「平成ジェネレーションズFINAL」は、めっっっっちゃくっっっっちゃおもろい!!!



(C)「ビルド&エグゼイド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映


■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』見てきました。

めっっっっちゃくっっっっちゃおもろいやんか!!!

言葉をきっちり選んで、最高傑作ですとか90分間興奮しっぱなしでしたというフレーズを使って、感想を書こうとしたんですが、それだとどうしても今作の良さが全然伝わらないんです。

結局、難しい言葉は要りません。

めっっっっちゃくっっっっちゃおもろい!!!

このひと言に尽きます。

僕の好きなライダー映画は、

『超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
『仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』

なんですが、「平成ジェネレーションズFINAL」は、それをしのぐくらいよかったと言っても、過言ではありません。

仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル



年末のライダー映画は「MOVIE大戦」として、現行のライダーと前作のライダーが同じスクリーンで見られる、お祭り作品として恒例になってました。

それが2016年に「平成ジェネレーションズ」に変わり、前作だけでなくレジェンドライダーも登場。

エグゼイド、ゴーストに加えウィザード、鎧武、そしてドライブの共闘で胸を熱くさせてくれました。

仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー



『仮面ライダードライブ』からブレイク果たし立ての竹内涼真さん、『仮面ライダーウィザード』からは白石隼也さんという感じで、作品の看板張ってた二人が出演してくださり、4人同時変身はファンを大いに湧かせました。

そんな前作を経ての今作「平成ジェネレーションズFINAL」。当然期待値は高くなってしまってたんですが、そんなハードルは開始5分ほどで軽々と超えていきました。

近年は年末のライダー映画にて、最新のライダーの変身テクノロジーに前作の要素を組み込み、映画のみの豪華コラボライダーが登場するというのが恒例になりつつありましたが、今回はありません。

エグゼイドのフルボトルが劇中に出てくるものの、ビルドドライバーにエグゼイドフルボトルを挿して変身した姿は、エグゼイドがビルドドライバーを巻いているディケイドパターンだったりします。

「なんだ、今回コラボライダーはないのか」とがっかりされた方、肩を落とす必要は全くありません。

そのシーンが今回なくなった分、ドラマが超濃厚になってるんです。

複数のライダーが共演できる設定として、今までも取り入れてきたパラレルワールドという超便利設定が今回も用いられてます。

パラレルワールドと言ってしまえば、何でもありにできるかと思われがちですが、何でもできる分、お客さんが冷めてしまう範囲までの線引きが非常に難しく、しかし小さくまとまってはなんの面白みもないという、実は相当繊細な設定なんです。

しかし「平成ジェネレーションズFINAL」はそんな心配もなんのその、見事に違和感なく、いとも簡単に成立させていて、冒頭から一気に引き込まれました。

「ビルド」と「エグゼイド」のドラマは相当上質。

さらに2016年の「平成ジェネレーションズ」よりも先輩ライダー達の演出が熱盛。

コラボライダーシーンがなくなった分、レジェンドライダー達のドラマをたっぷりしっかり見ることができます。

ひとりひとりの初登場シーンから丁寧にじっくり撮り、変身シーンもファンが見たい感じの演出やエフェクトが加えられてたりして、「さすが上堀内監督!」と唸った回数は両手でも収まりきりません。



(C)「ビルド&エグゼイド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映


ブレイクして帰ってきた福士蒼汰さんが演じる如月弦太郎が、ちゃんと弦ちゃんしてるし、大杉先生とJKの絡みが『仮面ライダーフォーゼ』パートを絶妙に印象残す役割を果たしてるし、前作出られなかった鎧武の佐野岳さんもようやく出演されて、去年のモヤモヤは解消。



(C)「ビルド&エグゼイド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映


上堀内監督というのも相まって、『仮面ライダーゴースト』パートも御成の立ち振る舞いでインパクトを与えてるし。

どのレジェンドライダー達もきちっと目立ってるんです。

その中でもレベル違いに丁寧、上質、感動だったのは『仮面ライダーオーズ/OOO』のパート。

悪いこと言いません、とにかくこの映画見る前にオーズの最終回見直しておいてください。

第32話「新グリードと空白と無敵のコンボ」



渡部秀さん、あなたはほんとすごいです。僕らが見たい表情を、寸分狂わない感じで見せてくれるんですから。

三浦涼介さん、あなた以外にアンクを演じられる人間なんていないと、数年の時を経て再確認させていただきました。

もう一回言いましょう。

この映画、めっっっっちゃくっっっっちゃおもろい!!!

映画まだ見てない方は急いで劇場へ!!

これから見る人はここまでで、

この下は読まないでください。



(C)「ビルド&エグゼイド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映


もう見た方、

「トゥルーエンディング」からの流れ最高っ!!!

高橋悠也さんも神やけど、大森プロデューサーも神!!!

パラドの活躍うれしい!!

これも上堀内監督が担当した「エグゼイド」39話、40話があったから!!!

檀黎斗のキャラ、当たり前やけど前作の「平成ジェネレーションズ」と比べたら全然ちゃう!!

永夢も声の出し方が別人かと思うくらいちゃう!!

あとあれですよ!!! せーのっ!

財団Xの、あの感じたまらーん!!!

そしてバイクシーンヤバすぎ!!!

あのシーンのポスター欲っしいい!!

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】
第31回:仮面ライダーを盛り上げる要素のひとつ。魅力的な“ベルト音声”を語る
第30回:竹内涼真の魅力を堪能するなら『仮面ライダードライブ』は必見。影の立役者にも注目!
第29回:渡部秀&大東駿介の『BRAVE STORM ブレイブストーム』は東映特撮ファンにもオススメ!

以前の記事はこちらから

【オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典】も公開中!

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!