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『モンスターハンター』レビュー:モンスター=怪獣映画の醍醐味で迫る超大作



■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT

ポール・W・S・アンダーソン監督×主演ミラ・ジョヴォヴィッチのコンビが、『バイオハザード』シリーズに続いて大ヒット・ゲームを原作に取り組んだスペクタクル・モンスター・バトル・アクション映画。

監督と主演が同じだけあって、ミラ扮するヒロイン・アルテミスは何となく『バイオハザード』のアリスがこちらにワープして来たかのような、そんなワイルドな風情ではあります。



ただし人型のゾンビと巨大モンスターとでは作品の世界観にかなりの変化がもたらされているのも確かで、今回はもう完全にモンスター=怪獣映画としてのテイストが貫かれているのがお楽しみ。

たとえば先のハリウッド版『ゴジラ』2作はスケールこそ大きかったものの、夜をメインにした暗めの舞台設定の数々が個人的には馴染めないところもあったのですが、本作はもう広大な砂漠で真っ昼間から巨大モンスターがはっきりくっきり映し出されながらガンガン暴れてくれるので、気持ちのいいことこの上なし!



一方で洞穴の中のグロテスクなクリーチャー・キャラなどがもたらす怪奇テイストも、定番ながら妙味ではあります。

前半は戦争ホラー映画のように偵察小隊の面々が次々と斃れていくサスペンス、中盤はミラとモンスター・ハンターのバディ(アジアン・アクション映画ファンならみんな大好きトニー・ジャー!)の出会いとド派手な格闘といったサービス・シーンを盛り込みながら、やがて双方が共闘しながらモンスターに立ち向かっていく図式が採られています。



クライマックスでは更なる仲間たちの登場もあり、その中には『ブレイブ 群青戦記』でもさっそうとした弓道アクションを披露してくれた山﨑紘菜の姿も目に留まったりして、日本の映画ファンはちょっと嬉しかったりもすることでしょう。

『バイオハザード』同様、サブ・キャラなども含めてゲームの世界観を活かしながら、独自のストーリーを展開していく手法は、コアな原作ゲーム・ファンから賛否を呼ぶかもしれませんが、ライトユーザーや映画ファンには無問題。

いずれにしましても、コロナ禍のために派手なハリウッド超大作がなかなかお目にかかれない中、久しぶりに血沸き肉踊るスケールの大きなモンスター・アクション映画、こちらもただただ純粋にハンターになったつもりで、壮大なバトル・アクションを愉しむのが得策ではあります!

(文:増當竜也)

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