではない普通の人間が大活躍
『ハリー・ポッター』シリーズは魔法使いの世界がメインで、魔法を使えない人間はほとんど活躍しませんでした。今回はアメリカのニューヨークが舞台で、普通の人(ノー・マジ)が多数生活しています。
その一般人ジェイコブが主人公たちと関わりを持ったがために、冒険に参加します。他のメンバーは魔法使いで、彼だけ魔法が使えないのにやたらと頑張るところがワクワクします。
しかも彼には結構おいしい展開が何度も訪れます。おそらく見た人が一番共感できるのが彼ではないでしょうか。
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4:やはり魔法が凄い!
『ハリー・ポッター』の新シリーズということで魔法の描き方はやはり見ていてワクワクします。
鍵を開ける魔法、瞬間移動できる魔法、記憶を消す魔法、物を引き寄せる魔法などなど多数の魔法が登場。終盤では、魔法使い同士の戦いもあり、迫力のある魔法バトルが見られます。
また『ハリー・ポッター』シリーズでは魔法を使うときに魔法の名前を叫んだりしていたのですが、今回の新シリーズではメインが大人の魔法使いなので、魔法名を叫ばなくても魔法を使うようになっています。
ほとんどの魔法を杖を振るうだけで魔法が発動できるようなレベルの魔法使いたちなんですね。魔法のやりとりはどのシーンも見どころと言えるでしょう。
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5:アメリカのファッション・文化が面白い
舞台が1920年代のアメリカ・ニューヨークになったため、衣装もその時代に合わせたものへとチェンジします。アメリカの魔法省に働く人たちは黒のレザージャケットを着ており、実際のその時代のファッションを元に創作が加えられておりワクワクします。
またこの時代は禁酒法が敷かれているので、お酒を隠れて扱っている店はアウトローな雰囲気が醸し出されています。当時のニューヨークの街並みもとてもレトロ感があって綺麗です。
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まとめ
『ハリー・ポッター』の新シリーズということで、どんな話になるのかワクワクしていました。『ハリー・ポッター』シリーズは子供が成長していく姿を描いていたわけですが、今回は全員大人。
だからといって必要以上に重いとか難しいということもなく、老若男女誰もがが楽しめる作品になっています。新シリーズですので、『ハリー・ポッター』を途中で断念された方も楽しむことができます。
今回から主人公になったニュートやその仲間たちの活躍を是非楽しみましょう!
(文:波江智)
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