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2016年12月14日

5分で分かる忠臣蔵~忠臣蔵の主要登場人物やストーリーをさっとご紹介~

5分で分かる忠臣蔵~忠臣蔵の主要登場人物やストーリーをさっとご紹介~


主な登場人物


登場人物を知らなければ物語は楽しめませんよね。

ドラマとして見ていくには、非業の死を遂げた浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)、敵役の吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしなか)、浅野内匠頭の敵を討ったプロジェクトリーダー大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしたか)の3人が大切な役割となります。

ストーリー上重要と思われる人物を簡単に紹介していきましょう。

最重要キャラクター


この人たちが居ないと物語が進まない、という3人です。

大石内蔵助
赤穂城の城代家老。事件が起きるまでは江戸には来ず、赤穂の城で働いていました。この物語の主人公で、主君・浅野内匠頭の敵を討ちます。赤穂時代には「昼行灯」ともよばれたのんびりしたキャラクターでしたが、敵討ちに向けて見事なプロジェクトリーダーになります。

浅野内匠頭
大石内蔵助が居た播州赤穂藩の藩主。物語序盤で吉良上野介に斬りかかって仕留め損ね、自らはその日に切腹になってしまいます。清廉潔白な人物だったとも短気な人物だったとも言われています。

吉良上野介
浅野内匠頭、赤穂浪士の敵。浅野内匠頭に恨みを持たれ、物語序盤で浅野内匠頭に斬りかかられます。軽症で済んだものの、終盤では赤穂浪士の討ち入りで命を落とします。

本題とはずれますが、吉良上野介側の視点で見ると「自分は何も悪いことをしていないのに、なぜ浅野に切られ、赤穂浪士に殺されなければならないのか」となり、これはまた面白いものです。

四十七士から10人を厳選!


赤穂浪士は47人。その中からとりわけ重要な人物を10人ご紹介します。

大石内蔵助
主人公ですね。もちろん四十七士に入っています。

大石主税(ちから)
大石内蔵助の長男です。赤穂藩が改易になってから元服し、討ち入りでは裏門の大将でした。

片岡源五右衛門
浅野内匠頭が切腹する際に立会い、吉良邸へ敵討ちにも行きました。

堀部安兵衛
旧姓は中山。「高田馬場の決闘」というスピンオフのようなストーリーを経て四十七士の一人、堀部弥兵衛の養子になります。討ち入りで大活躍します。

吉田忠左衛門
大石内蔵助を補佐したと言われています。

不破数右衛門
途中参加でしたが討ち入りで大活躍をしました。

間(はざま)十次郎
吉良邸の討ち入りで吉良上野介に一番槍をつけた人です。

大高源五
討ち入り前、吉良家をよくよく調査しました。12月14日に吉良邸で茶会があることを知ったのも大高源五の活躍です。

岡野金右衛門
美男で、大工の娘を通じて吉良邸の地図を入手したとされています。

寺坂吉右衛門
赤穂浪士の47番目の男。討ち入りの後、生き証人として離脱したと言われています。83歳まで長生きしました。

この人が取り上げられていない!という義士もいるかもしれませんが、まずはこのあたりを覚えておけば物語を楽しめるでしょう。

浅野家関係者


浅野家の関係者をざっと挙げておきます。

瑤泉院(ようぜんいん)
浅野内匠頭の奥方。「ようぜいいん」ではなく「ようぜんいん」です。出家前は阿久里(あぐり)と言いました。一節には吉良上野介に言い寄られたという話も。それを取り上げた映像もあります。

浅野長広
浅野内匠頭の弟。長広を立てて浅野家の再興を図るのはストーリーの肝の一つです。

大野九郎兵衛
浅野家の末席家老。早々に離脱し仇討ちには参加しませんでした。

奥野将監定良
浅野家の組頭。早々に離脱し仇討ちには参加しませんでした。

高田郡兵衛
吉良を討つぞ!と息巻いていたのに途中で抜けてしまった、赤穂藩側で情けない扱いを受ける一人。

萱野三平
吉良邸討ち入りメンバーでしたが家族からは士官を強く勧められ、悩みに悩んだ末に自殺してしまう悲運の人。

吉良家関係者


敵役の吉良上野介の周辺は数名覚えておけばよいでしょう。

清水一学
吉良家の中小姓。ドラマでは必ず剣の達人として登場し、討ち入った赤穂浪士を食い止める働きを見せます。

小林平八郎
吉良家家臣。赤穂浪士が吉良邸に討ち入った際にとても活躍した吉良側の剣客として描かれています。

上杉綱憲
米沢・上杉藩の第4代藩主です。実は吉良上野介の実子です。

色部安長
上杉家家老。吉良家からはたびたび庇護を求められるけれど政治的に立ち回ります。史実では討ち入りの際には江戸にいなかったかも、とも言われています。

江戸幕府


浅野内匠頭が事件を起こした際に即日切腹を申し渡したのは江戸幕府です。重要な二人を挙げておきましょう。

徳川綱吉
当時の将軍。江戸幕府の第5代将軍です。「犬公方」「生類憐れみの令」でも有名です。忠臣蔵では悪役に属します。

柳沢吉保(よしやす)
側用人(将軍と老中の間を取り持つ役割)として権勢を誇りました。忠臣蔵では悪役になります。

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