新垣結衣&瑛太『ミックス。』水谷隼、石川佳純ら現役卓球選手が出演へ

新垣結衣&瑛太が初共演にして、W主演をつとめるロマンティックコメディ映画『ミックス。』に、水谷隼、石川佳純ら本物の卓球選手たちが出演していることが明らかとなった。

映画『ミックス。』現役卓球選手の出演が明らかに


ミックス。 メイン



映画『ミックス。』は、恋と仕事に敗れた元天才卓球少女のOLと、かつて日本ランカーだったが夢と家族を失い挫折した元プロボクサー、そして不器用でどこか欠点だらけの登場人物たちが卓球を通じて、“小さな奇跡”を起こす再生の物語を描く作品。「リーガル・ハイ」シリーズ、「デート 〜恋とはどんなものかしら〜」を手がけてきた脚本家・古沢良太の最新作で、メガホンを石川淳一監督がとる。

本作の主人公、恋と仕事に破れた元天才卓球少女のアラサーOL・富田多満子を演じるのは、新垣結衣。そしてもう一人の主役、元プロボクサーで日本ランカーだったものの夢破れ、家族も失った萩原久を瑛太が演じ、新垣結衣と初共演を果たす。そのほか、広末涼子、遠藤憲一、瀬戸康史、永野芽郁、蒼井優、吉田鋼太郎、生瀬勝久、トレンディエンジェル・斎藤司、真木よう子、小日向文世ら豪華キャスト陣が脇を固める。

このたびこ本作に、現役の卓球選手たちが出演していることが明らかとなった。

ミックス。 水谷隼&石川佳純



新垣結衣演じる多満子と瀬戸康史演じる江島の2人が訪れる、江島の壮行会となるパーティー会場には、本人役で水谷隼&石川佳純が出演。水谷選手はリオ五輪では団体で銀メダル、そして同大会シングルスでも銅メダルを獲得、日本卓球界の男子トップランナーとして君臨する人物。石川佳純は先の吉村真晴と共に世界卓球選手権でミックスペアを組んで金メダルを獲得したほか、リオ五輪では団体銅メダル、全日本卓球選手権では4回優勝という輝かしい成績を持っている。2人には台詞も与えられており、新垣演じる多満子との演技シーンにも注目だ。

また遠藤憲一と田中美佐子が演じる夫婦ペアとの対戦シーンに出演するのは、木造勇人&伊藤美誠ペア。

ミックス。 木造勇人&伊藤美誠



伊藤選手のリオ五輪での活躍は記憶に新しいが、木造選手も世界ランク93位ながらも平成27年度・28年度の全日本卓球選手権ジュニアの部で連覇、そして先日行われた2017年インターハイではシングルス、ダブルス、団体優勝という三冠を達成した次世代の期待のホープだ。それぞれ、相模原第一高校の東聖哉・田所いろは、という役柄を演じ、強豪卓球選手として立ちはだかる。

さらに広末涼子と佐野勇斗の前に立ちはだかるのは吉村真晴&浜本由惟ペア。

ミックス。 吉村真晴&浜本由惟



吉村選手は先日の世界卓球で石川佳純とまさしくミックスペアを組み、見事金メダルを獲得した人物。また浜本選手は現在世界ランキング44位だが、2015年には全日本卓球選手権にてベスト8、またジュニア部門では優勝している実績の持ち主。こちらも木造&伊藤ペアと同様に強豪ミックスペアとして横浜学園大学の徳島竜司・松田萌絵という役柄をそれぞれ演じる。

今回の発表に併せて、キャスト・スタッフからのコメントがシネマズに到着している。

水谷隼


はじめての映画の撮影ということで非常に緊張しました。僕自身の持っている力は全部出せたと思います。何回も何回も同じシーンを撮影するのが本当に大変だなと感じました。新垣さんはテレビでは何度も観ていて今回はじめてお会いしましたが、思っていた通りとても綺麗な方でした。オリンピックと今回の撮影とどちらが緊張するかと言えば、圧倒的に映画です。断トツです。ガチガチでした。今回、卓球が題材の映画ということで卓球選手として、イチ観客としても非常に楽しみにしています。必ず家族で観に行きます。皆さんも観に行きましょう!

石川佳純


はじめて、映画の撮影現場にこういう形で参加させてもらって、こんなにたくさんの方々が映画に関わっているんだなあっていうのがわかりましたし、すごく楽しい経験ができました。わたしも水谷さんと一緒で、普段観ているワンシーンっていうか何秒っていうところを色んな角度から何回も撮り直すんだっていうのを目の当たりにして初めてわかりました。新垣さんとははじめてお会いして、撮影の休憩時間にお話しさせてもらった時、すごく優しくて、元々ファンだったのですがさらに好きになりました。オリンピックと比べると、緊張の部類が全く違って、撮影現場だと右も左も全くわからないのですごく緊張しました。そういう意味ではオリンピックと同じくらい緊張したと思います。卓球が映画になるのでわたしたちもすごく楽しみにしています。卓球の魅力がさらにたくさんの方に伝わったら嬉しいですし、伝わると思うので私自身もすごく楽しみにしています。

新垣結衣/富田多満子役


水谷選手、石川選手お二人とも撮影を楽しんでくださったみたいですごく嬉しかったです。練習の合間を縫って参加してくれただけでも嬉しかったですし、たくさん現場でお話しして頂いて、こういう卓球を題材にした映画がつくられるっていうこともすごく喜んでくださって。本当に試合中のプレッシャーとか、そういうのを全部抱えて挑んでいるすごい人達なんだという事を忘れてしまいそうなくらいフランクな、身近な雰囲気のお二人でした。すごくお話ししやすかったです。
伊藤美誠選手が現場にいたときはリオ五輪のメダルを見せてくれて。撮影シーンは一緒じゃなかったんですけど、控室が一緒で、「見せたかったんです―!」ってすごい無邪気に持ってきて、掛けてくださいって来てくれて、なんかギャップがすごいなって思いながらも嬉しくて…。メダルは重かったです。でもその重みは、きっと選手の皆さんのこれまで何年もかけて練習してきて試合に挑んできたんだものなんだと感じました。この映画をきっかけにもっとラケットを持ってくれる人が増えれば、撮影に協力してくれた選手の皆さんに恩返しになるかなと思います。

成河広明プロデューサー


映画『ミックス。』は多満子とハギをはじめとする不器用で欠点だらけの市井の人々の愛と笑いと感動の物語。そんな登場人物たちの恋や人生に大きな影響を与えるこの映画最大のモチーフとなるのが“卓球”です。だから、どうしても実際の卓球選手の皆さんにご出演してもらいたく、人伝てに恐る恐るアプローチしました。だって完全に門外漢ですから(笑)厳しい練習の合間の貴重な休みを使ってトップ選手たちが撮影現場に来てくれた時、スタッフ、キャスト全員で“感謝と感激”で心がいっぱいになったことを覚えています。現場で選手の皆さんが口を揃えておっしゃっていたのが「たくさんの人に卓球を好きになって欲しい!!」ということ。トップアスリートは本当に卓球を愛しているんだと改めて思い、我々もまた選手の皆さんと卓球をより一層に好きなりました。

石川淳一監督


水谷選手はシャイな好青年で、緊張もされていたようでやや芝居が固かったんですが、いつもの水谷選手らしくとお願いして自然体で演じていただきました。石川選手は華がありお芝居もノリノリで女優向きなので今後もどんどん女優として出たらいいと思います。

ミックス。 ポスター



映画『ミックス。』は2017年10月21日(土)、全国東宝系ロードショー。

(C)2017『ミックス。』製作委員会

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