5分で分かる忠臣蔵~忠臣蔵の主要登場人物やストーリーをさっとご紹介~
忠臣蔵は人々に語られるように
赤穂浪士は「義挙」として江戸の町民に評価されました。主君の死から2年もかけた仇討ちが感動を呼ばないはずがありません。
とはいえ、江戸幕府の裁定に逆らった者たちなので、庶民もおおっぴらにヒーロー視するわけにはいきませんでした。
江戸時代、討ち入り後には歌舞伎などで「仮名手本忠臣蔵」が上演されましたが、その主人公の名前は大星由良之助といいます。これは大石内蔵助をもじったものですが「忠臣が敵討ちをする」というストーリーで大石内蔵助の名前を出すことははばかられたのです。
明治維新後、江戸幕府に対する気遣いが不要になってから、大石内蔵助の名前が出回るようになった、といわれています。
まとめ 勧善懲悪を楽しみつつ大石内蔵助の器量に惚れる
忠臣蔵は、よくある勧善懲悪ドラマとして楽しめる作品でもあります。しかし、意識の高いメンバーを選抜して困難な事業に取り組む、というプロジェクトリーダー・大石内蔵助の物語として捉えると、その器量はとても魅力的に映ります。
その他の登場人物も魅力あふれる人が多く、時代劇だから、何となく古臭そうだから、という理由で見なかった方にもぜひ一度見ていただきたい壮大なドラマが忠臣蔵です。ぜひぜひ数多く作品化されている忠臣蔵をお楽しみ下さい!
(文:奥野大児)
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