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「生きること」を全肯定する青春映画『エンドレス・ポエトリー』
「生きること」を全肯定する青春映画『エンドレス・ポエトリー』
アレハンドロ・ホドロフスキー監督による自伝的映画『エンドレス・ポエトリー』の予告動画が解禁となった。
88歳のホドロフスキー監督が贈る、“真なる生”への招待状
物語は、ホドロフスキー一家が故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移住するところから始まる。青年アレハンドロは、自分への自信のなさと抑圧的な両親との葛藤に悩み、この環境から脱し何とか自分の道を表現したいともがいていた。ある日、アレハンドロは従兄リカルドに連れられて、芸術家姉妹の家を訪れる。そこでは、古い規則や制約に縛られない、ダンサーや彫刻家、画家、詩人など若きアーティストたちが共に暮らしていた。彼らと接していく中でアレハンドロは、それまで自分が囚われていた檻から、ついに解放される。エンリケ・リンやニカノール・パラといった、後に世界的な詩人となる人物たちとの出会いや、初めて恋に落ちたステジャ・ディアスとの会遇によって、アレハンドロの詩的運命は、新たな未知の世界へと紐解かれていく――
映画『エンドレス・ポエトリー』は、2017年2月に88歳を迎えたチリ出身の映画監督、『エル・トポ』のアレハンドロ・ホドロフスキーによる自伝的作品で、フランス、チリ、日本の共同製作作品。
アレハンドロ・ホドロフスキー監督
様々な悩みや葛藤を抱えた青年時代のアレハンドロ・ホドロフスキー監督が当時チリで出会った詩人、アーティスト、パフォーマーなど、アヴァンギャルドなカルチャー・シーンの人々との交流を、虚実入り交じったマジック・リアリズムの手法で描く。2014年に23年ぶりの新作として公開された『リアリティのダンス』の続編となる。
前作に引き続き、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の長男であるブロンティス・ホドロフスキーがホドロフスキーの父親を、青年となったホドロフスキーを、末の息子であるアダン・ホドロフスキーが演じる。撮影監督は『恋する惑星』のクリストファー・ドイル。アレハンドロ・ホドロフスキー監督とタッグ組むのは本作が初となる。
このたび解禁となった予告映像は、青年ホドロフスキーが、初めての恋や友情、アーティストたちとの出会いと交流を経て、囚われていた檻から解放され詩人としての自己を確立するまでが描かれ、ホドロフスキー監督のエネルギッシュな魂溢れるドラマチックなものとなっている。
映画『エンドレス・ポエトリー』は2017年11月18日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほか全国順次公開。
画像ギャラリー
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(C) 2016 SATORI FILMS, LE SOLEIL FILMS Y LE PACTE
photo:(C)Pascale Montandon-Jodorowsky
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