戸次重幸、妻・市川由衣が妊娠中に「父親の自覚は芽生えていた」

西条みつとし主宰の劇団・TAIYO MAGIC FILMの舞台を岡野真也&内山理名のW主演で映画化する『ゆらり』の追加キャストが発表となった。

映画『ゆらり』戸次重幸ら追加キャスト発表





映画『ゆらり』は、古都・石川県の老舗旅館「赤木箱」を舞台に、「あの時、伝えられなかった想い」を抱える人々が、時を超えて家族の絆を取り戻す姿を、笑いと涙で描いたヒューマン・ファンタジー作品。

ゆらり 内山理名



お笑い芸人として活躍後、放送作家に転向、人気芸人のコントを手掛ける一方、映画やドラマの脚本家として活躍、さらに劇団「TAIYO MAGIC FILM」を主宰する西条みつとしが、2013年、2015年に上演して好評を博した同劇団の代表作を、西条自身の脚本で映画化する。

現在、未来、過去の三部構成となる本作で、現在のシーンで老舗旅館「赤木箱」の女主人・泉凛香を岡野真也、未来のシーンで凛香の娘でシングルマザーとして一人息子を育てる木下ゆかりを内山理名がW主演で演じる。メガホンをとるのは、数々のドラマやMVを手掛け、本作が劇場映画初監督となる横尾初喜監督。

このたび本作の追加キャストが発表となった。

ゆらり 追加キャスト1



第1部である現在のシーンで、生き別れた娘がバイトをしていると知り、石川県の民宿「赤木箱」にやってくる中年の男・高山役を戸次重幸、自分は父親に捨てられたと思っている娘役を萩原みのり、さらに高山の想いを知り、一緒に民宿までやってくる後輩の保科役を遠藤久美子、岡野真也演じる娘と狂言誘拐を計画する凛香の夫・孝介役を山中崇が演じる。

ゆらり 追加キャスト2



第2部である未来のシーンでは、内山理名が演じる凛香の娘でシングルマザーである木下ゆかりの別れた夫・正樹役を平山浩行、第3部である過去のシーンで23歳の凛香が、東京でうまくいかなかったイライラをぶつけてしまう母・美和役を鶴田真由、なだめる父・幸雄役を渡辺いっけいが演じる。

今回の情報解禁に併せて、戸次重幸、萩原みのり、鶴田真由からのコメントがシネマズに到着している。

戸次重幸/高山役


父親役はこれまでも何度もやらせていただいていたのですが、今回の様にここまで複雑な事情を背負った父親を演じたのは初めての経験でした。ただ撮影当時妻が妊娠中でしたので、父親の自覚はすでに芽生えていたのを覚えています。それが今回の役を演じるに当たり自分を後押ししてくれました。ですから、娘役の萩原さんが自分の想いを吐露するシーンでは、自然に涙が流れました。不思議な時系列が魅力の作品です。是非ご覧ください。

萩原みのり/瞳役


ある日突然お父さんが帰ってこなくなった。"嫌い会いたくない"の言葉で寂しさを閉じ込めても、どうしても溢れ出てくる"会いたい大好き"の気持ち。どうやったって家族のことを嫌いになんてなれるわけがなくて。戸次重幸さん演じるお父さんに、精一杯、愛をぶつけました。お父さんっ子の私は、父がいなくなったら、を考えただけで涙が止まりませんでしたが、いてくれることも当たり前だけど、いつかいなくなることも事実で。観終わった後に家族にお礼を言いたくなるような、大好きと伝えたくなるような、そんな作品です。

鶴田真由/美和役


見ているうちに気が付いたら時空を超えて物語が進んでいく、そんな脚本にとても魅力を感じました。親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちは、いつの時代も変わらず「愛」がベースにあるのだと思います。そして、私の役もまた、娘を思いやる、ちょっとだけふわりと緩やかな母の役です。おっとりとしていて、ちょっぴり天然。そんなお母さん像を自分なりに作り上げました。ラストシーンの娘との食事のシーンは、岡野さんがとても頑張ってくれて素敵なシーンになったと思います。是非、ご覧ください。




映画『ゆらり』は2017年11月、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開予定。

(C)2017映画「ゆらり」製作委員会

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