インタビュー
『湯を沸かすほどの熱い愛』のロケ地銭湯へ行って、“湯を沸かすほどの熱い思い出”をつくってきた
『湯を沸かすほどの熱い愛』のロケ地銭湯へ行って、“湯を沸かすほどの熱い思い出”をつくってきた
〜映画ソムリエ東紗友美の食べて、祈って、ロケ地見て〜
(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
『湯を沸かすほどの熱い愛』を観て、銭湯に行きたくなったのは私だけでしょうか?
小さい頃に、何回か行った銭湯。バナナ牛乳飲んだよな。
あれ?コーヒー牛乳だっけ?
最近、行ってなかったな。行きたいな。
ということで、うろ覚えの銭湯の記憶をアップデートすべく、『湯を沸かすほどの熱い愛』に登場した 栃木県足利市にある「花の湯」さんにお邪魔してきました。
はい!
歴史を感じさせてくれる立派な建物です!!
とってもレトロな雰囲気が漂っています。
ちなみに『湯を沸かすほどの熱い愛』では一家が営む「幸の湯」の舞台として、2件のお風呂屋さんが登場しています。
1件目は外観と薪をたいてるシーンなどで登場する栃木県足利市巴町の「花の湯」。
銭湯の中は東京都文京区にあった「月の湯」がロケ地となっておりましたが、2015年に幕を下ろしたそうです。
今回は外観と窯場がロケ地となった「花の湯」さんに行くことに決定しました。
ここが入り口です。
この年季の入った暖簾も良い感じですね。
映画のラストシーンを思い出して入り口の時点で既にグッとくる私。
そのままの雰囲気です。
こういう良い感じな雰囲気に出会うといろいろ加工したくなります。
以下、突然の加工してみたシリーズ。
う~ん、いい感じでしたね!プロのカメラマンにでもなったみたいだぜ…。
ちょっと自分のカメラの腕前に自己陶酔できるフォトスポットでもありました。
そして入り口には、中野量太監督のサイン入りポスターも発見しました。
(※中野監督のお名前に間違えがございました。大変申し訳ございませんでした。)
「最高の銭湯です」と書かれたポスター。なんだかぐっときてしまいます。
そんなこんなで諸々撮影を終え、いざお風呂へ!!
ガラガラ~と女湯の扉を開けると入口部分には、映画のポスターと宮沢りえさんを始めとするキャストの方々のサイン。
そして、映画の上映時間情報も貼られていました。
木の番台の女将さん、どこからきたの?と話しかけてくださいました。
「湯を沸かすほど~」を観て、かくかくしかじかと説明。オダギリジョーさんに薪の炊き方を伝授された話なども聞かせてくださいました。
私も映画を観て感じたことですとか知識を映画の披露(笑)!女将さんと“湯を沸かすほど熱い映画トーク”できちゃいました。
こういう旅での出会いがロケ地巡りの醍醐味でもあるんです。
ロケ地巡りのときこそ、1人で楽しむのももちろん良いけど、地域の方との交流が忘れられない思い出になったりすると改めて思いました。
そして、いざお風呂へGOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!
写真がないので、言葉でここのお湯を表現します。
最初はね、あつかったんですよ・・・。
ゆっくりゆっくり体をお湯に慣らしていき、入ってしまえばこっちのもの。
「花の湯」さんのお湯は、とっっっっても柔らかいんです。
まさかですが、ここは温泉なのかと本気で思いました。
お風呂写真がないので、以下イメージです。
体も十分温まり、お風呂から上がり、女将さんに私から第一声。
「ここのお湯、なんなんですか??お湯って、柔らかいものなんですか??」
すると女将さん、教えて下さいました。
「薪で沸かすとお湯は柔らかくなる」とのこと。
目からウロコの豆知識。
薪を使ってじっくり沸かしているんですね!知りませんでした。
確か映画にもそんなシーンがありましたね。このお話を伺い、映画への思い入れレベルが1アップしました。
柔らかいお湯に浸かると自分の肌まで柔らかくなるんです。
体すべすべでボディクリームいらず。アラサーの私の肌はすぐカサカサになるはずなのうっとりまろやかになっていました(うふふ)
ほんっとに気持ちよかったです。
そしてコーヒー牛乳もゲット、お風呂の後はこんどからコーヒー牛流にしようと決めた。こちらでは90円だったかな。
おとなになったからこそわかるコーヒー牛流の爽やかでまろやかな美味しさにキュン。
お酒じゃ出せないこの味わい。大満足でした。
「花の湯」さんのお風呂は大人350円です。贅沢な時間です。
女将さんの話によると映画効果で外観を撮影するために来る方は多いみたいなのですが、銭湯に入って行かない方も多いそうです。
はっきり言っていいですか???
「もったいなーい!!」
ここのお風呂、本当に忘れられないお湯でした。
私の忘れられない湯シリーズってのがあるんですが、それにランク入りしちゃいます。
“お湯、やわらかぁ~~~~~~。”
ドリフの歌が頭の中に流れてきた。
本当に良い湯に入るとあの曲が流れるんですね(感心)
また、遊びに行きたいです!
花の湯さんの近くには1時間200円の市営の駐車場もありました。
ちかくには縁結びで有名な「織姫神社」もあります。
こちらも『64』『ちはやふる』等、最近の映画だけでも数々の映画ロケ地になっておりますので、また改めて紹介しますね!
写真もたくさん撮影してきました。
期待を持たせるためにモザイクです・・・。
あ、そういえば。
織姫神社の階段の途中にある蕎麦屋!
「花の湯」の女将さん「美味しいものが食べたい」と相談したところ、ここの蕎麦屋が美味しいと聞きましたが、15時の時点で完売しておりました。(人気の証!!)
※名前わからずあしからず・・・。
気になる方、織姫神社の階段の途中にあるお蕎麦屋さん行ってみてくださいませ。
ちなみに足利市には、私はレンタカーでGO!
東京から車で高速代は3,000円くらいで所要時間は1時間40分くらいでした。
運転してくれる人がいたら、助手席担当の場合、車内で本作を観れちゃいますので気持ちを高めて、涙を流してからおもいっきりお風呂に浸かるというプランもありですよねw(DVD出たらね!)
大きなお風呂で思いっきり羽根を伸ばす休日。最高です。なんてご褒美な休日!!
“映像のまち”、足利市は他にもたくさんの映画なスポットがありますのでまたご紹介させていただきます。
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(取材・文:東紗友美)
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