15歳で集団レイプされた―雪村葉子の手記を映画化!主演は平塚千瑛
性犯罪被害者のトラウマ真理を描いた雪村葉子による手記「私は絶対許さない 15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由」が、和田秀樹監督によって映画化されることが決定した。
雪村葉子の手記を、和田秀樹監督で映画化『私は絶対許さない』
映画『私は絶対許さない』は、15歳の元日に集団レイプに遭い、加害者の男たちへの復讐だけを胸に生きてきたという雪村葉子による手記「私は絶対許さない 15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由」を映画化する作品。主人公目線ですべてが撮影される完全主観撮影で描く。
主演をつとめるのはグラビア女優としても活躍する平塚千瑛がつとめる。そのほか隆大介、佐野史郎らが脇を固める。
メガホンを取るのは『受験のシンデレラ』でモナコ国際映画祭最優秀作品賞、『「わたし」の人生』で同映画祭人道的映画監督賞を受賞した、精神科医の和田秀樹監督。
さらに脚本を『キャタピラー』『四十九日のレシピ』の黒沢久子、撮影を『ラヂオの時間』で日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞した高間賢治、音楽をプッチーニ国際賞を日本人で初受賞した三枝成彰、編集をほとんどの北野武作品を手がけ『座頭市』で日本アカデミー賞最優秀編集賞を受賞した太田義則が担当するなど、実力派のスタッフ陣が集結する。
今回の発表にあわせて、主演を務める平塚千瑛、和田秀樹監督からのコメントがシネマズに到着した。
平塚千瑛/葉子役
この度、雪村葉子さん原作「私は絶対許さない」で映画初主演をさせていただく事になりました平塚千瑛です。新人女優の私を抜擢して下さった和田秀樹監督はじめスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。今回の撮影は初めて尽くしの事が多く毎日が緊張の連続ですが体調管理をしっかりしてベテランの俳優・女優の方々に食らいつき、精一杯葉子役を演じてまいります。
和田秀樹監督
アメリカ留学でトラウマ理論を勉強してきた私ですが、理論以上に医師としての事実は、トラウマがいかに人間を変えるかということに衝撃を受けることを何回もありました。雪村さんの原作は、そんな私にもっとも衝撃をあたえた作品で、どうしても映画化をしたかった作品です。レイプトラウマや周囲の反応が単にPTSDのような直接的な後遺症以上に、時間の連続性を断ち切り、人格を変えてしまうという原作のテーマを、精神科医として、どれだけ表現できるかはわかりませんが、最高レベルのスタッフと、ベテラン俳優陣に支えられて、なんとか国際的に通用する作品に仕上げられればと願っています。
映画『私は絶対許さない』は、2018年春公開予定。
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。