300名ものユダヤ人を救った、動物園の園長夫妻の物語

ダイアン・アッカーマンのノンフィクション小説を原作に、ユダヤ人を動物園に匿い、300名もの命を救った夫婦の姿を描く映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』の予告映像が解禁となった。

動物園の地下室を秘密の隠れ場所に


ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命 サブ8



1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤンとアントニーナ夫妻は、ヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいた。アントニーナの日課は、毎朝、園内を自転車で巡り動物たちに声をかけること。時には動物たちのお産を手伝うほど、献身的な愛を注いでいた。しかしその年の秋には、ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。動物園の存続も危うくなる中、夫のヤンから「この動物園を隠れ家にする」という驚くべき提案をされる。人間も動物も、すべての生けるものへの深い愛情を持つアントニーナはすぐさまその言葉を受け入れた。ヤンがゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)に忍び込みユダヤ人たちを次々と救出し、動物園の檻に忍び込ませ、アントニーナは得意のピアノや温かい食事で、彼らの傷ついた心を癒していく。時にそのピアノの音色は「隠れて」「逃げて」などの合図になることもあった―。この“救出活動”がドイツ兵に見つかったら自分たちだけでなく我が子の命すら狙われてしまう。夫のヤンが不在になることも多い中、アントニーナはひとり”隠れ家“を守り、決してひるむことなく果敢に立ち向かっていった。いくつもの危険を冒しながら、いかにして300もの命を救ったのか――

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命 ポスター



映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』は、第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻が、ユダヤ人を動物園に匿い、300名もの命を救った姿を描いた、知られざる感動の実話を描く作品。ダイアン・アッカーマンのノンフィクション小説「ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語」を原作に、このたび映画化される。

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命 サブ3



主演は、『ゼロ・ダーク・サーティ』でCIAの女性分析官を演じたジェシカ・チャステイン。メガホンをとるのは、『スタンドアップ』のニキ・カーロ監督。

このたび解禁となった予告は、ジェシカ・チャステイン演じる動物園を営むアントニーナが、ドイツの支配下となったポーランドで何千ものユダヤ人が殺されている状況を目の当たりにし、自らの命の危険を冒しながらも、すべての人間・動物の命を愛し救おうと、信念を貫き通した彼女の強さと優しさが溢れる感動の映像となっている。

映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』は、2017年12月TOHOシネマズみゆき座ほかにて全国公開。


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