市川海老蔵が登壇した理由は「振り返れば木村拓哉」?『無限の住人』舞台挨拶



左から、三池崇史監督、市川海老蔵、戸田恵梨香、福士蒼汰、市原隼人、満島真之介(敬称略)

2017年4月29日(土)に丸の内ピカデリー1にて、映画『無限の住人』の公開初日舞台挨拶が行われました。

登壇したのは、木村拓哉さん、杉咲花さん、福士蒼汰さん、市原隼人さん、戸田恵梨香さん、満島真之介さん、市川海老蔵さん、三池崇史監督の8名。敵と味方という劇中の関係とは真逆な、和気あいあいとしたトークで会場を盛り上げました。

本作は同名漫画を原作に、三池崇史がメガホンをとったアクション映画。第70回カンヌ映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門での、公式上映も決定しました。

無限の住人 福士蒼汰


(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会


不老不死の用心棒・万次(木村拓哉)と、両親の仇討ちをするべく万次の力を借りる浅野凛(杉咲花)が、剣客集団・逸刀流と戦う姿を描いています。

新旧“しんのすけ”が共演!?




まずは、主演の木村さんが「今日をもって、『無限の住人』は客席のみなさんのものになりますので、どうかかわいがってやってください」とあいさつ。



逸刀流の統主・天津影久として、本作で初めて悪役を演じた福士さんは「監督、座長、素晴らしいキャスト陣に支えられて、実力以上のものが出せたと思います」と、自身を振り返りました。



逸刀流の剣士を演じた満島さんは、「今日は僕のために集まっていただき、ありがとうございます。主演の満島真之介です。“今のしんのすけ”です」と、劇中とは違うお調子者キャラを発揮。

すると、海老蔵さんから「“今のしんのすけ”ってみんなわからないんじゃない? 海老蔵と名乗る前、僕は新之助という名前だったんですよ」とフォローが。撮影を共にしたチームワークを感じさせる掛け合いでした。



そんな海老蔵さんが今回の舞台挨拶に登場したのは、東京駅で偶然木村さんと会ったことがきっかけなのだとか。

「本当は、ここにいるはずじゃなかったんですけど、先輩に会っちゃったんで…(笑)。本日はこのような場所でご挨拶できることを嬉しく思います!」と海老蔵さん。

「でも、ホント、びっくりするんですよ。車を降りて『おい、海老蔵!』って言われると、なんか変な人に絡まれちゃったかなって(笑)。振り向いたら、木村さんがいるっていう、とっても不思議な光景でした」と、舞台挨拶に立つことになったエピソードを続けました。

監督は接客業が得意!?


あいさつの後には、事前に公式ツイッターに寄せられた質問にキャスト・監督が回答を行う、質疑応答コーナーが行われました。

「この人は不死身と思う人」という質問で、笑いの中心になったのはやっぱり満島さん。


戸田さんが満島さんに、「『いえ〜い!!』とか言って、死んでることに気づいてなさそう(笑)」というと、会場から爆笑が。「今ステージの上にいる人の中で、僕が一番最初に死ぬキャラだと思いますね。バーン!って、やられても『いえ〜い!!』って言ってると思います」と、満島さんは自信満々に答えていました。

2問目の「無限の休みがもらえるなら、何をしたい?」という質問では、三池監督が意外性のある回答を。


「俺が休みに何しようが、みんな興味ないでしょ!」と言いつつ、回答は「無限に休みがあるなら、居酒屋でバイトする(笑)」。
「店員が監督みたいな人だったら、怖くて注文できないですよ」と満島さん。「でも、サービス業やらせたらすごいんですよ。接客を極めたいと思います」と不敵な笑みを浮かべる監督でした。

舞台挨拶の最後は、「劇場に脚を運んでくださってありがとうございます。みなさんのなかでどれだけ楽しんでいただけるか、繋がっていけるかだと思うので、どうかかわいがってください」という、木村さんのコメントで締めくくられました。

その後、出演者たちは客席を通って降壇。そんな嬉しいサプライズに、客席からは黄色い悲鳴が上がり、イベントの最後まで沸きたっていました。

木村拓哉主演映画『無限の住人』は、全国ロードショー中です。


(取材・文:大谷和美)

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